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マイボイスコム株式会社は16日、同社の「MyVoice」アンケートモニターを対象パネルとする、12回目の「住宅の購入やリフォームに関するアンケート調査」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。前回は2016年、前々回は2014年に行われた調査で、最新の動向をつかむことができます。

調査は2019年6月1日～6月5日、全国の「MyVoice」アンケートモニターを対象に実施され、10,020人から有効回答を得ました。回答者のうち、男性は53％、女性が47％で、年代属性は下記のようになっています。

・回答者年代
10代：0％（17）
20代：3％（326）
30代：11％（1,055）
40代：25％（2,507）
50代：30％（2,978）
60・70代：31％（3,137）

・現居住住宅
持ち家一戸建て・1階建：4.5％
持ち家一戸建て・2階建：46.6％
持ち家一戸建て・3階建以上：4.9％
持ち家一戸建て・二世帯住宅：0.7％
持ち家集合住宅：18.9％
賃貸一戸建て・1階建：0.7％
賃貸一戸建て・2階建：1.7％
賃貸一戸建て・3階建以上：0.1％
賃貸集合住宅：18.9％
寮・社宅：1.0％
その他：1.7％

回答者に現在居住している住まいについて尋ねると、「持ち家一戸建て・2階建」が最多の46.6％で、以下「持ち家集合住宅」と「賃貸集合住宅」が同率の18.9％で続きました。地域別では近畿で「持ち家集合住宅」の割合が高め、東北や北陸、中部、中国、四国といった地方では「持ち家一戸建て・2階建」の割合がさらに高く、6～7割になっていたと報告されています。

・住宅購入経験
新築一戸建て・注文住宅を購入した：26.3％（前回比－1.3ポイント）
新築一戸建て・建売住宅を購入した：8.4％（前回比－0.2ポイント）
中古一戸建て住宅を購入した：5.2％（前回比－0.2ポイント）
新築マンションを購入した：12.5％（前回比－0.8ポイント）
中古マンションを購入した：5.1％（前回比－0.5ポイント）
住宅購入経験なし：42.4％（前回比＋2.9ポイント）

住宅購入の経験については、経験のある人が6割弱で、前回調査時よりやや少なくなったものの、購入経験のある住宅タイプに関しては、ほぼ同様の内訳割合になっていました。購入経験者の中では最も多くを占める「新築一戸建て・注文住宅を購入した経験がある」人の割合が26.3％で、前回より1.3ポイントの低下と、やや他より減少幅が大きめになっています。

関東や近畿など、大都市圏を抱える地域では、「新築マンションを購入した経験がある」人の割合が、他地域よりやや高い傾向になっていたとされ、主要エリアでは限定的な土地の供給と地価の高さから、一戸建て建設のハードルが高く、マンションが選択の中心になりやすいことが影響しているものとみられます。

・住宅購入意向
購入意向あり：約25％
時期は分からないがいずれ購入したい：19.5％

今後住宅を購入したいかどうかという問いでは、「購入意向あり」が全体の約25％を占めたものの、「時期は分からないがいずれ購入したい」という人が19.5％で大半になり、具体的な時期を決めている、めどが立っているひとは少なめの結果になりました。

年代別でみると、高年代層の購入意向が低く、逆に10代・20代の若年層で5割弱と高めになっています。まだ住宅を購入・保有した経験がなく、今後マイホームを持ちたいと考えている人が多いと考えられました。なお賃貸集合住宅居住者の購入意向は3割強で、全体平均より高い傾向になっています。

・最も購入したい住宅形態
新築一戸建て・注文住宅：36.8％
新築マンション：18.1％
【持ち家一戸建て・1～2階建居住者】
新築一戸建て・注文住宅：5割強
【持ち家集合住宅居住者】
新築マンション：3割強
【賃貸集合住宅居住者】
一戸建て：4割強
集合住宅：3割強

住宅購入意向があるとした人を対象に、最も購入したい住宅タイプを回答してもらうと、「新築一戸建て・注文住宅を購入したい」という人が36.8％になっていました。東北や北陸、中国といった地方圏でとくに高く、それぞれ半数程度にのぼりました。「新築マンションを購入したい」人は全体の18.1％、関東、近畿圏では高めの2割強になっています。逆に東北、北陸、中国、四国などでは低い傾向がみられました。

現在持ち家一戸建ての1～2階建に居住している人では、「新築一戸建て・注文住宅を購入したい」という人が多く5割強にのぼり、持ち家集合住宅居住者では「新築マンションを購入したい」意向の人が3割強と多くなっていました。持ち家居住者では、一戸建て派とマンション派がすでにある程度分かれている可能性もあるでしょう。

一方、現在賃貸集合住宅に居住している人では、一戸建ての購入を希望する人が4割強、集合住宅の購入を希望する人が3割強となりました。やや一戸建て志向が強いようです。

・住宅リフォームの経験
経験あり：46.2％
経験なし：53.8％

・リフォームの実施場所
トイレ：27.1％
浴室：22.4％
外壁：20.3％
洗面所：20.0％
キッチン：19.6％
屋根：15.9％
壁、床：14.6％
リビング：11.9％
窓、サッシ：8.6％
個室、寝室：8.2％
玄関：8.0％
廊下、階段：6.0％

住宅リフォームの経験について尋ねると、経験があるとした人は全体の46.2％で、経験のない人がある人を上回っていました。なお持ち家一戸建て居住者では5～6割が経験ありとし、経験がある人が多くなっていました。これに対し、持ち家集合住宅居住者のリフォーム経験者は5割弱で、やや経験のない人が多い傾向にあります。

経験者に聞いたリフォームの実施場所としては、「トイレ」が27.1％でトップ、次いで「浴室」の22.4％、「外壁」が20.3％、「洗面所」は20.0％、「キッチン」で19.6％などと続きました。トップ5は3位の外壁を除き、いずれも水回りとなっており、やはり経年劣化や日々の使用による痛みが目立ちやすい水回り設備において、リフォームが多くなされています。

・住宅リフォームの依頼先
地元工務店：34.9％
住宅・建設会社系リフォーム店：24.1％
その他リフォーム専門会社：9.4％
住宅設備会社：7.8％
防水・塗装、内装・畳などの専門店：6.4％
電気・ガス会社系リフォーム店：5.0％
ホームセンター、インテリア・家具店：3.7％
家電量販店：2.3％
マンション管理会社：2.2％
その他：9.3％
不明：6.0％
無回答：1.2％

リフォーム経験者を対象に、リフォームの依頼先を尋ねると、トップは「地元の工務店」で34.9％となりました。2位は「住宅・建設会社系リフォーム店」の24.1％で、以下は1割未満になっています。ホームセンターや家電量販店など、関連異業種からの参入も進むリフォーム領域ですが、これらの業者を利用した経験のある人はまだ限定的で、身近な地元工務店や知名度のあるリフォーム店の利用が中心になっているとみられます。

・住宅リフォーム意向
リフォーム意向あり：5割強
時期は分からないがいずれリフォームしたい：43.5％

今後、住宅リフォームを行いたいかどうかでは、行いたいとした意向ありの人が全体の5割強にのぼりました。リフォームによるメンテナンスを行いながら、長く快適に住みたいと考える人が増えているとみられますが、「時期は分からないがいずれリフォームしたい」という人の割合が43.5％と高く、住宅購入意向同様、具体的なプランがある人は少ない結果となっていました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください！

（画像はプレスリリースより）


▼外部リンク

マイボイスコム株式会社によるプレスリリース（PR TIMES）
https://prtimes.jp/000000756.000007815.html

調査結果詳細案内ページ
https://myel.myvoice.jp/