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【pickupニュース】住まい選択で軽視傾向の温熱環境、健康や子どもの成長には影響大

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OMソーラーが住まいと温熱環境に関する意識調査を実施
OMソーラー株式会社は18日、住宅選びと住まいの温熱環境に関するアンケート調査を実施、その結果をとりまとめて発表しました。夏場の室内における熱中症や冬に多いヒートショック事故など、関心も高まりつつある暮らしの温熱環境ですが、不動産購入検討時の消費者意識はどうかといった最新の傾向をみることができます。

調査は2019年5月13日~5月14日、インターネットリサーチ方式で、埼玉県、千葉県、神奈川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県の20代~40代女性を対象に行われたもので、261人の有効回答が得られています。

・住宅選びで重視した項目(とても重視/やや重視)
1位 予算:約62%/約26%
2位 日当たり:約35%/約46%
3位 間取り:約34%/約51%
4位 収納:約28%/約47%
5位 部屋数:約28%/約55%
6位 駅からの距離:約25%/約43%
7位 内装:約21%/約52%
8位 外観:約18%/約40%
9位 耐震性:約17%/約39%
10位 水廻り設備:約17%/約49%
11位 暖かさ・涼しさ:約14%/約46%
12位 学校、幼・保育園の距離:約14%/約46%
13位 商業・公共施設の距離:約13%/約40%
14位 省エネ性能:約8%/約35%
15位 バリアフリー:約5%/約21%

まず、住宅選びで重視した項目について尋ね、「とても重視」、「やや重視」、「あまり重視しない」、「全く考えなかった」の4段階で評価してもらうと、「とても重視」が6割を超え、「やや重視」と合計すると9割近くにのぼった「予算」が圧倒的にトップとなりました。

「とても重視」の割合では「予算」から大きく差が開くものの、「やや重視」を加えた値では8割前後と高い水準になったのは、2位以下の「日当たり」や「間取り」、「収納」、「部屋数」です。

「とても重視」の回答者割合でみると、予算を除いた場合、住宅のプランにカテゴライズされる項目が軒並み上位を占める結果となり、「暖かさ・涼しさ」や「省エネ性能」、「バリアフリー」など、建物の機能・性能に関する項目は低位にとどまり、優先度・重視度の低い傾向となっていました。

6割超が温熱環境に不満、子どもが嫌がる行為への影響で成長に不安も
・現住宅の暖かさ/寒さについて
寒さと暑さの両方が不満:29%
寒さが不満:18%
暑さが不満:15%
年間通じて満足:29%
あてはまるものはない:8%

住宅購入時などには、あまり重視されない温熱環境ですが、実際に現居住住宅の環境について、どう感じているか尋ねると、「年間を通じて満足」している人は3割弱にとどまり、「冬の寒さと夏の暑さの両方が不満」は29%、「冬の寒さが不満」が18%、「夏の暑さが不満」15%で、合計すると、実に62%の人は不満を抱いていることが明らかとなりました。

・暑い時期/寒い時期に住宅内で子どもが嫌がること
【0~6歳】
起床:17%/44%
洗面:5%/18%
歯磨き:8%/7%
手洗い:3%/17%
トイレ:4%/19%
入浴:26%/22%
食事:6%/2%
睡眠:14%/6%
宿題・学習:9%/1%
習い事:2%/2%
テレビ視聴:0%/1%
ゲーム:0%/0%
PC・スマホ・タブレット:0%/0%
室内あそび:6%/5%

【7~12歳】
起床:12%/70%
洗面:0%/35%
歯磨き:0%/19%
手洗い:0%/22%
トイレ:1%/14%
入浴:19%/17%
食事:6%/6%
睡眠:17%/4%
宿題・学習:32%/10%
習い事:12%/6%
テレビ視聴:0%/7%
ゲーム:1%/0%
PC・スマホ・タブレット:0%/0%
室内あそび:9%/0%

【13歳以上】
起床:7%/71%
洗面:1%/16%
歯磨き:0%/7%
手洗い:0%/7%
トイレ:2%/7%
入浴:13%/13%
食事:6%/4%
睡眠:5%/1%
宿題・学習:43%/6%
習い事:5%/4%
テレビ視聴:1%/2%
ゲーム:0%/0%
PC・スマホ・タブレット:0%/0%
室内あそび:4%/1%

子どもの年齢別で0~6歳、7~12歳、13歳以上と分類し、暑い時期、また寒い時期にどのような室内活動を嫌がるか尋ねた結果では、暑い時期に0~6歳や7~12歳の子どもで「入浴」や「睡眠」が高い傾向にあり、0~6歳では「起床」も多いなど、睡眠状態が良くないことをうかがわせるものとなっていました。13歳以上では「宿題・学習」が突出して高く4割を超え、7~12歳でも3割強になっています。

夏の暑さにおいては、低い年齢で入浴と睡眠環境への影響が、上の年齢になると学習環境への影響が大きいといえるでしょう。

一方、寒い時期では、年齢を問わず「起床」が高く、0~6歳で44%、7~12歳、13歳以上では7割前後にものぼっていました。これに次いで多いのが、0~6歳児で「入浴」や「トイレ」、「洗面」、「手洗い」で、7~12歳児では「洗面」、「手洗い」、「歯磨き」、「入浴」などとなっています。「洗面」、「入浴」は、13歳以上でも比較的高く、いずれも寒い中での水の冷たさ、洗面・脱衣所、浴室、トイレの冷えが影響しているとみられました。

冬場に寒いからといって手洗いや歯磨き、入浴が適切に行われないと、衛生面への悪影響が懸念されます。0~6歳児のような低年齢期にトイレを嫌がり、適切な排泄が促されないことも、健康上、大きな問題です。

こうした影響がみられた行動に対し、テレビ視聴やゲーム、PC・スマートフォン、タブレットの利用といった行動に関しては、嫌がる向きがほぼなく、室内の暑さ・寒さは、これらの時間が増加するような、子どもの不活発性を高めることにつながっているとも考えられました。

OMソーラーでは、専門家の見解を引きつつ、大人、高齢者の健康問題に加え、より自ら室温調整を行うことが難しい小さな子どもや、体力レベルが高齢者と同じく低い段階にある発達途上の子どもの場合、住宅環境の工夫という観点からの温熱環境への配慮が必要と訴えています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

OMソーラー株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000007.000020154.html

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