クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】18年4Qオフィス、Aクラス賃料は4万円台に迫る勢い

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

最新の「オフィスレント・インデックス」が公開に
三幸エステート株式会社は7日、株式会社ニッセイ基礎研究所との共同開発で生み出した成約賃料に基づく独自のオフィスマーケットに関する指標「オフィスレント・インデックス」について、最新の2018年第4四半期分データをまとめ、公開を開始しました。

・調査定義
東京都心部:都心5区主要オフィス街と五反田・大崎、北品川・東品川、湯島・本郷・後楽、目黒区のオフィス集積地域
Aクラスビル:延床面積1万坪以上、1フロア面積300坪以上、築15年以内
Bクラスビル:1フロア面積200坪以上でAクラス非該当
Cクラスビル:1フロア面積100坪以上200坪未満

なお、この調査における用語、クラスの定義は上記のようになっています。

・東京都心部Aクラスビルの動向
賃料:坪あたり39,468円(前期比+465円、前年同期比+4,869円)
空室率:0.8%(前期比-0.5ポイント、前年同期比-1.0ポイント)

2018年第4四半期(10~12月)の東京都心部Aクラスビルの空室率は0.8%で、前期よりさらに0.5ポイント低下、ついに1%を割り込むごく低水準となりました。前年同期比では1.0ポイントの低下になっています。2006年第2四半期以来の0.8%は、2000年第1四半期の統計開始以降における最低値でもあり、需給は非常に逼迫しているといえるでしょう。

前期はまとまった空室を抱えて竣工した新規ビルの影響で、わずかに上昇した空室率ですが、今回再びマイナスに転じ、底堅いオフィスニーズの存在を明らかなものとしました。建築中ビルでのテナント誘致も順調に進んでおり、当面はこうしたごく低水準の空室率が続くものとみられています。最近の傾向における特筆点としては、コワーキングオフィスに代表される新形態が、Aクラスビルでの新規開設を積極的に進めている点が挙げられました。

きわめて低い空室率が示す市場品薄感を背景に、賃料も上昇、月額坪あたり39,468円(共益費除く)となりました。前期比で465円、前年同期比で4,869円もの上昇になっています。リーマンショック後の最高値を、これで3期連続更新する結果となり、4万円台の大台も視野に入ってきました。

Cクラスビルの賃料も大幅アップ、空室率は全クラスで1%未満
・東京都心部Bクラスビルの動向
賃料:坪あたり21,429円(前期比+42円、前年同期比+1,605円)
空室率:0.7%(前期比-0.1ポイント、前年同期比-0.4ポイント)

2018年第4四半期の東京都心部Bクラスビルにおける空室率は0.7%で、前期より0.1ポイント、前年同期より0.4ポイント低い値になりました。9期連続の低下、3期連続の1%未満と好調さを維持しています。ただしニーズの強さに変化はない一方、その低下幅は0.1ポイントと小さなものにとどまっており、いよいよ空室率の低下余地が乏しい状況になってきているようです。

賃料は月額坪あたり21,429円となり、前期より42円上昇しました。他のクラスなどと比較しても微増の緩やかな上昇傾向になっていますが、4期連続のプラスで、順調な市況回復も続いていることが確認されます。

・東京都心部Cクラスビルの動向
賃料:坪あたり18,564円(前期比+1,782円、前年同期比+2,586円)
空室率:0.6%(前期比-0.3ポイント、前年同期比-1.1ポイント)

東京都心部Cクラスビルにおける空室率は、前期からさらに0.3ポイント低下し、0.6%となりました。3期連続で統計開始以来の最低値を更新、かつてない水準まで需給の引き締まりがみられています。

賃料にも低い空室率の影響は明確に反映されてきており、今回は月額坪あたり18,564円になりました。前期より1,782円、前年同期より2,586円の大幅上昇となっています。2017年第2四半期に記録された直近でのピーク値を2期連続で更新し、A・Bクラスとともにリーマンショック後の最高値更新も継続されるところとなりました。

・賃料対前年変動率
Aクラスビル:+14.1%(前期比+0.7ポイント)
Bクラスビル:+8.1%(前期比+5.4ポイント)
Cクラスビル:+16.2%(前期比+9.3ポイント)

賃料の対前年変動率を算出すると、いずれのクラスもプラスを記録したほか、前期より上昇幅を拡大させており、賃料上昇基調の加速が発生してきていることが分かりました。中でもCクラスビルの伸びが目立っています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

三幸エステート株式会社 「オフィスレント・インデックス」資料提供ページ
https://www.sanko-e.co.jp/data/rent-index/publish-2018

PAGE TOP