クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】19年2月の首都圏M供給、全体は約3割減も埼玉などが増加

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

マーキュリーが月例新築マンション動向を発表
「サマリネットシリーズ」の提供をはじめ、不動産ビッグデータをもとにした事業展開を進める株式会社マーキュリーは8日、独自調査による「月例新築マンション動向」の5月号資料を公開しました。2019年2月度分の分譲実績データがまとめられています。

・首都圏新築分譲マンション供給実績概況
供給戸数:3,533戸(前年同月比-29.2%)
初月申込率:76%(前年同月比+7.2%)
平均坪単価:294.5万円(前年同月比+4.3%)
平均面積:65.74平方メートル(前年同月比+1.2%)
平均価格:5,181万円(前年同月比-6.6%)

2019年2月における首都圏の新築分譲マンション供給戸数は、合計で3,533戸と、前年同月より29.2%少なく、限定的な供給になりました。初月申込率はその分比較的高い値になり、76%となっています。

平均坪単価は294.5万円で、前年同月より4.3%上昇しました。平均坪単価は65.74平方メートルとやや拡大しましたが、平均価格は5,181万円で、前年同月より6.6%低下しています。

・エリア別動向
【供給戸数】
東京23区:1,579戸(前年同月比-38.1%)
東京都下:136戸(前年同月比-68.3%)
横浜市・川崎市:738戸(前年同月比-13.1%)
神奈川県下:478戸(前年同月比+21.0%)
埼玉県:502戸(前年同月比+14.9%)
千葉県:100戸(前年同月比-69.8%)

【初月申込率】
東京23区:74%(前年同月比+4.9%)
東京都下:88%(前年同月比+9.6%)
横浜市・川崎市:68%(前年同月比-7.4%)
神奈川県下:73%(前年同月比+0.6%)
埼玉県:75%(前年同月比+19.2%)
千葉県:78%(前年同月比+14.9%)

【平均坪単価】
東京23区:373.7万円(前年同月比-1.6%)
東京都下:259.1万円(前年同月比-10.8%)
横浜市・川崎市:266.7万円(前年同月比+12.7%)
神奈川県下:245.1万円(前年同月比+4.0%)
埼玉県:228.6万円(前年同月比+15.6%)
千葉県:223.2万円(前年同月比+18.2%)

【平均価格】
東京23区:7,559万円(前年同月比+13.1%)
東京都下:5,557万円(前年同月比-1.8%)
横浜市・川崎市:5,717万円(前年同月比+16.8%)
神奈川県下:5,197万円(前年同月比-1.6%)
埼玉県:4,882万円(前年同月比+20.9%)
千葉県:4,716万円(前年同月比+11.7%)

エリア別に供給動向をみると、供給戸数は千葉県で前年同月比69.8%の減少、東京都下で68.3%の減少となるなど、大幅に減少した地域が目立ったのに対し、神奈川県下と埼玉県では2桁増となっています。神奈川県下では、前年同月より21.0%多い478戸、埼玉県では14.9%多い502戸の供給がありました。エリアによりばらつきと変動が大きい月になっています。

初月申込率は、横浜市・川崎市が7.4%の低下で68%にとどまったのを除くと、全地域で前年同月を上回り、70%台後半から80%台後半と高めの値になりました。供給戸数の多かった神奈川県下は微増でしたが、埼玉県は19.2%のアップで75%にもなっており、まとまった供給を吸収するニーズが十分にあったとみられます。

平均坪単価は東京23区が微減、東京都下が唯一大きく下げて前年同月より10.8%のマイナスになりましたが、その他は上昇基調が続いています。神奈川県下は4.0%の上昇で245.1万円にとどまったものの、残る3エリアは前年同月比で2桁増になる伸びを記録しました。

平均価格では東京都下と神奈川県下が、いずれも前年同月比で1%台後半の微減になったものの、それ以外のエリアは2桁増の上昇となり、高騰傾向がなお続いている様相がうかがわれます。埼玉県はこちらでも全エリア中最も大きい上げ幅の20.9%アップで、4,882万円となっていました。まとまった供給戸数に高い申込率、坪単価・平均価格も顕著に伸びるという結果で、同エリアでは新築分譲マンションへの需要が高まり、市場が活性化しているとも考えられます。

・市区別供給上位(申込率)
1位 東京都練馬区:212戸(77%)
2位 東京都板橋区:192戸(84%)
3位 神奈川県厚木市:190戸(83%)
4位 東京都世田谷区:151戸(81%)
5位 東京都江東区:138戸(51%)

・駅別供給上位(平均坪単価)
1位 本厚木:190戸(269.2万円)
2位 上大岡:150戸(247.6万円)
3位 海老名:87戸(262.0万円)
4位 新板橋:85戸(292.0万円)
5位 川口:75戸(280.8万円)

供給上位エリアを市区別と駅別でランキング化すると、市区別では東京都の23区に該当するものがトップ5中4つ、トップ10でも6つを占め、多い傾向がありましたが、3位には神奈川県厚木市が190戸でランクインしました。上位は軒並み申込率も高いものの、5位の江東区は51%と低い値にとどまっています。

駅別では本厚木駅がトップの190戸、2位が上大岡駅で150戸でした。平均坪単価にして200万円台後半の地域が多く、やや郊外の駅が上位を占めていました。トップ10中では、10位に月島が55戸でランクインし、379.3万円の平均坪単価で、最も高い値でした。

・着工件数
東京23区:47件(前年同月比+8件)
東京都下:5件(前年同月比-2件)
横浜市・川崎市:14件(前年同月比+2件)
神奈川県下:1件(前年同月比+1件)
埼玉県:2件(前年同月比-3件)
千葉県:4件(前年同月比+3件)

・竣工件数
東京23区:75件(前年同月比-16件)
東京都下:13件(前年同月比+5件)
横浜市・川崎市:19件(前年同月比+1件)
神奈川県下:2件(前年同月比横ばい)
埼玉県:10件(前年同月比横ばい)
千葉県:8件(前年同月比横ばい)

着工件数は東京23区が前年同月より8件多い47件を数え、横浜・川崎でも14件に増加しています。一方、竣工件数は東京23区が前年同月に比べて大幅に少ない16件減の75件にとどまったものの、東京都下が5件増加の13件となっていました。その他エリアはおよそ前年並みです。

関西圏は供給低調、京阪・東大阪の平均価格が大幅アップ
・関西圏新築分譲マンション供給概況
【供給戸数】
全体:516戸(前年同月比-58.9%)
大阪市:279戸(前年同月比-38.7%)
北摂:78戸(前年同月比-62.3%)
京阪・東大阪:5戸(前年同月比-93.7%)
大阪府下:24戸(前年同月比-91.1%)
大阪・神戸間:30戸(前年同月比-57.7%)
神戸市以西・他:42戸(前年同月比-32.3%)
京都市:3戸(前年同月比-95.8%)
滋賀県:44戸(前年同月比+37.5%)
奈良県:11戸(データなし)

【初月申込率】
全体:64%(前年同月比+2.8%)
大阪市:68%(前年同月比+21.4%)
北摂:46%(前年同月比-28.3%)
京阪・東大阪:40%(前年同月比-39.8%)
大阪府下:54%(前年同月比-23.6%)
大阪・神戸間:26%(前年同月比-25.8%)
神戸市以西・他:43%(前年同月比-18.4%)
京都市:100%(前年同月比+45.1%)
滋賀県:73%(前年同月比+10.2%)
奈良県:36%(前年同月比+36.4%)

【平均価格】
全体:4,530万円(前年同月比+9.0%)
大阪市:4,706万円(前年同月比+8.5%)
北摂:4,666万円(前年同月比+12.4%)
京阪・東大阪:4,744万円(前年同月比+24.7%)
大阪府下:3,796万円(前年同月比-2.6%)
大阪・神戸間:5,130万円(前年同月比+17.8%)
神戸市以西・他:4,839万円(前年同月比+6.2%)
京都市:3,559万円(前年同月比-11.5%)
滋賀県:3,706万円(前年同月比-0.6%)
奈良県:3,804万円(データなし)

2019年2月における関西圏の新築分譲マンション供給状況をみると、供給戸数は滋賀県を除き、全エリアが大幅に減少し、全体でも前年同月より58.9%少ない516戸にとどまっていました。中でも京阪・東大阪や大阪府か、京都市は90%台のマイナスで、1桁台の供給になったエリアもみられるなど、ごく限定的な供給となっています。

初月申込率は大阪市、京都市、滋賀県、奈良県で上昇、全体で前年同月より2.8%高い64%になりました。一方で北摂。京阪・東大阪、大阪・神戸間、神戸市以西・他といったエリアは、限られた供給戸数ながら初月申込率でも大幅に前年同月を下回り、50%に満たない値となっています。

平均価格は全体で9.0%の上昇となる4,530万円でした。京都市が前年同月より11.5%低い3,559万円となっていますが、供給戸数がごく少ないため、参考値程度にとどまるでしょう。これを除くと、大阪府下と滋賀県でわずかに下げたものの、全体に上昇基調が続いているといえます。京阪・東大阪は上昇幅が最も大きく、前年同月より24.7%のアップになる4,744万円でした。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社マーキュリーによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000018769.html

PAGE TOP