収益物件
2019/06/18
【pickupニュース】19年度レンダー新規融資額は増加見込みも収益性重視の慎重な動き
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今後の不動産市場における見通しや不動産融資姿勢の把握を目指すもので、2019年4～5月に40社を対象として調査票をメール送付したほか、サイト経由で回答を依頼、25社から有効回答を得たとされています。
・新規融資
【変わらない／増加する】
シニアローン：90％（前年比＋12ポイント）
メザニンローン：91％（前年比－1ポイント）
2019年度の新規融資額について、前年度に比べて「変わらない」または「増加する」と回答した企業は、裏付け不動産の第1順位担保権などが設定された返済順位の高い、シニアローンで90％、裏付け不動産に設定される担保権などが第2順位以下となるなどシニアローンより返済順位が劣る貸付のメザニンローンでは91％となり、いずれも高水準であることから、2019年度の新規融資額は増加すると見込まれました。
・融資判断における最重視項目
LTV：36％
安定した収益性：28％
不動産ノンリコースローンの融資判断で最も重視する項目を尋ねたところ、トップは資産評価額に対する融資金額の割合を意味する「LTV」で36％でした。前年に比べて大きく増加した項目として注目されるのは「安定した収益性」で、20％から28％と8ポイント増加しています。
新規融資には積極的であるものの、融資対象への可否判断では、元本回収がより確実であるか、景気サイクルの影響を受けにくい物件か、慎重に見極める姿勢が強まっているようです。
オフィス：64％（前年比＋10ポイント）
・オフィスビル融資が魅力の地域
1位：東京
2位：大阪
3位：横浜
4位：福岡
レンダーが融資対象として最も魅力的と感じるアセットタイプは、前年調査に続き「オフィス」がトップで、その回答率も64％と10ポイント増加しました。低い空室率と堅調な賃料上昇傾向など、需給の引き締まった状況が続くオフィス賃貸市場は、その動向からレンダーにも好感をもって受け止められているとみられます。
オフィスビルへの融資対象エリアでは、魅力のある順に東京、大阪、横浜がトップ3となりました。首都圏・大都市圏がやはり注目されています。一方、4位には福岡がランクインし、地方都市のオフィス市場にも高い関心が示されました。需給の逼迫した状況が続く見通しで、賃料上昇の余地があると期待される状況がレンダーからの高評価につながっているようです。
・今後の見通しについて
【不動産価格】
低下する：約5％（前年比約－5ポイント）
変わらない：約67％（前年比横ばい）
上昇する：28％（前年比＋5ポイント）
【LTV】
低下する：約4％（前年比約－23ポイント）
変わらない：約86％（前年比約＋26ポイント）
上昇する：約10％（前年比約－3ポイント）
【スプレッド】
縮小する：約15％（前年比約＋4ポイント）
変わらない：約61％（前年比約－6ポイント）
拡大する：約24％（前年比約＋2ポイント）
今後の売買市場について見通しを尋ねた問いでは、不動産価格に関し「上昇する」としたレンダーが28％と、前年調査時より5ポイント増加しました。「変わらない」とみる向きも強いものの、投資家の旺盛な投資意欲を受け、価格上昇への期待が高まっていると考えられます。
一方で不動産ファイナンス市場における最大の脅威を問うた質問では、「国内外の経済ショック」という回答が68％にのぼり、前年から26ポイントもの増加となっていました。米国に端を発する貿易摩擦の影響が注視されています。
LTVについては「低下する」とみるレンダーが大幅に減少し、「変わらない」との予測が大半になりました。前年並みの水準になるとの見方が広がっています。これに対し、スプレッドではレンダーにより見方が分かれ、「縮小する」との回答も「拡大する」との回答も、前年よりやや増加しました。
低金利が続く中、より高い収益が見込まれる不動産投資事業として、レンダーの融資姿勢は引き続き全体として前向きな傾向にあり、前年よりもさらにその傾向は進んでいるとみられますが、一方でLTVや収益安定性を重視する慎重で冷静な取り組みが目立つものともなっています。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください！
（画像はプレスリリースより）
▼外部リンク
シービーアールイー株式会社 プレスリリース
https://www.cbre.co.jp/
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CBREが関連事業者やファンド対象のレンダーアンケートを実施
シービーアールイー株式会社（CBRE）は13日、不動産ノンリコースローンに関わる不動産事業者や不動産ファンドを対象とする「レンダーアンケート 2019」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。今後の不動産市場における見通しや不動産融資姿勢の把握を目指すもので、2019年4～5月に40社を対象として調査票をメール送付したほか、サイト経由で回答を依頼、25社から有効回答を得たとされています。
・新規融資
【変わらない／増加する】
シニアローン：90％（前年比＋12ポイント）
メザニンローン：91％（前年比－1ポイント）
2019年度の新規融資額について、前年度に比べて「変わらない」または「増加する」と回答した企業は、裏付け不動産の第1順位担保権などが設定された返済順位の高い、シニアローンで90％、裏付け不動産に設定される担保権などが第2順位以下となるなどシニアローンより返済順位が劣る貸付のメザニンローンでは91％となり、いずれも高水準であることから、2019年度の新規融資額は増加すると見込まれました。
・融資判断における最重視項目
LTV：36％
安定した収益性：28％
不動産ノンリコースローンの融資判断で最も重視する項目を尋ねたところ、トップは資産評価額に対する融資金額の割合を意味する「LTV」で36％でした。前年に比べて大きく増加した項目として注目されるのは「安定した収益性」で、20％から28％と8ポイント増加しています。
新規融資には積極的であるものの、融資対象への可否判断では、元本回収がより確実であるか、景気サイクルの影響を受けにくい物件か、慎重に見極める姿勢が強まっているようです。
首都圏オフィスは引き続き人気、景気後退への懸念が広がる傾向
・魅力あるアセットタイプオフィス：64％（前年比＋10ポイント）
・オフィスビル融資が魅力の地域
1位：東京
2位：大阪
3位：横浜
4位：福岡
レンダーが融資対象として最も魅力的と感じるアセットタイプは、前年調査に続き「オフィス」がトップで、その回答率も64％と10ポイント増加しました。低い空室率と堅調な賃料上昇傾向など、需給の引き締まった状況が続くオフィス賃貸市場は、その動向からレンダーにも好感をもって受け止められているとみられます。
オフィスビルへの融資対象エリアでは、魅力のある順に東京、大阪、横浜がトップ3となりました。首都圏・大都市圏がやはり注目されています。一方、4位には福岡がランクインし、地方都市のオフィス市場にも高い関心が示されました。需給の逼迫した状況が続く見通しで、賃料上昇の余地があると期待される状況がレンダーからの高評価につながっているようです。
・今後の見通しについて
【不動産価格】
低下する：約5％（前年比約－5ポイント）
変わらない：約67％（前年比横ばい）
上昇する：28％（前年比＋5ポイント）
【LTV】
低下する：約4％（前年比約－23ポイント）
変わらない：約86％（前年比約＋26ポイント）
上昇する：約10％（前年比約－3ポイント）
【スプレッド】
縮小する：約15％（前年比約＋4ポイント）
変わらない：約61％（前年比約－6ポイント）
拡大する：約24％（前年比約＋2ポイント）
今後の売買市場について見通しを尋ねた問いでは、不動産価格に関し「上昇する」としたレンダーが28％と、前年調査時より5ポイント増加しました。「変わらない」とみる向きも強いものの、投資家の旺盛な投資意欲を受け、価格上昇への期待が高まっていると考えられます。
一方で不動産ファイナンス市場における最大の脅威を問うた質問では、「国内外の経済ショック」という回答が68％にのぼり、前年から26ポイントもの増加となっていました。米国に端を発する貿易摩擦の影響が注視されています。
LTVについては「低下する」とみるレンダーが大幅に減少し、「変わらない」との予測が大半になりました。前年並みの水準になるとの見方が広がっています。これに対し、スプレッドではレンダーにより見方が分かれ、「縮小する」との回答も「拡大する」との回答も、前年よりやや増加しました。
低金利が続く中、より高い収益が見込まれる不動産投資事業として、レンダーの融資姿勢は引き続き全体として前向きな傾向にあり、前年よりもさらにその傾向は進んでいるとみられますが、一方でLTVや収益安定性を重視する慎重で冷静な取り組みが目立つものともなっています。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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（画像はプレスリリースより）
▼外部リンク
シービーアールイー株式会社 プレスリリース
https://www.cbre.co.jp/
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