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スペース貸しで利益確保!トランクルーム投資で抑えておきたい点は?

トランクルームは、初期投資を抑えられる点が魅力的
不動産投資において、初期投資額を抑えながら効率的な収益が見込める方法としては、駐車場経営やコインランドリーへの投資などが考えられますが、それら以外の方法としては「トランクルーム」への投資があげられます。

今回はトランクルームへの投資について詳しくみていくことにしましょう。

トランクルームは市場規模が拡大中
トランクルーム投資の魅力としてあげられることは、市場規模が拡大していることです。

トランクルームの運営企業である株式会社キュラーズは2017年2月、トランクルームの市場規模に関する調査結果を発表しました。それによると、2016年時点のトランクルームの市場規模は、屋外型、屋内型を合わせて507億円に達しました。

2008年のトランクルームの市場規模は、屋外型、屋内型を合わせて247億円であったことから、8年間で市場規模が2倍に拡大していることがわかります。

また、同社は2020年時点のトランクルームの市場規模について、屋外型、屋内型を合わせて702億円と推計しています。つまり、2016年から2020年の4年間で市場規模は約1.4倍に拡大すると見込まれているのです。

参考:株式会社キュラーズ プレスリリース
https://www.quraz.com/info/pr/20170222.aspx

日本の住宅は、諸外国と比較すると狭いこともあり、道具の置き場所に頭を悩ませるケースがみられますが、トランクルームを利用すれば、自宅のスペースを有効に利用できることから、今後は、トランクルームの活用が期待されます。

メリット:初期投資や運営経費が抑えやすい
トランクルーム投資のメリットとしては、初期投資や運営経費を抑えられることがあげられます。

初期投資についてみていくと、トランクルームの場合は、投資の対象がトランクルーム、もしくはコンテナのみであり、コインランドリーのように、洗濯機や乾燥機などの大型設備に投資する必要がありません。

トランクルーム運営会社の株式会社アンビシャスが運営するサイト、「収納ピット」のサイトによると、トランクルームへの初期投資額は400万円から1000万円とのことです。

参考:収納ピット
https://fc-pit.biz/compare/

マンション・アパート経営やコインランドリー経営と比較すれば、トランクルームへの初期投資は低く抑えられることが理解できるのではないでしょうか。

さらに、トランクルーム経営においては運営経費がかかりにくい点も見逃せません。主な運営経費としては電気代のほか、トランクルームの管理・運営を運営会社に任せている場合は、管理料などを支払う必要があります。

そのうえ、トランクルームはアパートやマンションのようなリフォームが発生しないこともあり、長期的にみても運営経費を抑えることが可能となるのです。

つまり、トランクルームの経営は、初期投資額が低く、なおかつ運営経費が低いことから、利幅を確保しやすい不動産投資と言えるでしょう。

デメリット:集客が難しい場合も
トランクルーム経営のデメリットとしては、集客が難しい場合がある点です。

トランクルームは成長中の市場であることは先述しましたが、このことは、裏を返せばトランクルームの認知度がさほど高くないことにもつながるため、トランクルームの集客が難しくなる場合があります。

特に、屋内で運営するトランクルームは外から目立ちにくいこともあり、より集客が難しくなる場合もあるでしょう。

また、トランクルームはあくまでもスペースを貸し出すサービスであることから、マンションやアパートと比較すると賃料が低めとなります。

そのため、まとまった収益を確保するためにはトランクルームのスペースを数多く確保する必要がありますが、トランクルームの利用率が低ければ、売上が確保できないために、利幅を確保しやすいと言われるトランクルーム経営であっても、思うように利益を確保できないケースもあることでしょう。

しかしながら、トランクルームは利用者にとっても十分なメリットを受けられることから、トランクルームを適切にアピールすることで、利用者の増加は十分に期待できます。

自宅や企業のスペース不足に対応していく、という方針を軸に持ちながら、トランクルーム投資を成功させていきましょう。

(画像は写真ACより)

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