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【pickupニュース】18年12月の新築M、埼玉県で供給戸数が大幅増

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マーキュリーが月例新築マンション動向のデータを公開
新築マンションを取り扱う不動産業界において、高い導入シェアを持つマーケティングシステム「サマリネットシリーズ」の提供で知られる株式会社マーキュリーは5日、独自調査として月例でまとめている新築分譲マンションの最新動向データを公開しました。首都圏および関西圏について、2018年12月度分譲の実績状況をみることができます。

・首都圏の供給状況概要
供給戸数:5,932件(前年同月比+16.1%)
初月申込率:76%(前年同月比+1.7ポイント)
平均坪単価:332.1万円(前年同月比+8.7%)
平均面積:65.74平方メートル(前年同月比-1.1%)
平均価格:5,181万円(前年同月比-15.7%)

首都圏全体の2018年12月度における供給状況としては、戸数が5,932件で、前年同月より16.1%の増加となりました。2018年に入ってからでは最大となる供給数で、6,000戸を間近とする勢いです。初月申込率も高めで、前年同月より1.7ポイント高い76%でした。

平均坪単価は坪あたり332.1万円と、前年同月よりさらに8.7%アップしました。しかし平均面積が65.74平方メートルとわずかに縮小し、全体の価格としては前年同月より15.7%下落の5,181万円にとどまっています。坪単価が上昇する中、コンパクトな物件、全体としての価格が抑えられる物件が増加しているとみられます。

・エリア別供給状況
【供給戸数】
東京23区:2,907件(前年同月比+58.0%)
東京都下:427件(前年同月比+4.4%)
横浜市・川崎市:1,263件(前年同月比-15.3%)
神奈川県下:162件(前年同月比-60.6%)
埼玉県:678件(前年同月比+131.4%)
千葉県:495件(前年同月比-25.6%)

【初月申込率】
東京23区:48%(前年同月比-22.7ポイント)
東京都下:51%(前年同月比-14.7ポイント)
横浜市・川崎市:73%(前年同月比-4.0ポイント)
神奈川県下:68%(前年同月比-24.0ポイント)
埼玉県:66%(前年同月比+2.6ポイント)
千葉県:35%(前年同月比-45.6ポイント)

【平均坪単価】
東京23区:448.7万円(前年同月比+8.9%)
東京都下:264.8万円(前年同月比+25.6%)
横浜市・川崎市:272.7万円(前年同月比-18.0%)
神奈川県下:249.3万円(前年同月比+19.2%)
埼玉県:212.0万円(前年同月比+4.7%)
千葉県:190.6万円(前年同月比-6.7%)

エリア別に供給動向をみると、供給戸数は横浜市・川崎市、神奈川県下、千葉県の3エリアが前年同月比でマイナスとなったものの、埼玉県が131.4%の増加という大幅プラスになっています。前年同月がごく限定的であったという事情もありますが、顕著な増加として今回目立ったポイントです。埼玉県は先月も前年同月を上回る供給があり、まとまった供給が続いているようです。

初月申込率は、埼玉県を除き、その他エリアがすべて前年同月を下回りました。やや低調な傾向がうかがわれます。とくに千葉県は前年同月より45.6ポイント低く、35%にとどまっていました。東京圏も50%前後に落ち込んでいます。

平均坪単価は横浜市・川崎市と千葉県で前年同月より下落しましたが、その他のエリアでは引き続き上昇傾向となりました。中でも東京都下は、25.6%の上昇で264.8万円になっています。神奈川県下も19.2%のアップと2桁上昇で、249.3万円でした。

関西では京阪・東大阪の供給戸数が大きく増加
・首都圏市区別供給上位(申込率)
1位 東京都江東区:608件(24%)
2位 東京都品川区:497件(24%)
3位 東京都中央区:286件(37%)
4位 東京都渋谷区:255件(85%)
5位 神奈川県横浜市栄区:249件(97%)

・駅別供給上位(坪単価)
1位 有明:376件(358.8万円)
2位 大船:236件(302.0万円)
3位 大井町:191件(413.6万円)
4位 日吉:187件(297.3万円)
5位 八丁堀:169件(454.3万円)

市区別にみた首都圏の供給上位は、トップが江東区の608件で、2位は品川区の497件でした。上位2つが他に大きな差をつけています。ただし申込率でみると、まとまった数があった分、24%とかなり低い傾向にありました。これに対し、4位の渋谷区は255件ですが、申込率が85%にのぼっています。5位の神奈川県横浜市栄区も、東京都以外でのトップになる249件で、申込率が97%ときわめて高い特徴がありました。

駅別の供給上位ランキングでは、トップが有明で376件となっています。同エリアは、平均坪単価で358.8万円の水準でした。トップ10では5位にランクインした八丁堀が最も高い平均坪単価で、169件の供給、454.3万円の坪単価になっています。

・新築マンション着工/竣工動向
【着工件数】
東京23区:43件(前年同月比-15件)
東京都下:3件(前年同月比-1件)
横浜・川崎:14件(前年同月比横ばい)
神奈川県下:2件(前年同月比-2件)
埼玉県:1件(前年同月比-2件)
千葉県:3件(前年同月比横ばい)

【竣工件数】
東京23区:58件(前年同月比+27件)
東京都下:3件(前年同月比横ばい)
横浜・川崎:10件(前年同月比-4件)
神奈川県下:2件(前年同月比+1件)
埼玉県:1件(前年同月比-2件)
千葉県:4件(前年同月比+2件)

2018年12月の首都圏における新築マンション着工件数は、やや前年より少なく、横浜・川崎と千葉県が同値であったほかは、減少傾向でした。東京23区は15件少ない43件です。一方、竣工を迎えた件数は東京23区で多く、前年同月より27件多い58件になっています。横浜・川崎は4件少ない10件でしたが、その他はほぼ前年並みの状況です。

・関西圏の供給状況概要
供給戸数:1,550件(前年同月比+1.2%)
初月申込率:64%(前年同月比-0.5ポイント)
平均坪単価:223.2万円(前年同月比-0.8%)
平均面積:72.23平方メートル(前年同月比-1.0%)
平均価格:4,877万円(前年同月比-1.8%)

関西圏の2018年12月における供給戸数は、前年同月より1.2%多い1,550件でした。大阪市や北摂、神戸市以西、京都市で減少した一方、京阪・東大阪が前年同月を217.8%上回る143件で大きく伸びています。また、滋賀県も149.3%増の172件にのぼりました。

初月申込率は64%、平均坪単価は223.2万円です。いずれも前年同月より微減となりましたが、ほぼ同水準を維持しているといえるでしょう。大阪市の坪単価は22.5%の上昇で278.5万円になりました。平均面積、平均価格も微減といった状況で、小幅な変動にとどまっています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社マーキュリーによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000018769.html

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