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【pickupニュース】19年11月のフラット35金利、半年ぶりに上昇

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住宅金融支援機構が最新の金利情報を公開
独立行政法人住宅金融支援機構は1日、取扱金融機関が提供する「フラット35(買取型)」の2019年11月における適用金利情報を発表しました。

ここで示されている借入金利は、2017年10月1日以後に申し込みを行った利用者に適用されるもので、新機構団信付きの場合を標準として算出していることから、加入する団体信用生命保険の種類などにより、実際の適用金利は異なるものとなります。

・金利計算方法
新機構団信(デュエット(夫婦連生団信)):掲載金利+0.18%
新3大疾病付機構団信:掲載金利+0.24%
団体信用生命保険未加入:掲載金利-0.20%

加入保険ごとの金利計算式は上記のようになり、未加入の場合として示したように、健康上の理由やその他何らかの事情から、団体信用生命保険に加入しない場合でも「フラット35」を利用することは可能です。ただし、利用者に万一のことがあった場合、債務の返済義務が残り、相続した遺族が返済しなければならなくなることに注意が必要となっています。

・「フラット35」の金利動向
【融資率9割以下】
金利範囲:年1.170%~年1.870%(前月年1.110%~年1.870%)
最頻金利:年1.170%(前月比+0.060%)

【融資率9割超】
金利範囲:年1.430%~年2.130%(前月年1.370%~年2.130%)
最頻金利:年1.430%(前月比+0.060%)

借入期間を最長35年とする全期間固定金利型住宅ローンの「フラット35」における2019年11月の取扱金融機関での提供金利は、融資率9割以下の場合で、最低が年1.170%と前月より0.060%上昇、最高は年1.870%で前月と同値でした。

最も適用ケースの多い最頻金利は、最低と同じ年1.170%で、こちらも前月より0.060%の上昇となっています。年金利範囲の上限である最高値は、今年7月から変化していませんが、最低値および最頻金利の値は緩やかに低下を続けていたため、今回、6カ月ぶりの上昇になりました。

融資率9割超の場合も、金利範囲の最低が年1.430%と前月より0.060%上昇、最頻金利もこれと同じで0.060%の上昇になる年1.430%でした。最高は年2.130%で、前月と同じです。

フラット50では金利範囲の最低・最高とも上昇
・「フラット20」の金利動向
【融資率9割以下】
金利範囲:年1.120%~年1.820%(前月年1.060%~年1.820%)
最頻金利:年1.120%(前月比+0.060%)

【融資率9割超】
金利範囲:年1.380%~年2.080%(前月年1.320%~年2.080%)
最頻金利:年1.380%(前月比+0.060%)

借入期間を15年以上20年以下で選択して利用する場合の固定金利型住宅ローン「フラット20」では、融資率9割以下の場合で提供金利の最低が年1.120%、最高が年1.820%となりました。前月に比べると最低値が0.060%上昇しています。最高値に変化はなく、範囲が狭まっていました。最頻金利は最低金利と同じ年1.120%で、前月に比べこちらも0.060%の上昇になっています。

融資率9割超の場合では、金利範囲が最低で年1.380%、最高で年2.080%となり、やはり最低値が前月より上昇、最高値は同じでした。最頻金利は提供金利の最低と同じ年1.380%で、前月より0.060%上昇しています。

・「フラット50」の金利動向
【融資率9割以下】
金利範囲:年1.540%~年2.040%(前月年1.480%~年1.980%)
最頻金利:年1.540%(前月比+0.060%)

【融資率9割超】
金利範囲:年1.800%~年2.300%(前月年1.740%~年2.240%)
最頻金利:年1.800%(前月比+0.060%)

長期優良住宅の認定を受けた住宅を取得する際に利用可能な、借入期間を36年以上50年以下とする固定金利型住宅ローン「フラット50」では、融資率9割以下の場合で、提供金利の最低が前月より0.060%上昇、年1.540%となりました。最高値も0.060%上昇し、年2.040%となっています。最頻金利は最低と同じ年1.540%で、やはり前月より0.060%の上昇でした。

融資率9割超の場合は、金利範囲の最低が前月より0.060%上昇して年1.800%に、最高が同じく0.060%上昇して2.300%となっています。最頻金利も金利範囲の最低値である年1.800%で、前月に比べると0.060%上昇しました。

11月は「フラット35」と「フラット20」で最低金利・最頻金利が、「フラット50」で最低、最高両方の金利値および最頻金利が、いずれも0.060%の引き上げになりました。これまで緩やかな金利の低下傾向が続いていましたが、変化の兆しがみられており、今後の動向が注視されます。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は住宅金融支援機構「「フラット35」借入金利の推移」公開資料より)


▼外部リンク

独立行政法人住宅金融支援機構 最新の金利情報案内ページ
https://www.simulation.jhf.go.jp/

「「フラット35」借入金利の推移」 資料提供ページ
https://www.flat35.com/kinri/kinri_suii.html

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