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【pickupニュース】19年1月新築M、港区価格は前年より61%の上昇

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マーキュリーが最新の首都圏新築分譲マンション動向を発表
マンション業界向けマーケティングシステムの「サマリネットシリーズ」で知られる株式会社マーキュリーは7日、独自の調査により作成した「月例新築分譲マンション動向2月号」を発表しました。2019年1月の東京23区速報値をまとめたものになっています。

・平均価格変動トップ10
1位 港区:1億1,085.8万円(前年同月比+4,188.4万円)
2位 渋谷区:1億3,715.8万円(前年同月比+2,066.9万円)
3位 世田谷区:7,501.8万円(前年同月比+2,060.4万円)
4位 豊島区:7,804.9万円(前年同月比+1,481.6万円)
5位 江東区:6,341.5万円(前年同月比+967.6万円)
6位 江戸川区:5,315.9万円(前年同月比+583.1万円)
7位 墨田区:3,266.3万円(前年同月比+143.3万円)
8位 杉並区:7,248.0万円(前年同月比-75.2万円)
9位 荒川区:4,445.2万円(前年同月比-118.0万円)
10位 台東区:4,337.7万円(前年同月比-185.5万円)

2019年1月における東京23区の新築分譲マンション平均価格を、前年同月との比較による変動率でランキング化すると、トップは「港区」で4,188.4万円、率にして61%もの上昇となる1億1,085.8万円でした。平均面積が20平方メートル強の拡大になっているため、供給物件の中心が前年のコンパクトタイプから、ある程度広さを確保したラグジュアリータイプになったことが大きいと考えられますが、坪単価でも約10万円アップしており、上昇傾向がみられます。

次いで大きく伸びたのは「渋谷区」の平均価格1億3,715.8万円で、前年同月でも唯一1億超えとなっていた高額エリアですが、さらに2,066.9万円アップしました。こちらもやや広めの物件が供給されています。供給数は前年同月より90戸増加し、131戸とまとまった数がありました。

3位は僅差で「世田谷区」がランクイン。前年同月より2,060.4万円アップし、7,501.8万円となっています。上昇率でみると渋谷区を上回り、港区に続く38%のプラスでした。供給数は前年同月より大幅に少なく、179戸の減少で46戸にとどまっています。

上位4位までは1,000万円以上の平均価格上昇で、5位の「江東区」も967.6万円と1,000万円近い上昇でした。前年同月比でマイナスとなったのは8位の「杉並区」以下です。

61%上昇の港区、36%下落の板橋区とエリア差が顕著に
・平均価格変動ワースト5
1位 板橋区:3,818.0万円(前年同月比-2,121.7万円)
2位 品川区:6,299.6万円(前年同月比-1,655.3万円)
3位 大田区:5,400.8万円(前年同月比-1,478.9万円)
4位 文京区:6,513.6万円(前年同月比-1,247.7万円)
5位 中央区:6,065.2万円(前年同月比-1,022.9万円)

続いて、逆に平均価格が前年同月より下落した地域をみると、「板橋区」の下落が最大で2,121.7万円低下の3,818.0万円になっていました。今回調査では唯一の2,000万円を超える低下で、変動率でみても36%の大幅マイナスとなっています。

ただし平均坪単価でみると、前年同月比で15.3万円の上昇になっており、こちらではトップの港区をも上回ります。板橋区は前年同月に比べ、平均面積が27.38平方メートルの縮小、供給戸数が82戸の増加という数値になっていることから、よりリーズナブルなコンパクトタイプの供給が増えたことが、物件平均価格の下落要因の主なものと考えられます。

これに対し、板橋区に次いで下落幅が大きかった「品川区」は、1,655.3万円の低下で、平均面積は前年並みとなっており、坪単価が77.0万円の下落になっていました。供給数は60戸減少の46戸と少なめで、割安な物件の新規供給になったようです。

首都圏における新築分譲マンションの価格高騰が続く中ですが、平均価格の前年同月比でみると、ワースト5の区では1,000万円超のマイナスになっていました。坪単価では上昇しているエリアも多いものの、ニーズに応えたリーズナブルな物件の新規供給も現れてきています。

価格変動率では、湾岸北部地域とそこから東西にのびるエリア、および豊島区で上昇傾向が目立ちました。逆に北部エリアや湾岸南部エリアなどでは下落傾向が広がっています。なお今回、千代田区と葛飾区は該当対象物件がなく、データなしでの処理でした。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社マーキュリーによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000018769.html

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