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【pickupニュース】リフォーム・リノベは専門家に依頼が約9割

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Houzz Japanがリフォーム・リノベーションに関する調査を実施
家づくりとインテリアデザインのプラットフォーム事業を手がけ、理想の住まいをカタチにするための情報提供をグローバルに進めるHouzzの日本法人、Houzz Japan株式会社は20日、最新版となる2019年版の「HOUZZ & HOME 住宅リフォーム・リノベーション市場調査」の結果をとりまとめ、公開を開始しました。

この調査は、Houzzに登録する世界中のユーザーから、2018年中にリフォームまたはリノベーションを行った人を対象として行われているもので、日本では25~39歳のミレニアル世代、40~54歳のジェネレーションX世代、55~74歳のベビー・ブーマー世代という3つの世代で分類・集計を行っています。

回答期間は2019年4月3日~4月30日、オンラインアンケート調査方式で実施し、2,904人から回答を得て、このうちの有効回答1,936人分をデータとしてまとめたとされています。

・リフォーム/リノベーションを行った住まいについて
【建築年】
2016~2019年:7%
2011~2015年:6%
2001~2010年:22%
1981~2000年:43%
1961~1980年:17%
1941~1960年:1%
1921~1940年:0%
1901~1920年:2%

【住宅タイプ】
一戸建て(1世帯):62%
一戸建て(2世帯・3世帯):10%
マンション・アパート:28%

【自己推定住宅価値】
3,000万円未満:60%
3,000万円以上5,000万円未満:23%
5,000万円以上:17%

2018年にリフォーム・リノベーションを行った住まいについては、建築年でみると「1981~2000年」のものが最多の43%で、次いで多いのは「2001~2010年」の22%でした。住宅タイプでは、「一戸建て(1世帯)」が最も多く62%、2世帯以上の「一戸建て」は1割で、「マンション・アパート」が28%です。

自己推定の住宅価値を尋ねると、「3,000万円未満」とみる人が60%と最も多く、「300万円以上5,000万円未満」は23%、5,000万円以上の高額を見込むケースは17%でした。

・1回のプロジェクトが対象とする部屋数
平均2部屋

・リフォーム・リノベーション費用
【年間中央値】
全体:200万円(前年比横ばい)
ミレニアル:200万円
ジェネレーションX:120万円
ベビー・ブーマー:350万円

1回のリフォーム・リノベーションプロジェクトが対象とした部屋数の平均は2部屋で、費用は全体中央値が200万円、この値は2016年から3年連続で変わっていません。世代別に中央値をみると、ベビー・ブーマー世代が最も高く350万円、次いでミレニアル世代の200万円でした。

なお実施世代層では、ジェネレーションX世代と、ベビー・ブーマー世代が多く、合計で86%と約9割になっていたと報告されています。

・改修実施場所
バスルーム:28%(前年比+1ポイント)
キッチン:25%(前年比-5ポイント)
リビングルーム/ファミリールーム:25%(前年比-1ポイント)
ベッドルーム:20%(前年比-2ポイント)
ダイニングルーム:19%(前年比-1ポイント)

リフォーム・リノベーションが行われた場所として最も多かったのは、「バスルーム」で28%となり、前年より1ポイント増加していました。まず2位につけたのは「キッチン」の25%ですが、前年に比べると5ポイントの低下で、やや減少が目立ちました。同率2位には、「リビングルーム/ファミリールーム」も挙がっています。こちらは前年比で1ポイントの低下と、ほぼ前年並みでした。

続く4位は「ベッドルーム」で20%となっています。ちなみにトップのバスルーム以外の場所については、いずれも前年を下回る割合でした。

・改修の多かったポイント
【室内設備】
換気設備:29%
電気設備:26%
冷房設備:26%

【エクステリア設備】
外壁(塗装):17%
屋根:16%
窓や天窓:16%

【庭・外構】
植木鉢もしくは植木ボックス:12%
花壇:11%
フェンス:9%

部門別にリフォーム・リノベーションの多かったポイントを調べると、室内設備では「換気設備」が29%と最も多く、「電気設備」と「冷房設備」が26%で続きました。エクステリアでは「外壁(塗装)」が17%で、庭・外構では「植木鉢もしくは植木ボックス」が12%で、それぞれトップになっています。

費用支払いは現金派が圧倒的、若年層ではカード決済も
・かかった費用の中央値
バスルーム:120万円(前年比+20%)
キッチン:80万円(前年比-41%)

リフォーム・リノベーション実施にかかった費用としては、バスルームが中央値で120万円となり、前年に比べて20%上昇していたのに対し、キッチンは80万円で、前年より41%安くなっていました。バスルームは、実施場所としても唯一伸びており、リフォーム・リノベーションの重点箇所となってきているようです。

・費用の支払い方法
現金/貯金:68%
クレジットカード(国際ブランド):16%
住宅ローン:7%
クレジットカード(限定加盟店のみ利用可能):6%
リフォームローン(有担保型):6%

費用の支払い方法としては、「現金/貯金」派が圧倒的に多く、全体の68%を占めました。世代別では、ミレニアル世代が45%であるのに対し、ベビー・ブーマー世代は83%ととくに高く、年齢が上がるほど現金志向であることがうかがわれます。

2位は国際ブランドの「クレジットカード」の16%で、ミレニアル世代では比較的高い24%を占めていました。ジェネレーションX世代でも18%となっています。一方でベビー・ブーマー世代では1割を切り、7%にとどまっています。しかし「クレジットカード」の合計は、前年に比べると12ポイント増加しており、比較的若い世代から、住まいづくりでもキャッシュレス化が浸透してきていると考えられました。

・リフォーム/リノベーションの依頼先
【専門家への依頼】
全体:86%(前年比-3ポイント)
ミレニアル:88%
ジェネレーションX:83%
ベビー・ブーマー:100%

【専門家業種内訳】
工務店:27%
施工会社:15%
設計施工・リノベーション会社:15%
建築士・建築家:14%
バスルーム(リフォーム会社):8%
キッチン(リフォーム会社):7%
インテリアデザイナー/コーディネーター:7%
水まわり(リフォーム会社):5%
庭・ガーデニング:2%

リフォームやリノベーションの依頼先としては、専門家に依頼した割合が全体で86%と非常に高く、前年に比べるとやや低下したものの、基本的に専門家を頼る傾向は変わっていないことが確認されました。世代別では、ジェネレーションX世代がやや低めの83%であるのに対し、ベビー・ブーマー世代は100%と高い結果になっています。

依頼した専門家の業種では、「工務店」がトップの27%で、2位は「施工会社」と「設計施工・リノベーション会社」が15%の同率でランクインするものとなりました。これに僅差で続く4位が「建築士・建築家」の14%です。

・リフォーム/リノベーションでの重視要素
デザイン性アップ:46%
費用を最小限に:36%
機能アップグレード:36%
健康:32%
省エネ化:26%
緑や自然の取り入れ:23%
再販価値の増加:10%
スマートテクノロジー導入:6%

・世代別重視傾向
【省エネ化】
ミレニアル:6%
ジェネレーションX:32%
ベビー・ブーマー:29%

【緑や自然の取り入れ】
ミレニアル:6%
ジェネレーションX:27%
ベビー・ブーマー:29%

【スマートテクノロジー導入】
ミレニアル:11%
ジェネレーションX:5%
ベビー・ブーマー:5%

リフォームやリノベーションで重視したポイントを調査したところ、「デザイン性を高める」がトップで46%、2位が「費用を最小限に抑える」と「機能アップグレード」の36%でした。とくにジェネレーションX世代で、デザインや見た目を重視する傾向が強く、同世代の51%と、過半が重視要素に挙げたことが、トップを押し上げたと考えられています。

4位以下には、「健康を気遣ったつくり」の32%、「省エネ化」の26%、「緑や自然を取り入れる」23%などが続きました。

世代別でとくに差がみられたポイントとしては、「省エネ化」でミレニアル世代の場合、わずか6%の回答率にとどまっていますが、ジェネレーションX世代は32%と高く、ベビー・ブーマー世代も29%と高めになりました。

「緑や自然の取り入れ」についても、ミレニアル世代は消極的で6%でしたが、ジェネレーションX世代は27%、ベビー・ブーマー世代は29%と、それぞれ3割弱が重視しています。

逆にミレニアル世代での重視傾向が際立ったのは「スマートテクノロジーの導入」で、同世代が11%と1割を超えた一方、ジェネレーションX世代、ベビー・ブーマー世代は、いずれも5%と少数でした。

・2019年に実施予定のこと
模様替えや家具の購入:33%
リフォーム/リノベーション:17%
修繕工事:8%
新築:5%
引越し:5%
物件購入(中古・新築):4%

2019年に実施を予定していることを尋ねた結果では、「模様替えや家具の購入」が最多の33%で、およそダブルスコアの差をつけて2位以下を引き離しています。2位は「リフォーム/リノベーション」の17%、3位が「修繕工事」の8%でした。なお、該当する予定プロジェクトを行うにあたって、考えている予算の中央値は40万円となっています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Houzz Japan株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000022143.html

調査結果詳細案内ページ
https://www.houzz.jp/ideabooks/126358645

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