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【pickupニュース】年金不安で住み替え進むも7割は売却活動に不満

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すむたすがマンション住み替えに関するアンケート調査を実施
中古マンションのオンライン直接買取サービス「すむたす買取」を提供する株式会社すむたすは26日、マンションの住み替えにおける実態を探るべく、売却経験者を対象としたアンケート調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

この調査は、関東地方に居住し、住み替えによるマンション売却経験がある30代以上の男女を対象として、インターネットアンケート方式で2019年7月8日~7月13日に行い、312人から有効回答を得たものとなっています。

・公的年金への不安
非常に感じる:35.9%
やや感じる:36.2%
どちらともいえない:16.0%
あまり感じない:10.3%
全く感じない:1.6%

まず、老後の生活における公的年金について、どう思うか尋ねたところ、「非常に不安を感じる」人が35.9%、「やや不安を感じる」人が36.2%で、実に72.1%もの人が不安を抱いていました。全く不安はないとした人は、わずか1.6%となっています。

年代別の分析では、とくに40代で不安を感じている人が多く、収入格差の拡大や、子どものいる家庭では教育費が増大する時期にあたるなどの影響があるものと考えられました。

・老後の生活資金確保で予定していること
貯金・節約:58.3%
資産運用:39.7%
仕事の継続:23.1%
地方移住:16.3%
家の住み替え:15.7%
副業の実施:15.4%
転職:9.3%
資格の取得:8.7%
起業:7.7%
その他:1.9%
とくになし:17.6%

老後の生活資金を安定して確保するため、予定していることを尋ねた結果では、「貯金・節約」が圧倒的トップで58.3%となったものの、「地方への移住」が4位で16.3%、「家の住み替え」が5位の15.7%と、“住”に関する項目も上位に入り、トップ5中2つを占めていました。

単純に節約して貯蓄するだけでなく、所有する不動産の売買を通じて資金を確保しつつ、老後にあった住まいを得ていきたいという志向がみられます。年代別では、とくに30代で住み替えや地方移住を考えている人が4割前後と多くなっていました。

・65歳以降の住み替え後居住物件予定
購入マンション:51.6%
購入戸建て:34.9%
賃貸マンション・アパート:31.7%
賃貸戸建て:28.6%
わからない:14.3%
その他:1.6%

65歳以降の住み替え居住物件として、どのような形態を考えているか問うたところ、1位は「購入したマンション」で51.6%と過半にのぼっていました。年齢を重ねても安心して住める、終の棲家としてのマンション購入ニーズは、かなり高いようです。なお、2位は「購入した戸建て」の34.9%、3位が「賃貸したマンション・アパート」の31.7%でした。

売却では初期見積より低下するなど成約価格に不満多し
・住み替えによるマンション売却経験回数
1回:73.7%
2回:14.1%
3回:6.4%
4回:2.2%
5回以上:3.5%

これまでのマンションの売却経験回数を尋ねた結果では、「1回」のみが圧倒的に多い73.7%で、複数回経験した人は4人に1人程度となっていました。「5回以上」の経験者も3.5%みられますが、複数回の経験者でも「2回」が14.1%と大半で、あまり多く売却活動を経験してはいません。

・住み替え理由
住環境の改善:40.4%
売り時だった:24.7%
資金確保:18.3%
転勤:17.0%
結婚:13.8%
自身や子どもの通勤・通学:13.5%
家族と同居するため:9.3%
家族や自身の子育て・出産:8.0%
家族や自身の介護:6.4%
子どもの独立:6.1%
その他:6.1%

これまでのマンション売却時における住み替え理由では、「住環境の改善」が最多の40.4%で、次いで「売り時だったから」の24.7%、「資金確保」の18.3%となりました。意外にもライフイベントの大きな変化は理由のトップ3に入らず、年金不安から資金確保の手段として住み替えを考えている人が一定数いたように、すでに実際に資金の確保や資産運用で、マンションという不動産売買を行っている人も多いことが判明しました。

・売却活動時の不満
最終成約金額が想定よりも低かった:26.0%
見積もり時の査定金額が低かった:19.9%
手数料が高かった:17.3%
売却活動全体の期間が想定より長かった:16.3%
最終成約金額が長期間確定せず不安だった:11.2%
査定価格と最終成約金額が大きく乖離していた:11.2%
不動産会社担当者の対応:10.9%
契約手続き:10.9%
内見対応:9.3%
査定依頼から査定金額が分かるまでが長かった:8.7%
購入希望者からの価格交渉:8.3%
その他:1.9%
不満点はない:31.4%

自身の住み替えにおける売却活動については、「不満点なし」とした人が31.4%で、残る約7割の人は何らかの不満を感じていました。その内容としては、「最終的な成約金額が想定よりも低くなった」という26.0%を筆頭に、「見積もり時の査定金額が低かった」が19.9%、「手数料が高かった」17.3%など、金額面の不満が目立ちました。「査定価格と最終的な成約金額が大きく乖離していた」という人も11.2%みられています。

また、売却期間や成約金額の確定までにかかった期間の長さを挙げる人も多く、時間的コストに加え、本当に売れるか、いつどのくらいで売れるのかと、常に気にしていなければならない精神的ストレスが不満につながっていると考えられました。

その他、やりとりする業者担当者の対応や契約手続き、内見対応などで不満やストレスを感じたという声もみられます。

・初期見積もりと成約価格の差分割合
30%超下がった:1.9%
20%程度下がった:4.5%
15%程度下がった:2.2%
10%程度下がった:10.6%
5%程度下がった:8.3%
3%程度下がった:8.0%
0%(ほぼ同じ):24.7%
3%程度上がった:5.8%
5%程度上がった:6.4%
10%超上がった:2.2%
わからない:25.3%

初期見積もりと成約価格を比較し、その差はどうであったか尋ねたところ、「わからない/覚えていない」という人がおよそ4人に1人と多く、「0%(ほぼ同じ)」人もやはり4人に1人程度でしたが、価格が上がった人は約15%であったのに対し、下がった人が47.6%と約半数にのぼっていました。下げ幅は平均9.9%で、「10%程度下がった」という回答が10.6%で多かったこととあわせてみても、1割程度下がるケースが多いようです。

また売却期間別で分析したところ、3カ月未満で完了した場合、30.8%が初期見積もりとほぼ同じ額で成約でき、下落も少なかった一方、3カ月以上の期間を要した場合では、下落した割合、下落幅ともに大きくなっていました。より良い条件での買い手が現れるまで待つつもりでも、実際には売却活動が長期になると、最終的に値下げしなければならなくなる可能性が高いといえます。

・内見者の対応回数
0回:15.7%
1~3回:54.8%
4~5回:17.6%
6~10回:8.7%
11~20回:1.6%
21~30回:0.6%
31回以上:1.0%

売却活動時における内見者の対応回数が何回だったかという問いでは、「1~3回」が最も多く54.8%で、次いで「4~5回」の17.6%、「0回」の15.7%となっていました。全体の平均回数は3.9回です。

「6~10回」で8.7%に減少していましたが、11回以上対応した人も3.2%みられ、「31回以上」対応したという人も1.0%存在していました。

仲介会社に売却を依頼すると、担当者が購入者の内見対応を行ってくれ、売主は内見対応を行わずに済むケースも多いものの、自身で対応した場合、その準備や片付け、スケジュール調整などが大変だったという声は多く、かなりストレスのかかる作業になり得ると分かりました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社すむたすによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000038198.html

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