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【pickupニュース】住宅ローン借り換えで100万円以上得をするユーザーが約3分の2!

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MFSが住宅ローン借り換えユーザーに関する調査結果を公開
オンラインベースでの住宅ローンや不動産投資にかかるサービスを展開する株式会社MFSは4日、住宅ローン借り換えユーザーに関する調査レポートをまとめ、その内容を公表しました。

調査は、同社の「モゲチェック」において、住宅ローン借り換えサービスを2019年2月4日~2020年2月6日の期間に利用した、1,996人を対象に行われました。なお調査実施時期は、2020年2月28日となっています。

・借り換え前の金利分布
【変動金利】
1%未満:35%
1%台:43%
2%台:16%
3%台以上:6%

【固定金利/固定特約】
1%未満:14%
1%台:53%
2%台:14%
3%台以上:19%

【平均金利】
変動金利:1.51%
固定金利:1.95%

まず、調査対象ユーザーの借り換え前における住宅ローン金利の分布を調べると、変動金利型選択者では、「1%未満」が35%、「1%台」が43%でした。2%台以上の金利で借りている人も少なくなく、22%にのぼっています。

さらに固定金利および固定特約利用者の場合、「1%未満」は14%で、「1%台」が過半の53%、2%台以上で借りている人は33%にもなり、とくに「3%台以上」の人が約2割となっていました。

全体を平均すると、変動金利型が1.51%、固定金利型で1.95%になります。MFSによると、現在、住宅ローンの借り換えを行った場合、およそ0.4%~0.5%台の金利が適用されるようになっていることから、1.0%以上の金利で借り入れているならば、借り換えによる金利削減、経済的メリットが得られる可能性が高いとされています。

よって、上記の分布結果とあわせてみると、その該当者は変動金利型で65%、固定金利型で86%になる計算です。

COVID-19の流行でさらにメリットは拡大か?
・借り換えメリット額の試算
【全体額】
0~99万円:35%
100~199万円:19%
200~299万円:13%
300~399万円:8%
400~499万円:7%
500万円以上:18%

【毎月返済額】
0~0.5万円:48%
0.5~1万円:22%
1~1.5万円:12%
1.5~2万円:7%
2万円以上:11%

住宅ローンの借り換えを行った場合、どのくらいの金銭的メリットがあるか、0.41%の変動金利に借り換えが行えたとして試算すると、合計額では「0~99万円」の帯域が最多で35%でしたが、残る全体の約3分の2、65%のユーザーは100万円以上のメリットが見込まれました。「500万円以上」が期待されたケースも18%にのぼっています。

毎月の返済額でみても、「0~0.5万円」が最多で約半数、48%となるものの、3割では1万円以上の軽減が見込めました。このうち1割超は「2万円以上」で、かなりまとまった削減になると推計されています。

2016年1月にマイナス金利が導入され、同年度の借り換え件数は通常年度の倍近くまで急増しましたが、現在もなお、返済計画を見直して借り換えを決断することなく、当初の相対的に高い金利のまま、支払いを続けている人が多いことがうかがわれました。

・住宅ローン借り換えでの重視ポイント
金利の安さ:54%
団信保障内容の充実化:37%
固定金利希望:9%

住宅ローンの借り換えを行うにあたり、重視したいポイントとしては、やはり「とにかく金利が安いもの」として、金利を優先的にチェックするとした人が54%と半数を超えました。固定金利への借り換えを望む人は、わずか9%にとどまり、少数派となっています。

金利低下が続く昨今の傾向から、将来の金利上昇リスクを懸念する向きは少なく、安い変動金利型での借り換え志向が強まっていることが分かりました。

また、「団信の保障内容も充実化させたい」という回答が37%にのぼり、住宅ローンの利用にあたって、金利だけでなく、総合的な価値を合理的に判断したい、リスクへの備えも含めた安心とお得のメリットを最大化させたいと考える人が多くなっている点も注目されるポイントでしょう。

・今後の見通し
COVID-19の感染拡大による経済打撃
国債価格の上昇と金利の大幅下落
固定金利を中心に住宅ローン金利もさらに低下か

現在、新型コロナウイルス感染症の世界的な広がりによって、あらゆる方面へとその影響が及び、経済は大打撃を受けるものとなっています。今後の収入や資産運用における不安を抱えている人も多いと推察されますが、一方で投資家が株式から安全資産である国債に資金を振り分ける動きが加速し、国債価格が上昇、金利は大きく下落するという流れも生まれています。

米連邦準備理事会(FRB)の緊急利下げも行われ、金利はさらに低下しており、新型コロナウイルス関連の報道が急増した2月初旬に比べると、10年国債の利回りは3月4日時点で約0.1%の低下となりました。

MFSでは、4月の住宅ローン金利が固定金利を中心に、さらなる低下をみせる可能性を指摘し、家計防衛策としての住宅ローン借り換えは、より一層検討する価値のあるものになってきていると提言しています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社MFS プレスリリース
https://www.mortgagefss.jp/pressrelease/970/

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