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思い切って不動産投資を現金で!問題点として予想されることは?

一度は行ってみたい現金での不動産投資
不動産投資は、投資額が高額になることからローンを利用することが一般的ですが、まとまった資金が用意できるなら「不動産投資を現金で行ってみたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。

しかし、不動産投資を現金で行うなら、あらかじめメリットとデメリットを把握しておきたいところです。今回は現金での不動産投資についてみていくことにしましょう。

現金で不動産投資をするメリットは?
現金で不動産投資をするメリットは、毎月のローンの支払いを行う必要がないことです。

不動産投資をした物件の賃料は、毎月のローンの支払額分も含めて設定することが一般的であるため、ローンを支払っていても毎月の不動産投資の収益自体はプラスになることが多いですが、場合によっては、ローンを支払っていること自体が負担に感じてしまうこともあるでしょう。

その点、ローンの支払いがなければ、ローンの負担から解放されるほか、毎月の不動産投資の収益額はローンを返済しているときよりも増加します。

また、ローンの利息を支払う必要がないために、利息額を節約できることもメリットです。ローンを利用すると利息の総額はまとまった額となってしまいますが、ローンを利用しなければ、長い目で見ると得をするといえるでしょう。

現金で不動産投資をするデメリットは?
現金で不動産投資をするデメリットは、購入資金が貯まるまでに時間がかかってしまうことです。

最初から不動産に投資できるだけの現金を持っていれば問題はありませんが、不動産の価格は非常に高額であるために、多くの場合は現金を貯めたうえで不動産投資を行うことになるでしょう。

しかし、現金が貯まるまで不動産投資を行わなければ、物件を建てる絶好のタイミングを逃してしまうことにもなりかねません。

例えば、住宅用の土地を分譲しているエリアがあり、物件を建てれば賃料収入が十分に見込めるとしましょう。今すぐに不動産投資を行えば、競合する不動産オーナーが少なく、物件の賃料を確保しやすいことから、投資に対する収益が期待できます。

しかし、現金が貯まるまで不動産投資を待っていれば、分譲中の土地には多くの物件が建ち並び、物件を建てることすらできなくなってしまうことも考えられます。

つまり、現金での不動産投資にこだわっていると、不動産の買い時を逃してしまうことも十分にあり得るのです。このような場合、ローンを活用して不動産投資をする方が賢い投資法といえます。

手持ち資金が減ると、いざという時に対応しにくい
そのほか、現金で不動産投資をするデメリットは、手持ちの資金が減ってしまい、いざという時に対応しにくくなる点です。

現金で不動産投資をすれば、ローンの支払いを行う必要はないものの、物件を保有していれば何らかの出費は発生します。例えば、固定資産税の支払いや火災保険の支払いがあるほかにも、物件の設備が破損した場合には、修繕をしなければなりません。

固定資産税や火災保険の支払いなど、定期的な出費に関しては事前に把握できますが、物件の修繕に関する出費などのように、突発的であり、なおかつ出費額が予想できないものもあります。

そのような事態に備えるためにも、物件の保有中はある程度の資金を確保しておきたいところですが、不動産投資を現金で行って手持ちの資金が少なくなってしまうと、突発的な事態に対応することが困難となる場合があるのです。

不動産投資で物件を保有しているときに抑えておきたいことは、十分な額の手持ち資金を確保することといえるでしょう。その条件を満たすのであれば、現金での不動産投資を検討してみても良いのではないでしょうか。

(画像は写真ACより)

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