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【pickupニュース】19年7月東京23区新築M供給、目黒区の平均価格が急騰

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マーキュリーの月例新築マンション速報が発表に
マンションビッグデータを活用し、不動産情報プラットフォーム事業などを展開する株式会社マーキュリーは14日、同社が独自の調査を行って発表している、月例の新築分譲マンション動向について、2019年7月実績の速報データをまとめた資料公開を開始したことを明らかにしました。

・平均価格前年同月比上昇トップ10
1位 目黒区:1億620.0万円(前年同月比+3,390.9万円)
2位 渋谷区:1億1,815.4万円(前年同月比+1,431.6万円)
3位 江東区:6,148.4万円(前年同月比+901.0万円)
4位 板橋区:5,263.2万円(前年同月比+798.4万円)
5位 世田谷区:8,250.8万円(前年同月比+752.0万円)
6位 文京区:8,254.2万円(前年同月比+466.8万円)
7位 大田区:5,687.5万円(前年同月比+441.7万円)
8位 江戸川区:4,820.8万円(前年同月比+37.7万円)
9位 練馬区:5,471.2万円(前年同月比-54.1万円)
10位 足立区:4,514.7万円(前年同月比-168.3万円)

・平均価格前年同月比下落ワースト5
1位 千代田区:5,018.3万円(前年同月比-7,660.3万円)
2位 港区:6,077.4万円(前年同月比-5,464.2万円)
3位 中央区:6,652.3万円(前年同月比-1,656.2万円)
4位 墨田区:4,192.0万円(前年同月比-1,471.3万円)
5位 中野区:5,273.5万円(前年同月比-1,283.1万円)

2019年7月に分譲された新築マンションについて、東京23区の区ごとに集計し、平均価格を前年同月と比較してランキング化すると、最も上昇したのは「目黒区」で前年同月より3,390.9万円上昇し、1億円オーバーの1億620.0万円となっていました。平均面積も10平米強拡大されていますが、平均坪単価は455.0万円から544.9万円に上昇し、大幅に伸びています。

要因は、平均価格1億3,680.0万円の高額物件「ザ・パークハウス中目黒プレイス」の分譲開始にあり、こちらが区全体の平均価格を押し上げて、前年同月比+47%の上昇を記録するまでになりました。

続く2位は「渋谷区」の1億1,815.4万円で、前年同月に続く1億円超、1,431.6万円の上昇でした。平均価格としては、今期の23区で最も高い値になります。平均面積は前年同月とほぼ同じで、坪単価が50万円程度上昇、641.1万円となっています。

3位は「江東区」の6,148.4万円で、前年同月より901.0万円の上昇になっていました。以下4位が「板橋区」、5位「世田谷区」、6位「文京区」などと続きます。トップ10内では、8位の「江戸川区」までが前年同月比で上昇、9位の「練馬区」からが下落になっていました。

平均価格の下落が大きかった区では、「千代田区」が最も顕著で、前年同月は東京23区中最も高い1億2,678.5万円でしたが、今回は5,018.3万円と半値以下になりました。平均面積が30平米弱縮小され、コンパクトタイプの供給となったほか、平均坪単価も200万円近く低下しており、比較的リーズナブルな地域での小規模低価格物件供給が中心になったためとみられます。

次いで下落幅が大きかったのは、同じく前年同月の1億オーバーから下落した「港区」の6,077.4万円で、こちらも5,464.2万円のマイナスと半値近い価格になっていました。ただし港区の平均坪単価は519.9万円と引き続き高く、前年同月からの下落もわずかで、価格の低下は平均面積の縮小によるところが大きくなっている点に特徴があります。

その他、「中央区」、「墨田区」、「中野区」の順に大幅な平均価格の低下がみられており、このワースト5に入る5区は、いずれも前年同月比で1,000万円を超える低下になっていました。なお、杉並区と葛飾区は、今期に対象となる供給物件がなかったため、データなしでランク外としています。

文京区を除く中心部で平均価格が低下、供給数トップは墨田区で200戸超え
物件の平均価格を前年同月比と比較し、算出した平均価格変動率をもとに、東京23区の各地域を色分け分類してポリゴン表示した地図データをみると、西南部と東部湾岸エリアに上昇地域がおよそ集まっていることが分かりました。一方、中心部では文京区を除き、下落傾向が顕著になっています。

・供給戸数ランキング
1位 墨田区:222戸(前年同月比+180戸)
2位 台東区:179戸(前年同月比+87戸)
3位 大田区:153戸(前年同月比+135戸)
4位 練馬区:110戸(前年同月比-8戸)
5位 北区:109戸(前年同月比+95戸)
6位 品川区:97戸(前年同月比-59戸)
7位 新宿区:79戸(前年同月比-38戸)
8位 世田谷区:73戸(前年同月比-78戸)
9位 豊島区:68戸(前年同月比+11戸)
10位 渋谷区:65戸(前年同月比-62戸)

2019年7月の新築分譲マンション供給を、区別の戸数で集計すると、最も多かったのは「墨田区」の222戸で、唯一200戸を上回るまとまった供給になっていました。八広の「ジェノヴィア墨田八広スカイガーデン」(93戸)や錦糸町の「ガリシア錦糸町パークサイド」(54戸)といった物件の分譲が重なったことが要因と報告されています。

次いで多いのは「台東区」の179戸で、こちらでは「プレサンスジェネ浅草イースト」の74戸分譲がみられています。3位は「大田区」の153戸、4位が「練馬区」で110戸、5位「北区」の109戸でした。トップ5までが100戸を超える供給になっています。

全体に少なめの供給戸数で、東京23区の合計では減少傾向が続いていますが、もともとリーズナブルな相場の地域を中心に、ややまとまった数の新規供給がみられました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社マーキュリーによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000018769.html

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