収益物件
2019/12/18
【pickupニュース】19年11月都心大規模ビルの空室率、半年ぶりに0.6%台
日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
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・調査定義
都心5区:千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区
大規模ビル:基準階面積200坪以上の賃貸オフィスビル
現空面積:現在テナント未入居で契約後すぐ入居可能な物件面積の合計
募集面積:各統計日時点で公開されているテナント募集面積の合計
なお、この調査における語句の定義は上記のようになっており、統計開始日は1994年1月1日です。
2019年7~9月期の実質GDP成長率は、2次速報値で大幅に上方修正され、好調さがみられるものとなりました。しかし10~12月期は消費増税に伴う駆け込み需要の反動や、各地に甚大な被害をもたらした台風19号など自然災害の影響により、大幅減が見込まれています。
直近のデータはこうした動向を示していますが、ニッセイ基礎研究所の長期予測では、今後3年間のGDP成長率を0.8%、0.6%、0.8%と、緩やかながらプラス成長を続ける見込みとなり、安定した市場環境の予想になっています。
また、オフィス市況に大きな影響を及ぼす完全失業率は低く維持されており、前月比横ばいの2.4%で10月も推移、さらにその先行指標となる新規求人倍率が、前月より0.16ポイント上昇するなど、労働需給の引き締まった状態が続いていると報告されました。
・都心5区大規模ビルの空室動向
空室率:0.68%(前月比-0.04ポイント)
現空面積:44,771坪(前月比-3,979坪)
2019年11月の東京都心5区大規模ビルにおける空室率は、前月より0.04ポイント低下し、0.68%となりました。きわめて低い空室率が続く中、およそ横ばいで推移していますが、わずかに低下したことで半年ぶりに0.7%を割り込み、0.6%台へと突入しました。
今期は大規模ビルの竣工がなく、既存ビルにおけるわずかな空室床が消化されることで、空室率の低下になっています。需要の底堅さに変化はみられず、今後も当面ごく低水準での推移を続けると考えられます。
こうした状況から現空面積も前月より1割程度減少し、45,000坪を下回って44,771坪となりました。

募集賃料:坪あたり31,177円(前月比+297円)
募集面積:208,135坪(前月比-5,654坪)
2019年11月における東京都心5区大規模ビルの募集賃料は、共益費込みで1坪あたり31,177円となりました。前月より297円上昇し、2009年2月以来の31,000円台を記録するにいたっています。市場に漂い始めた天井感から、これ以上は伸び悩むかとみられた賃料も、ごく低い空室率と旺盛な需要を背景に緩やかなプラス基調を続け、10年9カ月ぶりの31,000円台という高値になりました。
貸し手であるビルオーナー優位の市況に変化はなく、募集条件を見直すケースも目立ち、平均募集賃料が押し上げられてきています。募集面積も減少傾向で、前月より5,654坪減って、208,135坪となりました。
・完全失業率の推移
2009年7月:5.5%
2019年10月:2.4%
今後3年間は2.5%前後での小幅な変動か
総務省の労働力調査によると、直近の2019年10月における完全失業率は2.4%でした。直近でピークの値を記録した約10年前の2009年7月は5.5%であったことから、比較すると3ポイント以上低下しています。
こうした失業率の低下は就業者数の増加につながり、2013年以降続く旺盛なオフィスニーズ拡大の背景となってきました。しかし今後これ以上の低下は見込めない予測が広がっており、ニッセイ基礎研究所も今後3年間は2.5%前後での小幅な変動になるとみています。
鮮明になった失業率の下げ止まりと、進む少子高齢化での生産年齢人口の減少から、就業者数は徐々に減少していくと考えられ、それに伴うオフィスニーズの縮小が、将来の市況として懸念されるでしょう。現時点では安定した堅調さのある市場動向ですが、今後の変化には注意が必要な報告ともなりました。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像は三幸エステート「オフィスマーケットレポート 東京都心5区大規模ビル 12月号」公開資料より)
▼外部リンク
三幸エステート株式会社 「オフィスマーケットレポート」資料提供ページ
https://www.sanko-e.co.jp/data/report/201912
今回ピックアップするニュースはこちら!
三幸エステートが最新のオフィスマーケットレポートを公開
三幸エステート株式会社は17日、2019年11月期の全国主要都市におけるオフィス賃貸動向をまとめたマーケットレポートを公開しました。東京都心5区大規模ビルのほか、大阪市大規模ビル、名古屋市、札幌市、仙台市、福岡市の市場データと分析結果をみることができます。・調査定義
都心5区:千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区
大規模ビル:基準階面積200坪以上の賃貸オフィスビル
現空面積:現在テナント未入居で契約後すぐ入居可能な物件面積の合計
募集面積:各統計日時点で公開されているテナント募集面積の合計
なお、この調査における語句の定義は上記のようになっており、統計開始日は1994年1月1日です。
2019年7~9月期の実質GDP成長率は、2次速報値で大幅に上方修正され、好調さがみられるものとなりました。しかし10~12月期は消費増税に伴う駆け込み需要の反動や、各地に甚大な被害をもたらした台風19号など自然災害の影響により、大幅減が見込まれています。
直近のデータはこうした動向を示していますが、ニッセイ基礎研究所の長期予測では、今後3年間のGDP成長率を0.8%、0.6%、0.8%と、緩やかながらプラス成長を続ける見込みとなり、安定した市場環境の予想になっています。
また、オフィス市況に大きな影響を及ぼす完全失業率は低く維持されており、前月比横ばいの2.4%で10月も推移、さらにその先行指標となる新規求人倍率が、前月より0.16ポイント上昇するなど、労働需給の引き締まった状態が続いていると報告されました。
・都心5区大規模ビルの空室動向
空室率:0.68%(前月比-0.04ポイント)
現空面積:44,771坪(前月比-3,979坪)
2019年11月の東京都心5区大規模ビルにおける空室率は、前月より0.04ポイント低下し、0.68%となりました。きわめて低い空室率が続く中、およそ横ばいで推移していますが、わずかに低下したことで半年ぶりに0.7%を割り込み、0.6%台へと突入しました。
今期は大規模ビルの竣工がなく、既存ビルにおけるわずかな空室床が消化されることで、空室率の低下になっています。需要の底堅さに変化はみられず、今後も当面ごく低水準での推移を続けると考えられます。
こうした状況から現空面積も前月より1割程度減少し、45,000坪を下回って44,771坪となりました。

賃料はついに31,000円台へ上昇
・都心5区大規模ビルの募集動向募集賃料:坪あたり31,177円(前月比+297円)
募集面積:208,135坪(前月比-5,654坪)
2019年11月における東京都心5区大規模ビルの募集賃料は、共益費込みで1坪あたり31,177円となりました。前月より297円上昇し、2009年2月以来の31,000円台を記録するにいたっています。市場に漂い始めた天井感から、これ以上は伸び悩むかとみられた賃料も、ごく低い空室率と旺盛な需要を背景に緩やかなプラス基調を続け、10年9カ月ぶりの31,000円台という高値になりました。
貸し手であるビルオーナー優位の市況に変化はなく、募集条件を見直すケースも目立ち、平均募集賃料が押し上げられてきています。募集面積も減少傾向で、前月より5,654坪減って、208,135坪となりました。
・完全失業率の推移
2009年7月:5.5%
2019年10月:2.4%
今後3年間は2.5%前後での小幅な変動か
総務省の労働力調査によると、直近の2019年10月における完全失業率は2.4%でした。直近でピークの値を記録した約10年前の2009年7月は5.5%であったことから、比較すると3ポイント以上低下しています。
こうした失業率の低下は就業者数の増加につながり、2013年以降続く旺盛なオフィスニーズ拡大の背景となってきました。しかし今後これ以上の低下は見込めない予測が広がっており、ニッセイ基礎研究所も今後3年間は2.5%前後での小幅な変動になるとみています。
鮮明になった失業率の下げ止まりと、進む少子高齢化での生産年齢人口の減少から、就業者数は徐々に減少していくと考えられ、それに伴うオフィスニーズの縮小が、将来の市況として懸念されるでしょう。現時点では安定した堅調さのある市場動向ですが、今後の変化には注意が必要な報告ともなりました。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像は三幸エステート「オフィスマーケットレポート 東京都心5区大規模ビル 12月号」公開資料より)
▼外部リンク
三幸エステート株式会社 「オフィスマーケットレポート」資料提供ページ
https://www.sanko-e.co.jp/data/report/201912
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