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【pickupニュース】19年1Q東京Aオフィスグロス床単価、6四半期ぶりの下落に

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大和不動産鑑定が最新のアジア・オフィスプライス・インデックスを公開
不動産の総合コンサルタント事業を展開する大和不動産鑑定株式会社は7日、アジア主要都市におけるAクラスオフィスビルの床単価を査定してまとめた「アジア・オフィスプライス・インデックス」について、2019年第1四半期(1~3月)分のデータ提供を開始しました。

・Aクラスビルの想定定義
基準階面積:600坪
地上階層:35階建
築年数:12年
最寄駅からの距離:徒歩3分

この調査におけるAクラスオフィスビルは、三幸エステート株式会社と株式会社ニッセイ基礎研究所が共同で開発し、発表している「オフィスレント・インデックス」で採用されている「東京都心部Aクラスビル」で想定されている平均的ビルの概要と同程度の設定となっており、その詳細は上記のようになっています。

「アジア・オフィスプライス・インデックス」では、このクラスのビルをアジアの主要各都市に適用・想定し、提携鑑定会社などと共同で査定調査を実施、共用部分を含むグロス面積あたりの床単価を米ドルで算出しています。なおシドニーのみ、半期ごとの公表となっているため、今回の結果では2018年第4四半期のものが採用されました。

東京は6四半期ぶりマイナス、高騰する香港は再び上昇に
・オフィスプライス・インデックスデータ
東京:17,353ドル(前期比-768ドル、前年同期比+1,167ドル)
北京:14,448ドル(前期比+320ドル、前年同期比-996ドル)
上海:11,995ドル(前期比+170ドル、前年同期比-1,508ドル)
香港:39,743ドル(前期比+684ドル、前年同期比+3,152ドル)
シンガポール:16,376ドル(前期比+95ドル、前年同期比+270ドル)
ソウル:8,337ドル(前期比+48ドル、前年同期比-157ドル)
ホーチミン:5,700ドル(前期比+160ドル、前年同期比+600ドル)
マニラ:6,404ドル(前期比+106ドル、前年同期比+332ドル)
台北:15,077ドル(前期比-17ドル、前年同期比-138ドル)
バンコク:6,341ドル(前期比+301ドル、前年同期比+416ドル)
シドニー:9,061ドル(前年同期比-140ドル)

1平米あたりのグロス床単価で調査したオフィスプライス・インデックスは、2019年第1四半期の東京が17,353ドルで、前期に比べ768ドルの下落となりました。順調に上昇傾向をキープしてきた東京では、いったん下落に転じた2017年第3四半期以来、6四半期ぶりのマイナスで、再び18,000ドルを切り17,000ドル台になっています。しかし前年同期比では、なお1,167ドルの上昇を維持していました。

北京は、下落傾向からやや復調し14,448ドルに、前期より320ドルの上昇となりました。上海も再びプラスに転じて、前期比170ドルアップの11,995ドルになっています。ただし前年同期に比べると1,508ドルの下落で、ピークには遠い小幅な上昇でした。

調査対象の主要都市中、最も高額な単価で高騰を続けている香港は、前期にやや下落となったものの再び上昇し、前期より684ドルのプラスで39,743ドルとなりました。40,000ドル台も視野に入る高水準です。

シンガポールは小幅な上昇で、前期より95ドル、前年同期より270ドルのアップになる16,376ドルでした。ソウルも小幅な値動きで、前期比48ドルの上昇、前年同期比では157ドルの下落で8,337ドルとなっています。

ホーチミンは緩やかな上昇基調を維持しており、前期より160ドル、前年同期より600ドル上昇して5,700ドルになりました。マニラは6,000ドル台前半での推移が続いていますが、今期は2016年第4四半期の調査開始以降で最高値となる6,406ドルでした。

台北は15,000ドル超付近での小幅な動きとなり、前期より17ドルとわずかに下げて、15,077ドルになっています。バンコクはややまとまった上昇を記録、前期より301ドル、前年同期より416ドルのプラスとなる6,341ドルでした。

なお、2018年第4四半期の値が参考値として示されるシドニーは、直前調査の同年第2四半期より287ドル、前年同期より140ドル下げて9,061ドルとなっています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

大和不動産鑑定株式会社 プレスリリース(資料提供ページ)
http://daiwakantei.co.jp/2019_06_07/

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