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【pickupニュース】19年7月フラット35金利、2カ月連続の低下に

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住宅金融支援機構が最新の金利情報を公開
独立行政法人住宅金融支援機構は7月1日、2019年7月資金受け取り分の長期固定住宅ローン「フラット35」などにおける、取扱金融機関の金利情報を発表しました。

発表される借入金利は、2017年10月1日以後に申し込みを行った人に適用される新機構団信付きの住宅ローン金利で、加入する団体信用生命保険の種類などにより、適用金利が異なるものとなります。その場合の計算方法一例は下記のようになっています。

・加入保険など状況別の金利算出式
新機構団信(デュエット(夫婦連生団信)):掲載借入金利+0.18%
新3大疾病付機構団信:掲載借入金利+0.24%
団信未加入:掲載借入金利-0.20%
2017年9月30日以前の申し込み:掲載借入金利-0.29%

なお、健康上の理由やその他の事情から団体信用生命保険に加入しない場合も、「フラット35」などを利用することは可能で、上記の金利が適用されるものとなりますが、契約者に万一のことがあった場合、相続が発生すると、相続者に残債の返済義務が残るため注意が必要です。

また、「フラット35」Sや「フラット35」リノベ、「フラット35」子育て支援型・地域活性化型に該当する場合、それぞれ借入金利の引き下げが受けられる仕組みもあります。取引条件を確認してください。

・新機構団信付き「フラット35」の借入金利水準
【融資率9割以下】
金利範囲:年1.180%~年1.870%(前月1.270%~1.960%)
最頻金利:年1.180%

【融資率9割超】
金利範囲:年1.620%~年2.310%(前月1.710%~2.400%)
最頻金利:年1.620%

100万円以上8,000万円以下、1万円単位で建設費または購入価額以内の融資を受けることができ、借入期間が21年以上35年以下の設定になる「フラット35」の提供金利範囲は、融資率9割以下で今回年1.180%~年1.870%となり、最も低い金利、最も高い金利のいずれも前月より0.090ポイント低下しました。提供ケースの最も多い金利値である最頻金利は、金利範囲中最も低い値と同じ、年1.180%となっています。

融資率が9割超にあたる場合の金利範囲は、年1.620%~年2.310%で、こちらも前月より低下、最低金利、最高金利がそれぞれ0.090ポイント低くなっていました。最頻金利は、やはり金利範囲の最低値と同じ年1.620%です。「フラット35」の金利低下は、先月に続き2カ月連続で記録されました。直近の動向をみても、金利は非常に低い水準になってきています。

「フラット20」や「フラット50」でも金利が低下
・新機構団信付き「フラット20」の借入金利水準
【融資率9割以下】
金利範囲:年1.120%~年1.810%(前月1.210%~1.900%)
最頻金利:年1.120%

【融資率9割超】
金利範囲:年1.560%~年2.250%(前月1.650%~2.340%)
最頻金利:年1.560%

借入期間を15年以上20年以下で選択する場合に利用できる「フラット35」のうちの住宅ローン「フラット20」における2019年7月の提供金融機関の金利は、融資率9割以下の場合で年1.120%~年1.810%となり、前月から最低金利、最高金利のいずれも0.090ポイント低下していました。最頻金利は最低金利と同じ、年1.120%となっています。

融資率9割超の場合も同傾向で、金利範囲が年1.560%~年2.250%となり、前月より0.090ポイントずつ下がりました。最頻金利は年1.560%です。

・新機構団信付き「フラット50」の借入金利水準
【融資率9割以下】
金利範囲:年1.590%~年2.090%(前月1.670%~2.170%)
最頻金利:年1.590%

【融資率9割超】
金利範囲:年2.030%~年2.530%(前月2.110%~2.610%)
最頻金利:年2.030%

長期優良住宅の認定を受けた住宅を取得する場合に利用可能な、借入期間を最長50年とする長期固定金利の住宅ローンである「フラット50」については、借入額が建設費または購入価額の6割以内となるものの、「フラット35」または「フラット20」との併用が可能であり、これの融資率が9割を超えるときの金利は、「フラット50」、「フラット35」または「フラット20」のそれぞれについて、融資率9割超の場合の金利が適用される決まりとなっています。

この「フラット50」における提供金利は、融資率9割以下の場合が年1.590%~年2.090%で、前月に比べ最低金利が0.080、最高金利も0.080ポイント低下しました。最頻金利は金利範囲中の最低値と同じ、年1.590%になっています。

融資率9割超のケースでも、金利範囲は年2.030%~年2.530%となり、前月から最低・最高とも0.080ポイントずつ低下していました。最頻金利は年2.030%です。

今回は「フラット35」、「フラット20」、「フラット50」のすべてで前月より金利が低下しました。横ばいからやや上昇する傾向もみられていた金利は、再び低下傾向となり、ごく低い水準になっています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は住宅金融支援機構「借入金利の推移」公開資料より)


▼外部リンク

独立行政法人住宅金融支援機構 「フラット35」などの最新金利情報案内ページ
https://www.simulation.jhf.go.jp/

借入金利の推移 データ提供ページ
https://www.flat35.com/kinri/kinri_suii.html


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