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【pickupニュース】19年4月の建設工事出来高総計、1.6%増の約4兆円

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国土交通省が最新の建設総合統計を発表
国土交通省は18日、2019年4月分の「建設総合統計」を発表しました。この統計調査は、建築着工統計調査と建設工事受注動態統計調査から得られるデータの工事費額を、着工ベースの金額ととらえ、工事の進捗状況に合わせた月次の出来高へ展開、月ごとの国内建設活動を工事出来高として推計し、動向を把握することを目的にしている同省の加工統計です。

・建設工事出来高概要
出来高総計:4兆236億円(前年同月比+1.6%)
民間総計:2兆5,670億円(前年同月比+2.5%)
公共総計:1兆4,567億円(前年同月比+0.1%)

2019年4月の建設工事出来高総計は、4兆236億円で、前年同月に比べ1.6%の増加となっていました。例年、年度初めとして大きく低下する4月ですが、直近の過去5年では最高で、唯一4兆円を上回る規模となり、活況なスタートを切っています。

民間の建築主による出来高総計は2兆5,670億円で、前年同月より2.5%の増加でした。公共の建築主によるものは、ほぼ前年並みですが、0.1%の微増で1兆4,567億円になっています。昨今の公共総計は、前年同月比マイナス水準が続いており、プラスを記録するのは2018年4月以来と、1年ぶりのことでした。

・民間出来高総計の内訳
建築:2兆1,078億円(前年同月比+3.3%)
 うち居住用:1兆2,524億円(前年同月比+2.3%)
 うち非居住用:8,553億円(前年同月比+4.8%)
土木:4,592億円(前年同月比-1.3%)

民間の工事出来高について、その内訳をみると、建築が前年同月を3.3%上回る2兆1,078億円となっています。このうち居住用は1兆2,524億円で、前年同月より2.3%増加、非居住用は8,553億円の前年同月比4.8%増でした。一方、土木は前年同月より1.3%減少し、4,592億円になっています。

地域別では北海道と東北、四国がマイナスも中国が大幅プラス
・公共出来高総計の内訳
建築:3,054億円(前年同月比+2.2%)
 うち居住用:391億円(前年同月比-7.5%)
 うち非居住用:2,662億円(前年同月比+3.8%)
土木:1兆1,513億円(前年同月比-0.4%)

2019年4月の公共の建築主による工事出来高総計を内訳でみると、建築が前年同月より2.2%増加し、3,054億円となっていました。このうち居住用は、占める割合がごく少ないものの、前年同月より7.5%とややまとまった減少で391億円にとどまっています。それに対し、非居住用は前年同月より3.8%増加、2,662億円となり、全体のプラス傾向を支えるものになっていました。土木は1兆1,513億円で、前年同月に比べると0.4%のマイナス、小幅な減少となっています。

・地域別出来高
北海道:1,718億円(前年同月比-1.1%)
東北:4,037億円(前年同月比-5.4%)
関東:1兆5,008億円(前年同月比+0.2%)
北陸:2,108億円(前年同月比+5.4%)
中部:4,594億円(前年同月比+0.4%)
近畿:5,118億円(前年同月比+5.6%)
中国:2,244億円(前年同月比+15.9%)
四国:1,002億円(前年同月比-0.8%)
九州・沖縄:4,407億円(前年同月比+3.7%)

地域別の分析では、北海道、東北、四国の3地域が前年同月比でマイナス水準でしたが、それ以外の6地域はプラス水準で、前年同月の値を上回っています。マイナス基調の続く北海道と東北は、今回もそれぞれ1.1%、5.4%のマイナスで、1,718億円、4,037億円でした。四国は前年同月比で0.8%の減少と、小幅ながら2カ月ぶりにマイナスへ転じています。

関東は0.2%の増加と、ほぼ前年並みで1兆5,008億円でした。大きく伸びたのは中国エリアで、前年同月より15.9%の増加と、今回唯一の2桁増で2,244億円になっています。

ピックアップニュースは以上になります。
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(画像は国土交通省「建設総合統計 2019年4月分」公開資料より)


▼外部リンク

国土交通省 報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000840.html

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