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【pickupニュース】19年5月の建設工事出来高、前年比2.8%増の約4兆円

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国土交通省が最新の建設総合統計を発表
国土交通省は17日、2019年5月分の「建設総合統計」を発表しました。この統計調査は、建築着工統計調査報告と建設工事受注動態統計調査から得られる工事費額データを、着工ベースの金額としてとらえ、工事の進捗に合わせた月次の出来高に展開、月ごとの建設工事出来高として推計している同省の加工統計です。

・出来高総計
建設工事出来高総計:4兆29億円(前年同月比+2.8%)
民間総計:2兆5,926億円(前年同月比+3.2%)
公共総計:1兆4,104億円(前年同月比+2.1%)

2019年5月における国内の建設工事出来高総計は、4兆29億円で前年同月より2.8%増加していました。年度内で最低値を記録することがほとんどとなっている5月ですが、今回は前月からの低下はわずかで、同程度の出来高を維持、過去5年との比較では最も高い4兆円オーバーになっています。

民間の施工主による工事出来高は2兆5,926億円で、前年同月より3.2%の増加、公共の施工主によるものも前年同月より2.1%増加して1兆4,104億円でした。

・民間出来高総計の内訳
建築:2兆925億円(前年同月比+2.0%)
 うち居住用:1兆2,533億円(前年同月比+1.2%)
 うち非居住用:8,392億円(前年同月比+3.2%)
土木:5,001億円(前年同月比+8.4%)

民間出来高総計の内訳をみると、全項目が前年同月を上回るものとなっています。建築は2兆925億円で、前年同月より2.0%増加しました。このうち居住用が1兆2,533億円で1.2%の増加、非居住用はより増加幅が大きく、8,392億円で3.2%の増加でした。また、土木は5,000億円を上回る値で、前年同月比8.4%のプラスと高水準になっています。

マイナス地域は東北と四国のみ
・公共出来高総計の内訳
建築:3,016億円(前年同月比+4.6%)
 うち居住用:389億円(前年同月比-5.1%)
 うち非居住用:2,627億円(前年同月比+6.2%)
土木:1兆1,088億円(前年同月比+1.5%)

2019年5月における公共の建設工事出来高総計を内訳でみたところ、建築は前年同月より4.6%増加し、3,016億円となっていました。このうち居住用は前年同月比で5.1%のマイナスになり、389億円でしたが、より割合の多い非居住用が前年同月比6.2%のプラスとなる2,627億円にのぼったことから、全体でプラスになっています。公共出来高総計のメインとなる土木は、前年同月より1.5%増加して、1兆1,088億円でした。

・地域別出来高
北海道:1,805億円(前年同月比+4.1%)
東北:3,901億円(前年同月比-5.5%)
関東:1兆4,931億円(前年同月比+1.5%)
北陸:2,106億円(前年同月比+5.2%)
中部:4,697億円(前年同月比+6.2%)
近畿:5,147億円(前年同月比+6.7%)
中国:2,103億円(前年同月比+11.5%)
四国:998億円(前年同月比-2.3%)
九州・沖縄:4,341億円(前年同月比+3.0%)

工事出来高を地域別に分析すると、前年同月比で減少となったのは東北と四国の2地域に限られ、その他の7地域は増加となっていました。また北陸、中部、近畿の3地域が5~7%のややまとまった増加で、最も増加幅の大きかった中国地方では2桁増となる11.5%のプラス、2,103億円になっています。

一方、東北地方は前年同月を5.5%下回る3,901億円、四国地方は1,000億円を割り込み、前年同月比でも2.3%のマイナスになる998億円とやや低調でした。関東地方は前年同月比1.5%の微増で、1兆4,931億円となっています。

ピックアップニュースは以上になります。
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(画像は国土交通省「建設総合統計」報道発表添付資料より)


▼外部リンク

国土交通省 報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000845.html

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