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【pickupニュース】19年6月の東京23区新築M供給、渋谷区の平均価格が大幅上昇に

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マーキュリーが速報の月例新築マンションデータを公開
新築マンションに関するビッグデータを扱う事業を主軸に、不動産情報プラットフォームの提供を進める株式会社マーキュリーは10日、独自調査により2019年6月期の東京23区新築分譲マンション供給実績を最新動向としてまとめた、月例速報データの公開を開始しました。

・新築マンション平均価格の上昇トップ10
1位 渋谷区:1億1,249.6万円(前年同月比+5,301.2万円)
2位 文京区:1億1,374.5万円(前年同月比+3,565.9万円)
3位 世田谷区:9,556.2万円(前年同月比+2,918.9万円)
4位 江東区:6,010.4万円(前年同月比+1,575.5万円)
5位 板橋区:5,249.5万円(前年同月比+1,256.2万円)
6位 新宿区:7,820.4万円(前年同月比+1,221.5万円)
7位 江戸川区:5,750.9万円(前年同月比+1,076.9万円)
8位 目黒区:6,949.4万円(前年同月比-201.0万円)
9位 荒川区:4,912.5万円(前年同月比-236.5万円)
10位 品川区:6,187.0万円(前年同月比-494.0万円)

2019年6月に新規供給されたマンションの平均価格を、東京23区の区別で分析すると、前年同月比で最も上昇していたのは「渋谷区」の1億1,249.6万円でした。前年同月より5,301.2万円、率にして89%ものアップと、際立って高い値になっています。「ザ コート神宮外苑」、「プラウド恵比寿ヒルサイドガーデン」、「ザ・パークハウス恵比寿」など、いわゆる“億ション”と呼ばれる高級物件の分譲が重なり、全体平均を押し上げる要因になりました。

次いで高い上昇率をみせたのは「文京区」で、平均価格1億1,374.5万円、前年同月より3,565.9万円の上昇となっています。平均価格が1億を上回ったのは、このトップ2、渋谷区と文京区の2区のみで、価格では文京区が最も高値でした。

3位は1億をわずかに下回った「世田谷区」の9,556.2万円、前年同月比2,918.9万円の上昇です。4位には「江東区」、5位に「板橋区」と続きました。7位の「江戸川区」までが前年同月比で上昇となり、上昇区ではいずれも1,000万円を超える上昇幅になった一方、8位以下は前年同月比でマイナスになっており、地域差が激しくなっている傾向もうかがわれました。

平均価格変動率で色分けを行ったポリゴン表示のマップをみると、主に中心部から南西に向かうライン、また臨海地域東部にあたる区で、平均価格が上昇していることが分かります。

千代田区は価格変動率マイナス32%で最下位
・新築マンション平均価格変動ワースト5
1位 千代田区:5,379.4万円(前年同月比-2,584.4万円)
2位 港区:8,335.3万円(前年同月比-2,155.4万円)
3位 台東区:3,848.0万円(前年同月比-2,133.5万円)
4位 中野区:3,937.4万円(前年同月比-1,990.8万円)
5位 杉並区:4,821.0万円(前年同月比-1,219.0万円)

2019年6月の新築分譲マンション実績で、平均価格が前年同月より最も低下していたのは「千代田区」で、前年同月より2,584.4万円、率にして32%の下落となる5,379.4万円でした。供給戸数が5戸と限定的で、平均面積は45.20平方メートルと前年同月より2割程度縮小されたほか、平均坪単価でも約70万円の低下になっており、小型の物件がわずかに供給されたのみとなったことがうかがわれます。エリアも秋葉原や湯島などでの分譲で、同区内では比較的価格が抑えられています。

また、前年同月に平均価格が唯一の1億円超えとなっていた「港区」が、千代田区に続く下落幅で、平均価格8,335.3万円、2,155.4万円のマイナスになりました。こちらは千代田区同様、2,000万円超の下落であるものの、平均坪単価では前年同月を上回り、約70万円の上昇で595.5万円となっていました。

3位も2,000万円超の下落幅で、「台東区」が平均価格3,848.0万円になりました。東京23区中では最も低い値で、続く4位の「中野区」との2区が平均価格で3,000万円台になっています。

・平均面積トップ5
1位 江戸川区:73.48平方メートル(前年同月比+4.88平方メートル)
2位 世田谷区:72.50平方メートル(前年同月比+4.00平方メートル)
3位 練馬区:69.63平方メートル(前年同月比-2.67平方メートル)
4位 文京区:68.58平方メートル(前年同月比+7.18平方メートル)
5位 江東区:65.10平方メートル(前年同月比+23.10平方メートル)

新築分譲マンションの供給分について、平均面積が広い順にランキング化すると、トップは「江戸川区」で73.48平方メートル、前年同月よりさらに4.88平方メートル拡大されていました。2位は「世田谷区」でこちらも70平方メートル台の比較的余裕がある広さ、72.50平方メートルでした。

3位は「練馬区」で、こちらは前年同月に唯一70平方メートル台を記録、広さのある物件が供給されていましたが、今回はやや縮小され、3位の69.63平方メートルになっています。

・供給戸数トップ5
1位 渋谷区:150戸(前年同月比+77戸)
2位 足立区:149戸(前年同月該当データなし)
3位 文京区:145戸(前年同月比+76戸)
4位 江東区:124戸(前年同月比-23戸)
5位 豊島区:113戸(前年同月比+96戸)

供給戸数では、トップ5の区がいずれも100戸超えで、1位は平均価格上昇でも1位だった「渋谷区」の150戸です。前年同月より77戸多く、高級ラインを中心に供給が豊富であったことが分かります。2位は前年同月に該当する供給実績データのなかった「足立区」で149戸、3位が「文京区」の145戸でした。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


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株式会社マーキュリーによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000088.000018769.html

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