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【pickupニュース】一戸建てにおける外壁塗装の将来必要性、2割が認知せず

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ソーラーパートナーズが外壁塗装に関するアンケート調査を実施
外壁・屋根塗装や太陽光発電システムを専門領域に、プロフェッショナルな工事店と消費者の直接マッチングを叶えるWebサービスなどを手がける株式会社ソーラーパートナーズは24日、「外壁塗装に関するアンケート調査」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

外壁塗装は、外観が劣化してきたことをきっかけに検討する人が多いものの、実際には美観のみならず、その住宅の耐久性維持に重要な働きをするもので、適切なタイミングで施工することが長く住まうため、また住宅の機能や価値を維持するために大切なこととなっています。

しかし、その重要性はあまり認識されていない傾向にもあることから、まずは現状の把握を進めるため、今回のアンケート調査が行われました。調査は2019年6月22日~7月22日、ソーラーパートナーズの専門サイト「外壁塗装パートナーズ」に外壁塗装工事の見積依頼を行った人を対象に電話でのアンケートを実施し、その結果を集計しています。有効回答者数は100人でした。

・住宅購入時における外壁塗装の必要性認知
知っていた:79%
知らなかった:21%

・1回目の塗装見積依頼者における外壁タイプ
サイディング・ALC:77%

まず、住宅購入時に、将来外壁塗装が必要になることを知っていたかどうか尋ねると、「知らなかった」という人が21%で、知っていた人に比べると少数ではあるものの、5人に1人超は“まさかの工事”、“まさかの出費”に直面していることが明らかとなりました。

なぜこうした事態が生じたかについて、ソーラーパートナーズでは、近年の一戸建て外壁が、かつてのモルタル外壁からサイディングボード主流になってきていることに注目しています。モルタル外壁の場合、新築施工時にも塗装工程が発生しますが、サイディングボードは工場で成形、塗装されて納入されるため、現場では組み立て作業のみとなり、建築主が塗装工程を目にすることがありません。

高温高圧蒸気養生という製法で、珪石やセメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末などから作られる、軽さと耐火性(断熱性)、耐震性に優れた複合性能素材、ALCパネルも同様で、現場における塗装工程が発生しないタイプとして現代建築に採用されるケースが増えています。

1回目の外壁塗装工事として見積依頼をとった人に限定すると、このサイディングまたはALCタイプの外壁を採用した住宅である人が77%にのぼっていました。このように塗装工程を間近で目にしないようになってきていることが、将来における必要性も感じさせなくしている状況につながっているとみられています。

必要性を認知していても積立実行者はわずか1割
・将来の外壁塗装資金を積み立てていた
全体:8%
必要性認識者のうち:10.1%

将来、外壁塗装工事が必要になることを、新築時に認識していたという人を対象に、その塗装に必要な資金を積み立てていたかどうか尋ねたところ、積み立てていたと回答したのは、全体の8%、塗装工事が必要と知っていた人に限定しても10.1%にとどまりました。

マンションならば長期修繕計画が組まれ、修繕積立金がプールされていく仕組みがありますが、一戸建て住宅の場合、所有者が自らメンテナンス全般にも責任を持ち、自身で実行していく必要があります。

よって将来の出費に備えた積み立ても計画的に行うことが望ましいと考えられますが、実践できている人は今回調査でも約1割と、わずかなようです。最初は積み立てていこうとしていたが、途中で断念したという回答者も数名あったと報告されており、より丁寧な資金計画、生活資金と切り分けた住居費のプラン立案や実行が求められているといえるでしょう。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社ソーラーパートナーズによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000046700.html

アンケート調査結果紹介ページ
https://www.gaihekitosou-partners.jp/maintenance-33788.html

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