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【pickupニュース】18年の住宅市場、過半が売上アップで19年も増加見込み

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Houzz Japanが住宅市場調査の結果を公開
世界最大級の家づくりとインテリアデザインのプラットフォームを提供し、理想の家づくりをサポートするHouzz Japan株式会社は18日、「2019年版 住宅市場調査(日本)」の結果をとりまとめて公開しました。

調査はHouzzに登録する国内の専門家(事業者)を対象に、2018年12月7日~12月22日にかけて行われたもので、有効回答数は254となっています。回答者の業種別内訳は下記の通りでした。

・回答者専門家カテゴリ
建築・デザイン:126
住宅建設・リフォーム:64
室内装飾:24
設計景観・アウトドア:16
設計施工:16
住宅設備・工事:8

・2019年の見通し
【総売上】
増加:59%(前年比横ばい)
変化なし:23%(前年比-4ポイント)
減少:18%(前年比+4ポイント)

【純利益】
増加:53%(前年比横ばい)
変化なし:24%(前年比-10ポイント)
減少:23%(前年比+9ポイント)

10%超の売上増加見込み:48%(前年比+2ポイント)

2019年の住宅市場見通しについて尋ねると、総売上では「増加」を見込む人が59%で、2018年と同値になり、「変化なし」は23%、「減少」見込みは4ポイント増の18%となりました。純利益も「増加」見込みは53%と過半で前年比横ばいの回答率になり、「変化なし」が低下して「減少」見込みが23%と9ポイントの増加になっています。

総売上、純利益とも「減少」を見込む回答が増えているものの、10%超の売上増加見込みと回答する専門家は48%にのぼり、前年より2ポイントアップするなど、好調さもうかがわれました。

・専門家種別の2019年増加見込み
【建築士・建築家】
総売上:56%
純利益:53%

【工務店】
総売上:58%
純利益:53%

【インテリアデザイナー/コーディネーター】
総売上:50%
純利益:50%

専門家のタイプ別で総売上と純利益について、2019年の増加を見込む回答率を調べたところ、いずれも半数を上回る回答がありましたが、総売上では工務店が58%で最も高く、次いで建築士・建築家の56%、インテリアデザイナー・インテリアコーディネーターは50%となっていました。

純利益は建築士・建築家と工務店が同値の53%、インテリアデザイナー・インテリアコーディネーターは50%です。

・2019年の売上成長戦略
【全体】
マーケと営業の強化:61%(前年比+9ポイント)
サービスの向上:46%(前年比+7ポイント)
大規模案件の獲得:39%(前年比-1ポイント)
従業員の生産性向上:35%(前年比+1ポイント)
他者との連携:32%(前年比-3ポイント)
新製品発表:24%(前年比+1ポイント)

【専門家種別トップ戦略】
建築士・建築家:マーケと営業の強化(45%)
工務店:サービスの向上(73%)
インテリアデザイナー・コーディネーター:他者との連携/大規模案件の獲得(71%)

2019年における売上に貢献する可能性が高いと見込んでいる成長戦略を尋ねると、「マーケと営業の強化」がトップの61%で、2018年より9ポイントアップしていました。次いで「サービスの向上」が46%でランクイン、こちらも前年より7ポイント上昇しています。3位以下の回答率はほぼ前年並みで大きな変化はみられず、「大規模案件の獲得」、「従業員の生産性向上」などが続きました。

専門家のタイプ別では、建築士・建築家の場合、「マーケと営業の強化」を主な成長戦略に挙げる人が最も多く45%を占めました。工務店では「サービスの向上」が最多で73%にのぼります。インテリアデザイナー・インテリアコーディネーターでは「他者との連携」と「大規模案件の獲得」が71%の同率でトップになり、それぞれ対象領域による注力ポイントの違いに特徴がみられました。

課題トップは顧客の獲得、工務店は中でも採用に力点
・2018年の実績
【総売上】
増加:40%(前年比-3ポイント)
変化なし:34%(前年比+5ポイント)
減少:26%(前年比-1ポイント)

【純利益】
増加:36%(前年比-1ポイント)
変化なし:35%(前年比+1ポイント)
減少:29%(前年比横ばい)

10%超の売上増加:33%(前年比-2ポイント)

2018年の住宅市場における事業パフォーマンスについては、総売上で「増加」が40%、「変化なし」が34%、「減少」が26%でした。「変化なし」が2017年より5ポイント増えました。純利益ではほぼ前年並みで大きな変化はなく、「増加」が1ポイント減、「変化なし」が1ポイント増の、それぞれ36%、35%でした。「減少」は29%で前年と同値になっています。

10%を超える売上増加があったと回答した専門家は33%で、2017年に比べると2ポイント減少しました。わずかながら2017年の好調さにブレーキがかかるケースも見受けられたものの、およそ堅調な推移となったようです。

・専門家種別の2018年実績増加
【建築士・建築家】
総売上:42%
純利益:36%

【工務店】
総売上:40%
純利益:40%

【インテリアデザイナー・コーディネーター】
総売上:28%
純利益:35%

2018年の実績が増加になったと回答した割合を、専門家のタイプ別でみると、総売上では、建築士・建築家が42%と最も多く該当し、工務店は40%でしたが、インテリアデザイナー・インテリアコーディネーターは28%にとどまっていました。

純利益になると、工務店が40%で建築士・建築家の36%を上回り、高い傾向になります。インテリアデザイナー・インテリアコーディネーターは、やはり最も低い値でしたが、総売上に比べると他との差は小さく、35%に増加との回答がみられました。

・2018年の業績見込みに対する実績
大幅に少ない:15%(前年比-2ポイント)
やや少ない:32%(前年比+4ポイント)
見込み通り:29%(前年比-6ポイント)
やや多い:19%(前年比+4ポイント)
大幅に多い:5%(前年比横ばい)

回答対象となった国内の専門家に、2018年の業績見込みと実績を比較してもらった結果は、「やや少ない」が前年より4ポイントアップで32%の最多になりましたが、「見込み通り」も29%となお多くなっていました。ただし前年比では6ポイント低下しています。

一方で「大幅に少ない」も減少し、「やや多い」は4ポイント増加して19%に、「大幅に多い」という回答は5%で前年と同じでした。

・従業員数
増加:16%(前年比-1ポイント)
変化なし:74%(前年比+2ポイント)
減少:10%(前年比-1ポイント)

・事業経費
増加:41%(前年比+1ポイント)
変化なし:45%(前年比-5ポイント)
減少:14%(前年比+4ポイント)

2018年の従業員数については、ほぼ前年と同様で「変化なし」が74%と圧倒的に多く、次いで「増加」が16%となっていました。事業経費はやや「減少」が増加して14%になったものの、「変化なし」の45%、「増加」の41%が多くを占める状況が続いており、事業費を拡大させているケースも多いと分かります。

・専門家種別の従業員数/事業経費増加割合
【建築士・建築家】
従業員数:11%
事業経費:34%

【工務店】
従業員数:18%
事業経費:49%

【インテリアデザイナー・コーディネーター】
従業員数:13%
事業経費:50%

専門家のタイプ別では、従業員数を増加させたのは工務店に多く、18%が該当しました。事業経費はインテリアデザイナー・インテリアコーディネーターの50%と、工務店の49%が高い割合の回答率になっています。

・2018年のビジネス成長課題
顧客獲得:42%(前年比+4ポイント)
顧客金額への不満:33%(前年比+3ポイント)
従業員の採用:29%(前年比+5ポイント)
下請け業者の確保:28.7%(前年比+6.8ポイント)
競合増加:20%(前年比+1ポイント)
事業費増加:19%(前年比+5ポイント)

ビジネスへ最も影響を与えた課題は何だったか尋ねた結果では、「顧客の獲得」が最多の42%で、2位は「顧客金額への不満」の33%、3位が「従業員の採用」で29%となっていました。「下請け業者の確保」に悩むケースも多く、28.7%と3位に僅差で続いています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はHouzz Japan「住宅市場調査(日本)」公開資料より)


▼外部リンク

Houzz Japan株式会社 資料発表ページ
https://www.houzz.jp/ideabooks/118856630

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