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【pickupニュース】高齢社会の住まい方、見守りサービスはなお普及に課題

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マイボイスコムが「見守りサービス」に関する調査を実施
マイボイスコム株式会社は2日、離れて暮らす家族の安否確認など、少子高齢化社会の住まいサポートとなる「見守りサービス」について、インターネットアンケート調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

調査は「My Voice」のアンケートモニターパネルを対象に、2019年3月1日~3月5日にかけて実施、10,602人の有効回答を得たものとなっています。回答者のうち男性が54%、女性が46%、年齢別属性は、下記のようになっていました。

・回答者年代属性
20代以下:4%
30代:12%
40代:25%
50代:29%
60・70代:30%

・高齢家族との同居/別居状況
別居している65歳以上の高齢家族がいる:35.3%
 うち該当する父母または義父母と同居していない:31.5%
 うち該当する祖父母と同居していない:5.2%
65歳以上の父母または義父母と同居(同一家屋内):18.2%
65歳以上の祖父母と同居(同一家屋内):1.0%
施設や病院に入所している65歳以上の高齢家族がいる:6.4%
いずれにも該当しない:42.5%
無回答:0.3%

まず、高齢家族とどのように住む関係にあるか尋ねたところ、「65歳以上の父母または義父母がいるが、同居していない」人が31.5%、「65歳以上の祖父母がいるが、同居していない」は5.2%で、こうした「別居している65歳以上の高齢家族がいる」と回答したのは、全体の35.2%でした。

なお上記では、該当する高齢家族が施設や病院などに入所・入院しているケースは除いており、こちらに該当するのは6.4%となっています。逆に同一家屋内で同居しているのは、「65歳以上の父母または義父母と同居」している人が18.2%、「65歳以上の祖父母と同居」している人が1.0%でした。

・見守りサービスの利用状況
利用している:1.1%
以前利用したことがある:1.3%
利用したことはないが、サービスを知っている:44.2%
利用したことはないし、サービスについても知らない:53.3%

離れて暮らす家族などの状態を確認してもらう「見守りサービス」について、利用と認知度を調べたところ、現在「利用している」とした人はわずか1.1%で、今は利用していないが「以前利用したことがある」という人も1.3%にとどまりました。利用経験者は合計で2.4%です。

「利用したことはないが、サービスを知っている」とした人は44.2%で4割を超えたものの、「利用したことはないし、サービスについても知らない」という回答者が、過半で最多の53.3%にのぼりました。

年代別では年齢が高くなるほど、「利用したことはないが、サービスを知っている」とした人が多くなる傾向にあり、逼迫性や関心度合いから、認知率が高くなっている可能性が考えられました。前問で「別居している65歳以上の高齢家族がいる」とした層に限定し、回答を再分析すると「利用している」割合は2.1%でした。

・利用経験のある見守りサービス
対象者宅へ定期的に訪問・電話などで安否確認し報告:32.3%
対象者宅への食事宅配サービスなどで安否確認し報告:27.8%
対象者が通報ボタンを押すと家族や事業者へ通知:20.9%
対象者本人や家族からの要請で駆けつけ:17.9%
人感センサー設置で異変を感知し家族や事業者に報告:14.8%
対象者宅の家電やガス使用状況をチェックして毎日通知:6.1%

見守りサービスのうち、利用したことがあるものを複数回答可で選択してもらうと、最も多かったのは「定期的に訪問・電話などをし安否確認をして報告する」というタイプのもので、32.3%、次いで「食事宅配サービスなど配達時に安否確認して報告する」が27.8%となっていました。

緊急時に、本人が「通報ボタンを押すと家族やサービス事業者へ通知」されるものや、本人や家族からの要請で「事業者が駆けつけ」サービスを行うものは、約2割になっています。

安否確認と緊急時対応へのニーズは高め、ポイントは料金か
・利用意向
全体:3割弱
別居高齢家族あり:4割弱
サービス利用者:8割強
利用経験者(中止者):6割弱
認知・利用未経験者:3割強
非認知者:2割弱
非利用意向者:1割弱

見守りサービスについて、利用したいかどうか意向を調査すると、全体では3割弱が利用したいと考えており、中では30代女性で4割に近い高値がみられました。別居している高齢家族がいる層に絞り込むと4割弱にアップし、現在すでにサービスを利用している人では、8割強が利用意向を引き続き持っています。

現在は利用を中止しているものの、利用経験がある人の今後における意向としては、利用したいとする人が6割弱で、半数を超えていました。サービス自体は知っているけれど利用経験がない人の「利用意向あり」は3割強で、サービスを知らない人に比べ1割以上高くなっていました。

・利用したいサービス
対象者本人や家族からの要請で駆けつけ:4割強
対象者宅へ定期的に訪問・電話などで安否確認し報告:4割強
人感センサー設置で異変を感知し家族や事業者に報告:3割程度
対象者宅への食事宅配サービスなどで安否確認し報告:3割程度
対象者が通報ボタンを押すと家族や事業者へ通知:3割程度

見守りサービスに利用意向を持っていた人を対象に、利用したいと考えるサービスを選択してもらうと、「駆けつけ」サービスと「定期的に訪問・電話などで安否確認し報告」するサービスが、ともに4割強で多くなっていました。

・利用時の重視点
料金:75.9%
サービスの種類やプランの充実度:約5割
料金体系の分かりやすさ:約5割
緊急時対応のスムーズさ・迅速さ:約5割
スタッフの対応・技術力:約5割

見守りサービスを利用したい、してもよいと考えている人に、どんなポイントを重視するか、複数回答可で尋ねると、トップは「料金」が圧倒的で75.9%になっています。「料金体系の分かりやすさ」も5割程度の回答率があり、継続的に使っていくサービスであることから、経済性が強く問われていました。

他には「サービスの種類やプランの充実度」、「緊急時対応の迅速さ」、「スタッフの対応・技術力」などが半数程度で求められ、女性では「プライバシーへの配慮、セキュリティ対策」や「見守り対象者本人の意向、本人に適したもの」という項目も回答率の高い項目になっています。

・見守られる側としての利用
利用してもよい:6割強
男性/利用してもよい:約55%
女性/利用してもよい:7割

見守られる側としてのサービス利用については、何らかを利用してもよいとする人が、全体では6割強となっていました。男女別では、男性で約55%となる一方、女性では7割になり、女性の方が高い傾向がみられます。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

マイボイスコム株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000709.000007815.html

マイボイスコム株式会社 「見守りサービスに関する調査」詳細結果提供ページ
https://myel.myvoice.jp/

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