クラスコの資産運用

収益物件

最新版!太陽光発電のメリット・デメリット

今からでもお得?メリットだけでなくデメリットも知っておきたい!
近年、再生可能エネルギーへの関心が高まり、太陽光発電システムを導入した住宅を目にすることも多くなりました。自然に降り注ぐエネルギーである太陽光を賢く活用することは、エネルギー問題に悩む今日にあって優れたひとつのアイデアであることは間違いなく、環境負荷の少なさから導入推進に協力したい、自宅のエネルギーもそうしてつくり出したいと考える方もあるでしょう。

一方で太陽光発電には、設置後の電気代負担といった消費エネルギーにかかるコストを低減させられるという面もあり、自家発電と余剰電力の売電といった魅力で、導入を検討する向きももちろんあります。

実際には、こうした環境面と経済面の両方から合理的と判断されるのが現実的であり、理想的ですが、そのように考えていくと、太陽光発電の導入には、やはりメリットだけでなくデメリットも存在します。

期待したメリットが得られない、導入方法に失敗した、そうしたケースもすでに報告されており、一部の業者らが勧めるように、太陽光発電の向こう側には、バラ色のストーリーが確実に広がっているわけではありません。

かつては固定価格買取制度による高額買い取りと、設置に関する手厚い補助が恩恵としてほぼ確実に受けられ、初期投資分の回収も容易とみられていましたが、今日では新たな事情として、補助の打ち切りや売電価格の値下がりが年々発生していることなどもあり、より楽観視していては危険で、入念な計画と検討を重ねた上での導入が求められるようになってきているともいえます。

そこで今回は、太陽光発電を検討するならぜひ知っておきたい本当のメリットとデメリットを、最新の動向を踏まえてまとめ、分かりやすくご紹介します。まずは必要な知識を身につけ、失敗しない決断へと歩み始めましょう。

あらためて実感する太陽光発電の魅力!
まず挙げられる太陽光発電のメリットは、枯渇しない自然エネルギーをもとに、廃棄物を出すことなく電力を得られ、毎月の電気代を削減できることがあります。

基本的に、電気を貯めておくことはできないため、発電が不可能な時間帯などには、電力会社から購入する必要があり、請求がゼロになることはありませんが、自家消費で浮いた削減分と、余剰電力の売電収入を合わせることにより、およそ電気代を差し引きゼロにすることは可能です。

近年、引き上げが続いている再生可能エネルギー発電促進賦課金を削減することもでき、エネルギー負担としてかかるコストはかなり抑えられるでしょう。光熱費として8割程度の削減に成功するケースもあります。

売電の魅力ももちろん大きな導入メリットですね。天気の良い昼間にたっぷりと発電でき、仕事などで外に出ていてあまり使わなかった場合、電力会社に余剰分を買い取ってもらうことができます。売電を始めるにあたり、特別な手続きなどは不要ですから、太陽光発電を導入しさえすれば手軽に得られるメリットとなり、毎月、買われた分の電気代が指定した口座に振り込まれるようになります。

自家消費の仕組みから、停電が発生した際にも電気が使える安心が確保できるメリットもあります。北海道胆振東部地震など、最近発生した大規模災害による広範囲な停電時に、太陽光発電システムのパワーコンディショナーにある自立運転機能を用いることで、エネルギー源が確保できた、基本的な生活に困らなかったという報告もみられました。

また、太陽光発電の意外なメリットとして、システムの核をなす太陽電池モジュールが、物理的に住宅の断熱効果を高める効果をもっていることがあります。屋根の上に設置されるあのパネルが、夏の屋根温度上昇を、冬の温度低下を抑え、結果的に屋内の温度変化も小さくすることが分かっているのです。

とくに最上階の部屋における体感温度の変化は大きく、空調をあまり用いなくとも、夏涼しく冬暖かい快適な環境が得られやすくなります。あまり言及されることがないものの、これでより楽に省エネができると考えられます。

初期投資は妥当?それだけではない考えておくべきデメリット
環境に優しいことはもちろん、こうしたメリットが多数指摘できる太陽光発電ですが、やはりデメリットもあります。誰もが最初に思うのは、その初期投資の高さです。住宅用として標準的な5kWタイプを導入したとして、150~160万程度はかかります。

本体価格は下がってきていますが、工事費用などは変わらず、むしろ補助金を適用できるケースが減少してきているため、費用対効果を考えながら綿密なシミュレーションモデルに基づくプランで導入すること、見積もりは複数業者からとって比較選定することといった対応が必要でしょう。

一度導入すれば、比較的長く使える太陽光発電システムですが、メンテナンス費用がかかることも忘れてはいけません。平均的な保証期間である10年を過ぎた後からの修理費も考えておきましょう。

自然災害でのダメージリスクもデメリットとしてあります。屋外、中でも屋根に取り付けることの多い太陽光発電は、台風や豪雨、塩害、竜巻などで故障することがあります。自然災害補償などが有効であれば、利用を考えるのも一案です。

パネルの重みにより、屋根が傷みやすいデメリットも指摘されます。住宅に構造上の不安があったり、築年数がかなり経過していたりするケースでは、注意が必要かもしれません。また稀なケースですが、一部の太陽光発電パネルで、火災につながった事例も報告されています。

価格の安さにつられて、悪徳な業者の無理のあるプランや手抜き工事、粗悪な品で導入してしまうと、とくにこうした深刻なリスクとなるデメリットが発生しがちです。きちんと品質や実績、アフターメンテナンスの対応などを確認して契約してください。

ほかに、性質として根本的にあるデメリットでは、発電が天候に左右されやすく、不安定であることがあるでしょう。夜間や悪天候の日には、あまり発電できなくなりますし、地域特性もありますが、季節によって発電量の変動がかなり大きくなることもあります。

技術の発達により、わずかな光でも発電可能になりつつありますが、ある程度の発電量における不安定さはつきものです。シミュレーションでは、そうした点も考慮したものになっているか、よく注意してください。また夜間や停電時などにも、発電済みのエネルギーを用いたい、自家消費を高めたいという場合は、蓄電池の導入が必要となります。

外観デザインが乱れることも、デメリットに感じられるかもしれません。近年は、比較的なじみの良い色、タイプ、かたちが工夫されてきていますが、既存住宅に導入する際にはやや気になる方もあるかと思われます。新築住宅ならば、一体型の屋根で導入しておくと自然でスマートです。

パネルの設置位置によっては、反射光が近所迷惑となり、トラブルになるケースも報告されています。トラブル事例の多くが北面に設置した場合となっており、南からの光の差し込みによって、そうした反射光の問題が起こる可能性はないか、事前に周辺環境と合わせ、よく確認しておきましょう。

シミュレーションと経済性の点で、売電価格が年々下がっていることは、新たに生じてきたデメリットの傾向です。これまで高い初期投資も余剰電力の売電収入により、ある程度年数が過ぎれば回収できることがメリットとされてきました。しかし、売電価格は年々下がっており、今後も下がる傾向は続く見通しです。

電力需要との関係で、出力抑制を受け、余った電気がすべては買い取ってもらえなくなることもあります。固定価格買取制度が終了した10年、20年先も見据え、引き続き売電ベースで考えるのか、より自家消費型になるよう設備を整えるのか、考える必要があります。

すべては綿密な計画から!
このように太陽光発電にはメリット・デメリットの両方があります。もちろん環境に優しいというメリットで、デメリットを飲み込めると考える方もあるでしょう。しかしより現実的に考えていくなら、デメリットをカバーする対策をとっておくことが大切です。

初期投資費用が高額で、補助も限られており、うまく活用できない場合も、ZEHと組み合わせることで、そちらから補助金を得ることができることもあります。蓄電池とのセット導入やオール電化など、相性の良い仕組みを整えると、経済性、利便性がより向上しますから、これでデメリットを解消できるケースもあります。

いずれにしても、住宅ごとの事情や環境要素、暮らす人のライフスタイルなどにより、ベストな太陽光発電の導入のかたちは変化するものといえ、それをきちんと見出して適用すること、信頼のおける業者を利用することが、太陽光発電の導入に失敗しない大きなポイントとなるでしょう。

メリット・デメリットをきちんと理解し、十分に綿密な計画を立ててシミュレーションを実行、将来までを見据えた意識から比較検討を重ねていくことが何より大切です。

太陽光発電は、賢く利用すると有用なものであることは間違いありません。導入によって省エネ・節電意識が高まり、自然と環境にも、お財布にも優しい暮らしが快適に送れるようになったといったソフト面の効果も十分にあります。正しい知識をもって検討し、スマートに付き合っていきたいですね。

(画像は写真素材 足成より)

PAGE TOP