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【pickupニュース】住宅購入、一戸建て派が過去最高の約7割に

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リクルート住まいカンパニーが住宅購入と建築検討に関する調査を実施
株式会社リクルート住まいカンパニーは16日、住宅の購入や建築を検討している人を対象とした意識調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。2018年度分の調査結果としてまとめられたもので、検討する物件種別のトレンドや、重視されている条件の内容などをみることができます。

調査は、首都圏、東海、関西、札幌市、仙台市、広島市、福岡市のいずれかに在住する20~69歳の男女で、住宅の購入や建築、リフォームのタイミングだと感じている人、過去3カ月以内に具体的な行動を起こしている人を対象に行われました。

株式会社マクロミルへ協力を依頼し、同社のモニタパネルを活用、2018年11月2日~11月13日にスクリーニング調査、同年11月5日~11月13日に本調査を実施して、スクリーニング調査で有効回答数58,866、本調査で有効回答数1,307を得ています。

・過去3カ月以内の住宅購入検討行動実施状況(全体)
住宅を購入・契約した:2.0%(前回比+0.3ポイント)
住宅購入のための行動を行った:9.1%(前回比+0.9ポイント)
行動をとっていない:88.9%

まず、過去3カ月以内に住宅購入検討行動など、具体的な行動をとったかどうか調査すると、実際に「住宅を購入・契約した」人が2.0%、「住宅購入のための行動を行った」人が9.1%でした。いずれも2017年度の前回調査時より増加し、購入検討行動をとった人の割合は、過去4年で唯一の9%台を記録、最大になっています。

・購入検討状況
初めての購入、建築:61.2%(前回比-3.6ポイント)
買い替え:29.3%(前回比+6.1ポイント)
買い増し:8.0%(前回比-4.0ポイント)
その他:1.4%

購入を検討する行動をとった人の検討状況を調査すると、「初めての購入、建築」にあたる人は約6割で、前回より3.6ポイント減少、一方、持ち家を売却して新たな家を購入・建築しようという「買い替え」検討者が29.3%と約3割で、前回より6.1ポイント増加しました。

逆に、持ち家も売らずに保持し、新たな家を望む「買い増し」検討者は4.0ポイント減少して8.0%と1割以下にとどまっています。

・検討住宅の種別
注文住宅:65.8%(前回比+3.3ポイント)
新築分譲マンション:38.8%(前回比+3.3ポイント)
新築分譲一戸建て:37.1%(前回比+2.2ポイント)
中古マンション:26.2%(前回比-0.8ポイント)
中古一戸建て:26.9%(前回比+1.3ポイント)

検討住宅の種別では、注文住宅が65.8%とトップで、前回よりさらに3.3ポイント増加していました。また、新築分譲マンションも3.3ポイント増加し、38.8%になっています。唯一減少したのは「中古マンション」で、微減の前回比0.8ポイントマイナスでした。

地域別の傾向では、東海地域で注文住宅の希望比率が際立って高く、約8割にのぼります。一方、福岡市は注文住宅希望の割合が低く、新築・中古ともマンション系に人気が集まり、新築マンションで46.4%、中古マンションも34.0%と、他地域に比べ高い傾向がみられました。

・並行検討状況
【注文住宅メイン】
新築分譲マンション:19.8%
新築分譲一戸建て:26.1%
中古マンション:8.0%
中古一戸建て:14.7%

【新築分譲マンションメイン】
注文住宅:33.2%
新築分譲一戸建て:26.0%
中古マンション:44.1%
中古一戸建て:15.4%

【新築分譲一戸建てメイン】
注文住宅:47.7%
新築分譲マンション:41.5%
中古マンション:20.1%
中古一戸建て:35.9%

【中古マンションメイン】
注文住宅:16.9%
新築分譲マンション:51.1%
新築分譲一戸建て:20.8%
中古一戸建て:30.3%

【中古一戸建て】
注文住宅:21.8%
新築分譲マンション:13.9%
新築分譲一戸建て:36.1%
中古マンション:33.3%

メインに検討している住宅種別ごとに、その他の種別との並行検討状況がどうなっているか調査した結果では、注文住宅をメインに検討している人の場合、並行検討比率そのものが低く、最も多い新築分譲一戸建てとの並行検討者でも26.1%にとどまっていました。

これに対し、マンション系をメインに検討している人では、新築か中古かで並行検討を行っている人が多く、中古メインの新築並行検討者が51.1%、新築メインで中古の並行検討者が44.1%となっています。

新築分譲一戸建てをメインに検討する人では、比較的全般種別で並行検討を行う傾向がみられ、中古マンションとの並行検討が20.1%とやや低いものの、その他は4割弱~5割弱の並行検討比率になっていました。

一戸建て派は住宅性能重視、マンション派は駅からの距離重視
・一戸建てかマンションか
絶対一戸建て:28.5%(前回比+1.2ポイント)
どちらかといえば一戸建て:40.8%(前回比+2.0ポイント)
どちらでもよい:9.3%(前回比-2.8ポイント)
どちらかといえばマンション:16.0%(前回比横ばい)
絶対マンション:5.4%(前回比-0.4ポイント)

建築する住宅として、一戸建てとマンションのどちらが良いか意向を調査すると、「絶対一戸建て」、「どちらかといえば一戸建て」が前回より増加し、2つを合わせた一戸建て派は、69.3%にのぼりました。調査開始以来の最高値で、7割に迫る勢いです。

地域別では、一戸建て派がとくに多いのは東海地方で84.4%、逆にマンション派が多いのは福岡市で32.6%となっていました。首都圏(関東圏)は一戸建て派が65.3%、マンション派が25.5%になっています。

・駅からの距離より優先する条件
【一戸建てメイン検討者】
外部の見た目、デザイン:31.4%(50.4%)
内装デザイン:37.2%(45.2%)
エコ性能:42.4%(39.4%)
設備仕様:39.6%(44.5%)
耐震性能:50.9%(32.9%)
間取り:39.3%(46.8%)
遮音性の高さ:37.9%(41.8%)

【マンションメイン検討者】
外部の見た目、デザイン:19.2%(61.9%)
内装デザイン:25.0%(58.4%)
エコ性能:30.7%(43.9%)
設備仕様:28.6%(56.7%)
耐震性能:40.3%(35.9%)
間取り:29.6%(55.0%)
遮音性の高さ:31.7%(43.8%)

一戸建てメインで検討している人と、マンションメインで検討している人に分け、それぞれに価格と広さが共通である場合、駅からの距離と該当条件とでは、どちらを重視して決めるか尋ねたところ、一戸建てメインの検討者では()内で示した駅からの距離を優先するを上回る条件が、断熱性や気密性の「エコ性能」、「耐震性能」になり、「設備仕様」や「間取り」も拮抗していましたが、マンションメイン検討者では、「耐震性能」のみわずかに駅からの距離を上回る条件とされ、より駅からの距離を優先的に考えることが分かりました。

各項目ごとで比較しても、すべての項目において、マンションメイン検討者の方が、一戸建てメイン検討者より、駅からの距離を優先すると回答した人の割合が高くなっています。

・親との同居/近居意向
同居意向あり:11.4%(前回比-4.6ポイント)
近居意向あり:44.8%(前回比-0.4ポイント)
日帰り圏内での居住意向あり:17.2%(前回比+1.9ポイント)
それ以外:26.6%(前回比+3.1ポイント)

親との同居や近居に関する意向については、同居意向、近居意向とも前回より減少、とくに同居意向ありとした人が4.6ポイント減少し、11.4%になっていました。日帰り圏内での居住意向はやや高まっているものの、同居・近居意向に減衰がみられます。

・DIYの認知度および関心度
DIYという言葉も内容も知っていて関心がある:63.3%(前回比-0.2ポイント)
DIYという言葉も内容も知っているが関心はない:28.7%(前回比+1.3ポイント)
DIYという言葉は聞いたことがあるが内容は知らない:6.3%(前回比-0.5ポイント)
DIYという言葉を聞いたことはない:1.7%(前回比-0.5ポイント)

DIYの認知度と関心度を調べた結果では、言葉の認知度はきわめて高く、98.3%にのぼり、4年連続の上昇となったほか、過去最高を記録しています。「関心がある」層も前回より微減したものの、63.3%と高い割合を維持しているといえるでしょう。とくにシングルの男性、年代では30代に関心度の高さがみられました。

・住宅ローン控除概要の認知
言葉も内容も知っていて関心がある:45.8%
言葉も内容も知っているが関心はない:18.6%
言葉は聞いたことがあるが内容は知らない:24.4%
言葉を聞いたことはない:11.2%

住宅ローンを利用して購入した場合、住宅ローン残高の1%を所得税から控除できるという住宅ローン控除について、どのくらい知っているか、また関心があるか尋ねると、言葉と内容を知っている人は合計64.3%、そのうち関心がある人は45.8%となっていました。

言葉の認知だけに限れば、約9割に広がっており、各種税制・優遇措置の中でも、住宅ローン控除の認知・理解はかなり広がっていると分かります。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社リクルート住まいカンパニー プレスリリース
https://www.recruit-sumai.co.jp/press/2019/07/2018.html

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