クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】消費増税後の住宅ローン減税策、認知度は17.8%

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

日本FP協会が消費増税に関する意識調査を実施
NPO法人日本FP協会は11日、今年10月の消費税増税を前に「消費増税と家計の見直しに関する意識調査」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。今回は同調査の中から、主に不動産投資・資産運用関連の項目について、結果を紹介します。

調査はリサーチ会社、ネットエイジア株式会社の協力を得て、同社のインターネットモニター会員を母体とする全国の20代~60代男女を対象に、2019年7月30日~7月31日の日程で、インターネットアンケート方式により実施、有効回答から男女・年代が均等になるよう抽出を行った1,200サンプルを集計するかたちで行われました。

・消費増税の認知状況
知っていた:96.8%
知らなかった:3.3%

まず、今年の10月から消費税が上がることを知っているかどうか尋ねると、「知っていた」という人は全体の96.8%にのぼりました。間近に迫った身近な話題でもあり、大半の人がすでに認知していることがうかがえます。

なお年代別では20代の認知度がやや低く、91.7%になりましたが、全年代で9割を超え、最も高い60代では99.2%とほぼ全員が認知していました。

・経済対策の住宅ローン減税策認知状況
知っていた:17.8%
知らなかった:82.3%

一方、消費増税にあわせて住宅関連の経済対策として実施される、住宅ローン減税が最大13年間受けられるようになるという措置を知っているか尋ねたところ、「知っていた」のは17.8%と2割以下にとどまり、82.3%が「知らなかった」と回答しました。あまり認知が広がっていないことが分かります。

苦しくなる家計、対策で恩恵を感じる向きは限定的
・消費増税に伴う家計の変化
非常に苦しくなると思う:30.8%
どちらかといえば苦しくなると思う:46.8%
どちらかといえば変わらないと思う:17.7%
全く変わらないと思う:4.7%

消費増税が家計に及ぼす影響について、どうなると考えているか尋ねたところ、「非常に苦しくなると思う」が30.8%、「どちらかといえば苦しくなると思う」が46.8%となり、この2者を合計した「苦しくなると思う」人は77.7%にのぼりました。「全く変わらないと思う」人は4.7%とごく少数で、やはり家計に悪影響が及ぶと見込んでいる人が多いようです。

年代別では、30代・40代で「苦しくなると思う」人がやや少なめ、男女比では男性よりも女性に「苦しくなると思う」人が多い傾向がありました。「苦しくなると思う」人の割合が最も低いのは60代男性の65.8%で、逆に最も高いのは、同じく60代の女性における84.2%となり、60代では男女の意識差が激しいことも明らかになっています。

・消費増税前後の家計見直し
増税前も増税後も見直す:64.5%
増税前に見直すが増税後には見直さない:5.5%
増税後に見直すが増税前には見直さない:8.0%
増税前も増税後も見直さない:22.0%

家計の見直しについては、タイミングとして「増税前も増税後も見直すと思う」人が64.5%で最も多く、前後のいずれも「見直さない」予定の人は22.0%となりました。増税の前と後では、増税後に見直す人がやや多くなっています。

・消費増税前の駆け込み購入
しようと思う:36.8%
しようとは思わない:63.2%

消費増税前に駆け込み購入などを行うつもりがあるかどうかという問いでは、する意志のある人は36.8%でした。男女別では、男性が31.2%であるのに対し、女性が42.5%で10ポイント以上高く、女性の方が増税を意識した消費行動に出るケースが多いようです。

・前回の消費増税時における駆け込み購入
した:27.8%
していない:72.2%

消費税が5%から8%に上がった、2014年4月の前回増税時に駆け込み購入などを実際に行ったかどうかという問いでは、「した」という人は27.8%で3割弱と、意外にも少数派であることが分かりました。

・住宅ローン減税の3年延長措置による恩恵
非常に受けられると思う:4.1%
どちらかといえば受けられると思う:11.4%
どちらかといえば受けられないと思う:19.3%
全く受けられないと思う:65.3%

【年代別の恩恵を受けられると思う割合】
20代:30.0%
30代:21.3%
40代:9.2%
50代:9.2%
60代:7.9%

消費増税時にとられる経済対策の住宅ローン減税における3年延長措置で、恩恵が受けられると思うかどうかを尋ねたところ、「全く恩恵は受けられないと思う」人が65.3%と最も多く、「非常に恩恵を受けられると思う」人はわずか4.1%で、「どちらかといえば恩恵を受けられると思う」人も11.4%という結果でした。この2者を合計した「恩恵を受けられると思う」人は15.5%で、残る84.5%の人は、あまり恩恵がない、メリットがないと感じているようです。

年代別では、若年層ほど「恩恵を受けられると思う」人が多く、20代では30.0%にのぼり、「全く恩恵を受けられないと思う」人が40%台となりましたが、30代では「恩恵を受けられると思う」人が21.3%に低下、40代以降は1割以下になっています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)
(調査内容・日本FP協会調べ)


▼外部リンク

NPO法人日本FP協会 ホームページ(リリース資料提供ページ)
https://www.jafp.or.jp/

PAGE TOP