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【pickupニュース】フルリノベーション、部屋数は「減らす」がトレンド

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SUVACOが近年のリノベーション傾向を調査
理想の住まいを手に入れるためのリノベーションやリフォーム、注文住宅建築家など、最適なプロフェッショナルと出会うことができるマッチングサービスの提供を事業内容とするSUVACO株式会社は20日、同社のプラットフォームサイト「SUVACO」に登録されている物件事例を対象に、フルリノベーションの傾向について調査を行い、その結果を公開しました。

調査は、2017年12月31日~2019年5月29日までの期間、日本全国のフルリノベーションを実施している物件に該当し、施工前後での部屋数といった詳細条件が判明している「SUVACO」の登録事例データをピックアップして集計するかたちで行われました。対象事例は658件であったと報告されています。

・部屋数の変化
減少:55.9%
増加:5.8%
増減なし:26.4%
不明:11.9%

まずリノベーションの前後で、部屋数がどう変化したか調査すると、該当住宅のうち55.9%は部屋数を減少させていました。次に多いのは「増減なし」の26.4%で、部屋数を増やすリノベーションが行われたケースは、わずか5.8%にとどまっています。

現代は住宅の空間を細かく区切って多くの部屋数を確保するのではなく、より広く開放的な空間を作り出し、活用したいというニーズが強いことがうかがわれました。

居住人数が少ないほど部屋数減のリノベーション志向に
・居住者数別の部屋数変化動向
【単身世帯】
減少:73.4%
増加:1.6%
増減なし:21.9%
不明:3.1%

【夫婦・カップル世帯】
減少:72.3%
増加:3.1%
増減なし:17.4%
不明:7.2%

【子ども1人のファミリー世帯】
減少:61.9%
増加:6.5%
増減なし:25.9%
不明:5.8%

【子ども2人以上のファミリー世帯】
減少:36.5%
増加:10.3%
増減なし:34.1%
不明:19.0%

リノベーション実施に伴う部屋数の変化を、居住者の人数別で分析すると、単身者と夫婦・カップル世帯の場合では、部屋数を減少させたケースが7割を超え、それぞれ73.4%、72.3%と目立って多くなっていました。とくに単身者の場合、「増加」させたケースは、1.6%と非常に少ない値になっています。

一方ファミリー世帯になると、「減少」ケースの占める割合が低下し、子ども1人の場合では61.9%となりました。これがさらに子ども2人以上の場合になると、36.5%まで低下しており、「増減なし」の34.1%と拮抗する水準であることが確認されています。部屋数を増やしたケースも10.3%と1割を上回り、他の世帯タイプに比べて多い傾向がありました。

居住人数が少ないケースほど、ひとつながりの空間を広く、自由に回遊できるスタイルが志向され、逆に居住人数が多くなると、プライベートな空間を確保する観点などから、ある程度区切りのある間取りを選択する、一定以上の部屋数を保つケースも増えている可能性が考えられるでしょう。

しかし、全体を通じて柔軟な使い方が可能な広い空間を求める傾向にあることは間違いないといえ、かつてのような部屋数の多い住宅こそ豊かさの象徴といった意識は薄れていると分かります。

SUVACOでは、人口減少といった社会背景や、開放的なリビング空間を交流拠点とするなど、間取りから自然な家族のつながりを生み出す住まいへのニーズが高まっていることを指摘し、こうしたフルリノベーションで部屋数が減少する傾向は、今後も続いていくだろうとしました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

SUVACO株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000007697.html

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