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【pickupニュース】19年1Qオフィスプライス、A・Bクラスは微減もCクラスで上昇続く

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大和不動産鑑定が最新の「オフィスプレイス・インデックス」を発表
大和不動産鑑定株式会社は10日、東京都心部のオフィスビルにおけるネット床単価を査定し、データとしてとりまとめた2019年第1四半期分の「オフィスプライス・インデックス」について、公開を開始しました。

「オフィスプライス・インデックス」は、年間純収益を還元利回りで還元して算定する直接還元法の収益還元法に基づいて作成されているもので、年間純収益の元データとなる賃料は、三幸エステート株式会社と株式会社ニッセイ基礎研究所が共同開発した成約賃料に基づくオフィス賃料指数の「オフィスレント・インデックス」を参照し、総費用については、大和不動産鑑定が査定した数値が採用されています。

・調査クラス別の想定
【東京都心部Aクラスビル】
基準階面積:600坪
地上階層:35階建
築年数:12年
最寄駅からの距離:徒歩3分

【東京都心部Bクラスビル】
基準階面積:450坪
地上階層:18階建
築年数:16年
最寄駅からの距離:徒歩3分

【東京都心部Cクラスビル】
基準階面積:約145坪
地上階層:9階建
築年数:15年
最寄駅からの距離:徒歩3分

なお、この調査における各クラスのビル概要は、「オフィスレント・インデックス」のAクラス、Bクラス、Cクラスにおける標準的なビル物件のそれに準じており、上記のようなものとなっています。

・還元利回りの推移
東京都心部Aクラスビル:3.9%(前期比横ばい、前年同期比横ばい)

「オフィスプライス・インデックス」の算定に用いる還元利回り(CR)は、Aクラスビルの場合で、2019年第1四半期(1~3月)は3.9%となっていました。この値は2013年の末頃から維持されており、それ以前は4%を超える水準となっていた時期もありましたが、直近5年に変動はみられません。

前年同期比では全クラス上昇を継続
・東京都心部オフィスビル床単価
Aクラスビル:坪あたり934万円(前期比-3.3%、前年同期比+11.7%)
Bクラスビル:坪あたり430万円(前期比-1.4%、前年同期比+7.2%)
Cクラスビル:坪あたり332万円(前期比+1.2%、前年同期比+23.0%)

2019年第1四半期における東京都心部Aクラスビルの床単価は、坪あたり934万円になり、前期より32万円、率にして3.3%の下落となりました。ただし前年同期比では約100万円高い値で、11.7%の上昇と、依然好調さをキープしています。直近10年では、最高水準に高い状態が続いているといえるでしょう。

Bクラスビルは坪あたり430万円で、前期に比べ6万円、率にして1.4%の微減になっています。こちらも前年同期比では7.2%の上昇で、小幅な上下変動をみせつつも、およそ緩やかな上昇基調にあります。

Cクラスビルは坪あたり332万円で、前期に比べ4万円、率にして1.2%の上昇でした。前年同期比では62万円のアップ、率にして23.0%もの大幅上昇となり、引き続き高値となる傾向がみられています。

品薄感の広がる市場にあって、しみ出したニーズがCクラスの価格を押し上げている可能性もあります。2002年以降で最も高い値を記録した2008年第1四半期には及びませんが、それに次ぐ水準の高さまで上昇してきており、今後の動向も注目されるでしょう。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

大和不動産鑑定株式会社 プレスリリース提供ページ
http://daiwakantei.co.jp/2019_05_10/

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