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【pickupニュース】19年5月のレインズ既存物件、成約件数減少も価格は上昇

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不動産流通推進センターが物件売買の最新動向を発表
公益財団法人不動産流通推進センターは11日、全国の指定流通機構における既存住宅の売買成約状況について、その動向をとりまとめた最新データの公開を開始しました。今回、集計・公開されたデータは2019年5月分のものです。

・全国既存マンション成約動向
成約件数:5,088件(前年同月比-3.42%)
成約価格:2,728万円(前年同月比+2.09%)
平米単価:41.51万円(前年同月比+2.92%)
専有面積:67.15平方メートル(前年同月比-0.08%)
築年数:22.49年(前年同月比+3.76%)

既存マンションの成約件数は、全国で5,088件となり、前年同月より3.42%減少しました。4カ月ぶりのマイナスで、前月に比べても1,500件ほど減少しており、年初に続くやや低調な動きとなっています。

成約価格は2,728万円で、前月に比べると低下していますが、こちらは前年同月比で2.09%の上昇でした。平米単価も同様で、41.51万円となり、前月より下落したものの、前年同月比では2.92%の上昇となっています。なお、成約価格と平米単価の前年同月比上昇は2012年9月から継続されており、今回で69カ月連続のプラスになりました。

専有面積は、ほぼ前年並みながら、わずかに縮小する0.08%のマイナスで67.15平方メートルでした。築年数は22.49年となり、前年同月より3.76%増、経年化が進んでいます。

・地域別既存マンション成約動向
【成約件数】
北海道:214件(前年同月比+24.42%)
東北:157件(前年同月比+5.37%)
北関東・甲信越:61件(前年同月比-17.57%)
首都圏:2,696件(前年同月比-1.46%)
北陸:20件(前年同月比-23.08%)
中部圏:340件(前年同月比-5.29%)
近畿圏:1,131件(前年同月比-12.26%)
中国:99件(前年同月比-13.91%)
四国:38件(前年同月比+11.76%)
九州・沖縄:332件(前年同月比+5.73%)

【成約価格】
北海道:1,797万円(前年同月比+2.88%)
東北:1,703万円(前年同月比-10.17%)
北関東・甲信越:1,498万円(前年同月比-9.00%)
首都圏:3,346万円(前年同月比+0.80%)
北陸:1,693万円(前年同月比+21.50%)
中部圏:2,064万円(前年同月比+19.16%)
近畿圏:2,215万円(前年同月比+3.85%)
中国:1,904万円(前年同月比-4.33%)
四国:1,336万円(前年同月比-6.59%)
九州・沖縄:1,914万円(前年同月比-0.69%)

2019年5月に成約した既存マンションについて、地域別で動向をみると、成約件数は北海道、東北、四国、九州・沖縄の4エリアで増加したものの、それ以外の6エリアで減少、中でも北陸地方は前年同月より23.08%少ない20件にとどまっていました。北関東・甲信越、近畿圏、中国も2桁減となっています。最も増加幅が大きかったのは北海道で、前年同月より24.42%多い214件でした。

成約価格では、東北、北関東・甲信越、中国、四国、九州・沖縄の5エリアが下落、北海道、首都圏、北陸、中部圏、近畿圏の5エリアが上昇となり、半数ずつに分かれる結果となっています。下落幅が最も大きいのは東北で、前年同月比10.17%の下落となる1,703万円でした。反対に大きく上昇したのは、北陸と中部圏で、それぞれ21.50%、19.16%と20%前後という大幅アップになっています。首都圏はほぼ前年並みで微増、0.80%上昇の3,346万円でした。

戸建の成約件数も7カ月ぶりに減少
・全国既存戸建住宅成約動向
成約件数:2,810件(前年同月比-5.29%)
成約価格:2,304万円(前年同月比+1.23%)
建物面積:114.41平方メートル(前年同月比+2.04%)
土地面積:202.31平方メートル(前年同月比+6.43%)
築年数:24.66年(前年同月比+1.25%)

2019年5月の全国既存戸建住宅における成約報告件数は、2,810件で前年同月より5.29%減少しました。既存マンションと同じく、前月に比較しても減少しており、約700件少なくなっています。既存戸建住宅の成約件数が、前年同月比でマイナスに転じたのは、7カ月ぶりのことです。

成約価格は前年同月より1.23%上昇、前月に比較しても上昇し、2,304万円となりました。建物面積は前年同月比で2.04%の拡張となる114.41平方メートル、土地面積はさらに広がって、前年同月比で6.43%のプラスとなる202.31平方メートルでした。築年数は24.66年で、前年同月より1.25%の延長、経年化が進んでいます。

・地域別既存戸建住宅成約動向
【成約件数】
北海道:188件(前年同月比+8.05%)
東北:121件(前年同月比-12.95%)
北関東・甲信越:163件(前年同月比-4.68%)
首都圏:903件(前年同月比+1.23%)
北陸:76件(前年同月比-1.30%)
中部圏:233件(前年同月比+0.43%)
近畿圏:741件(前年同月比-13.23%)
中国:131件(前年同月比-4.38%)
四国:47件(前年同月比-25.40%)
九州・沖縄:207件(前年同月比-9.21%)

【成約価格】
北海道:1,576万円(前年同月比+0.62%)
東北:1,726万円(前年同月比-12.50%)
北関東・甲信越:1,320万円(前年同月比-3.79%)
首都圏:3,240万円(前年同月比+0.95%)
北陸:1,596万円(前年同月比+7.64%)
中部圏:2,336万円(前年同月比+3.15%)
近畿圏:2,041万円(前年同月比-1.68%)
中国:1,668万円(前年同月比+4.29%)
四国:1,399万円(前年同月比-9.29%)
九州・沖縄:1,771万円(前年同月比+6.13%)

既存戸建住宅の成約動向を地域別に分析すると、成約件数では、北海道と首都圏、中部圏の3エリアが増加となった一方、それ以外の7エリアは減少し、数、変動幅のいずれでみても減少傾向が強い状況になっていました。とくに四国地方は前年同月より25.40%少ない47件にとどまり、東北や近畿圏も2桁減と大きく落ち込んでいます。最も増加したのは、北海道で前年同月を8.05%上回る188件でした。首都圏、中部圏はプラスとなったものの、それぞれ1.23%、0.43%と小幅な増加になっています。

一方、成約価格は、東北、北関東・甲信越、近畿圏、四国の4エリアで下落となりましたが、それ以外の6エリアで上昇しています。ただし上昇幅は限定的で、最も上昇した北陸地方で7.64%、それに次ぐ九州・沖縄地方で6.13%となったほかは、5%未満の上昇でした。それに対し、下落した東北地方では、前年同月比12.50%とまとまった低下がみられ、1,726万円になっています。首都圏は前年同月比で0.95%の上昇と、わずかにアップして、3,240万円でした。

ピックアップニュースは以上になります。
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今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は不動産流通推進センター「指定流通機構の物件動向」公開資料より)


▼外部リンク

公益財団法人不動産流通推進センター レインズの最新データ資料提供ページ
https://www.retpc.jp/chosa/reins/reins_new/

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