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【pickupニュース】日本の商業用不動産投資額、19年上期は2兆2,270億

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JLLが最新の商業用不動産投資データ速報値を発表
グローバル規模で総合不動産サービスを展開するJLLの日本法人、ジョーンズ ラング ラサール株式会社(JLL日本)は23日、2019年上半期および2019年第2四半期における日本の商業用不動産投資額について、速報値をまとめ、発表しました。

なお、同社の分析をあわせて掲載したレポート「JLLジャパン キャピタル フロー(Japan Capital Flows)」は、8月中旬にも発行される予定となっています。通貨為替レートは、各四半期の平均為替レートを採用しており、今回の数値は下記の通りです。

・平均為替レート
2019年第1四半期:1ドル=110.14円
2019年第2四半期:1ドル=109.95円

・2019年第2四半期
商業用不動産投資額:1兆200億円(前年同期比+29%)
ドル建て:93億ドル(前年同期比+28%)

2019年第2四半期における国内商業用不動産投資額は、1兆200億円で、前年同期より29%の増加となりました。ドル建てでみても、93億ドルの前年同期比28%増になり、大きく伸びていることが分かります。

低金利のもと、運用難に陥っている投資家を中心に、積極的な不動産投資を行うプレイヤーが増加している市場状況を踏まえ、開発プロジェクトや安値で購入したこれまでの物件利益を売却により、確定させる動きが進んだことが、投資額の増加につながったとみられています。

また、J-REITが積極的に都心オフィスや物流施設などの取得を行う一方で、成長余地が乏しいと判断された物件の売却に動いていることも、投資額の増加を後押ししています。

これらから、近年の流れでは年間において最も投資額が伸びる第1四半期から、反動もあり大幅に落ち込む傾向が強かった第2四半期ですが、今回はやや違った様相となり、第1四半期からの減少幅は限定的、第2四半期としてみると高水準の投資額を記録しています。

2019年下半期の市場環境は安定、売買金額も前年並みの堅調推移か
・2019年上半期
商業用不動産投資額:2兆2,270億円(前年同期比-1%)
ドル建て:202億ドル(前年同期比-2%)

2019年第2四半期のデータを加え、2019年上半期における日本の商業用不動産投資額をみると、速報値で2兆2,270億円となり、前年同期に比べると1%の微減、ほぼ同水準の比較的活発な市場動向といえる結果になっていました。ドル建てでは、202億ドルとなり、前年同期比2%の減少になっています。

2018年第1四半期がきわめて高い投資額を記録していたこともあり、2019年第1四半期は前年同期比で17%のマイナスという、2桁規模の大幅減になっていましたが、第2四半期分の前年同期比29%増がこれを補い、上半期全体では前年並みとなりました。

高い投資意欲のある活発な市況は継続されており、世界経済における米中貿易摩擦などの混乱も、日本の不動産投資市場へはあまり影響を及ぼすところとはなっておらず、マイナスの兆候はみられていません。よって2019年下半期も、上半期同様安定した市場環境が続くと予想され、2019年全体では、少なくとも前年並み水準の売買金額を記録、およそ堅調な推移になると見込まれました。

ピックアップニュースは以上になります。
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(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ジョーンズ ラング ラサール株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000403.000006263.html

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