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【pickupニュース】不動産投資ローンの借り換え、約半数が検討も手続きの複雑さがネック

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MFSが不動産投資に関する調査を実施
オンライン住宅ローンサービスの「モゲチェック」や不動産投資サービス「モゲチェック 不動産投資」を提供する株式会社MFSは4日、不動産投資に関する意識調査を実施し、その結果をとりまとめて公開しました。

この調査は、ゼネラルリサーチの協力を得て、2019年11月18日~11月21日の期間、年収1,000万円以上で不動産投資を実際に行っているサラリーマン男性を対象に、インターネットアンケート方式で実施され、915人から有効回答を得たものとなっています。

・不動産投資を始めたきっかけ
手取り収入や貯金が増えた:44.9%
身近な人に勧められた:25.8%
インターネット広告:12.4%
各種保険の代わり:9.6%
雑誌や電車の中吊り広告:2.6%
その他:4.7%

まず、不動産投資を始めたきっかけを尋ねると、最も多かったのは「手取り収入や貯金が増えたから」の44.9%で、次ぐ2位は「身近な人に勧められた」からの25.8%でした。3位には「インターネット広告を見て」始めたという人の12.4%がランクインしています。

年収1,000万円以上の層を対象にしたこともあり、ある程度資金に余裕が生まれたタイミングで投資を始めた人が多かったようです。

・不動産投資を始めた目的
老後の資産形成:49.5%
節税対策:27.9%
収入の増加:21.0%
その他:1.6%

不動産投資を始めた目的については、「老後の資産形成のため」という回答が最多で、約半数にのぼりました。先行き不透明感も強い中、早期から老後に備える人が増えているとみられます。2位は「節税対策」の27.9%でした。

身近な人の情報頼み?借り換え実施済みはごく少数
・不動産投資におけるローンの借り換え検討経験
あり:49.4%
なし:46.8%
実施済み:3.8%

資金的余裕が生まれたことがきっかけでも、まとまった額が必要になることから、ローンを利用することが一般的である不動産投資、気になるのは金利です。そこで不動産投資ローンの借り換えを検討したことがあるかどうか尋ねると、およそ半数の49.4%の人があると回答しました。

検討したことがない「いいえ」の人は46.8%で、実際に借り換えを行った経験のある「実施済み」という人は、わずか3.8%にとどまっています。

・不動産投資ローンの借り換え検討時におけるきっかけ
身近な人に勧められた:53.1%
インターネット広告:38.7%
雑誌や電車の中吊り広告:5.8%
その他:2.4%

続いて、借り換えを検討したことがあるとした人を対象に、何がきっかけだったかを問うたところ、「身近な人に勧められた」という人が最多の53.1%になっていました。不動産投資を始めた際のきっかけでも、「身近な人に勧められた」ことを挙げる人が2位で4人に1人超と比較的多く、日頃から付き合いのある人から得られる情報が、かなり投資行動に影響を与えているさまがみてとれます。

また、2位は「インターネット広告」の38.7%となり、このトップ2の合計は9割を超えています。

・借り換え検討で最も悩ましい点
手続きの複雑さ:44.2%
借り換え先の選定:31.2%
借り換えできる基準を満たすかどうか:13.4%
借り換えタイミング:6.8%
運営会社の信用:3.5%
その他:0.9%

ローンの借り換えを検討したことがある人は多かった一方、実際に踏み切った人はごく少数であったため、借り換えを検討する上でネックになっているポイントを探るため、最も悩ましいと感じることを挙げてもらうと、1位は「手続きの複雑さ」の44.2%でした。

これに次ぐ2位は「借り換え先の選定」の31.2%で、やはり少しでも低い金利で利益を出したいと考える以上、どこを対象に選ぶかはその後を左右する最重要事項となり、大きな悩みどころになっているとみられます。

以下、「借り換えできる基準を満たしているかどうか」の13.4%、「借り換えをするタイミング」6.8%、「運営会社の信用」3.5%などと続きました。

金融機関における借り換え手続きは複雑かつ煩雑な場合も多く、内容をしっかり理解して進めなければ、収入と返済のバランスを崩して困難を生じたり、かえって損になったりするケースもあるため、慎重にならざるを得ません。一般からは見えにくい仕組みや最適なタイミング、会社の信用度などとあわせ、借り換えの判断は、投資家を大いに悩ませるところとなっているようです。

実際に借り換えを行って失敗したというエピソードでも、「手続きが凄く面倒」、「金利が高いところを選んでしまった」、「タイミングが悪く月によって金利が違う」といった声が寄せられました。

・借り換えに失敗しないためのポイント
しっかりとしたシミュレーション(30代/会社員)
実績のあるところを選定(40代/会社員)
安定金融機関から将来の金利変動が少ないプランで選定(50代/会社員)
金利の安さ(50代/経営者・役員)

借り換えに失敗しないためにすべきだと思うことや、どういった借り換え先を選ぶか、自由コメントで尋ねた結果では、実績のある金融機関、信用のおける安定した金融機関を選ぶことがまず前提とされ、しっかりとしたシミュレーションを行うところから始めるのがポイントといった意見が寄せられています。

金利が安いことはもちろんチェックポイントですが、「現在の借り入れ条件より将来の金利変動が少ないプラン」を選定し、リスクに備えるという声もみられました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社MFSによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000090.000014407.html

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