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【pickupニュース】19年8月の東京23区新築M、渋谷区の平均価格が上昇トップに

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マーキュリーが新築マンション供給の最新データを公開
株式会社マーキュリーは12日、独自調査による東京23区の新築分譲マンション動向をまとめた月例データを公開しました。2019年8月分の速報データで、供給件数や平均価格など、市場の最新動向をみることができます。

・平均価格変動増ランキングトップ10
1位 渋谷区:1億3,501.8万円(前年同月比+4,078.8万円)
2位 台東区:8,595.2万円(前年同月比+3,762.2万円)
3位 荒川区:6,561.9万円(前年同月比+1,610.3万円)
4位 江東区:6,483.9万円(前年同月比+1,516.9万円)
5位 港区:1億446.1万円(前年同月比+1,232.7万円)
6位 練馬区:5,144.9万円(前年同月比+1,168.6万円)
7位 墨田区:4,146.3万円(前年同月比+1,161.2万円)
8位 大田区:6,290.0万円(前年同月比+1,010.1万円)
9位 中央区:8,114.1万円(前年同月比+982.3万円)
10位 江戸川区:5,295.3万円(前年同月比+843.8万円)

2019年8月に新築マンションとして新規供給された物件の平均価格を、前年同期と比べた変動順でランキング化すると、トップは渋谷区の1億3,501.8万円で、前年同月より4,078.8万円の上昇となっていました。平均価格の値そのものでみても、東京23区中トップで、2位の港区に3,000万円超の差をつけています。

平均価格が2億1,542万円という、とくに高額なマンション物件といえる「ザコート神宮外苑」など、平均価格が1億円を超える物件が多数分譲されたことで、同区の平均価格が大幅に押し上げられました。

2位は台東区の8,595.2万円で、前年同月より3,762.2万円の上昇、変動率では23区中トップの大幅アップとなっています。3位は荒川区の6,561.9万円で、前年同月比1,610.3万円の上昇、4位が江東区、5位に港区と続きました。8位の大田区までは1,000万円を超える上昇で、平均価格の高騰ぶりが目立っています。

ただし平均坪単価で比較すると、4位の江東区や7位の墨田区、8位の大田区、9位の中央区といった地域では、微減から下落傾向にあり、コンパクト化が一段落して、比較的余裕のある広さをもった物件が供給されたことも価格を引き上げる要因となっているようです。

・平均価格変動減ランキングワースト5
1位 千代田区:5,710.0万円(前年同月比-7,411.3万円)
2位 杉並区:4,287.2万円(前年同月比-2,681.2万円)
3位 中野区:4,980.0万円(前年同月比-2,446.6万円)
4位 豊島区:7,748.0万円(前年同月比-2,306.7万円)
5位 世田谷区:5,542.2万円(前年同月比-2,240.2万円)

反対に、平均価格が下落した地域をみると、最も下落したのは千代田区の5,710.0万円で、前年同月には1億3,000万円を超えていたため、7,411.3万円のマイナスと、半額以下になりました。平均坪単価も200万円以上低下し、平均面積も縮小して、エリア内でも比較的リーズナブルな地におけるコンパクト物件の供給に限られたことが原因と考えられます。

2位は杉並区の4,287.2万円で、前年同月より2,681.2万円下落、平均価格値としては、上昇ランキング8位の墨田区に次ぐ低さでした。ただし杉並区は前年同月より平均面積が大幅に縮小されており、平均坪単価では前年同月の値を上回っています。

ワースト5となった5区は、いずれも前年同月の平均価格を2,000万円以上下回る水準で下落が目立ちましたが、ワースト6位の文京区になると771.7万円と、1,000万円以内の下落にとどまり、これ以降の区では、すべて上昇となっていました。

なお葛飾区、目黒区は今月の供給実績がなく、足立区は比較対象となる前年同月の供給実績がなかったため、ランキング除外としています。

中央区は晴海フラッグの初回分譲開始により供給数が大幅増
平均価格の前年同月に対する変動率をポリゴン表示した地図データでみると、中野区、杉並区、世田谷区といった西部エリアで下落傾向が目立っています。また千代田区から北部に伸びる中心エリア3区も下落傾向となりました。

一方、湾岸エリアの江東区から北へ続く墨田区、台東区、荒川区は、いずれも上昇率が高く、渋谷区を除く大幅アップエリアがこの地域に集中していました。

・供給戸数ランキングトップ5
1位 中央区:622戸(前年同月比+591戸)
2位 江東区:219戸(前年同月比+160戸)
3位 板橋区:108戸(前年同月比+59戸)
4位 練馬区:89戸(前年同月比-61戸)
5位 千代田区:74戸(前年同月比+66戸)

2019年8月の供給実績で、戸数の多い順にランキング化すると、トップは中央区の622戸で、2位の江東区の3倍近い大量供給がみられました。前年同月と比較しても591戸の増加となっています。これは、東京オリンピック・パラリンピックの選手村跡地に建設され、インフラを含めた新時代の街開発となることから、大いに注目を集めている「HARUMI FLAG」(晴海フラッグ)の初回分譲が開始されたことが背景にあり、供給戸数の増加だけでなく、高い関心を集める話題のエリアになっています。

2位は江東区の219戸で、前年同月より160戸の増加、3位は板橋区で108戸、前年同月より59戸の増加でした。100戸を超える供給がみられたのはトップ3に限られ、8区が100戸超となっていた前年同月に比べると少なくなっています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社マーキュリーによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000096.000018769.html

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