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【pickupニュース】転勤に伴う持ち家の処理、4割弱は賃貸に

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東急住宅リースが転勤と住まいに関する調査を実施
東急住宅リース株式会社は6日、「ビジネスパーソンの転勤事情に関する調査」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。調査はネットエイジア株式会社の協力を得て、2018年12月25日~2019年1月7日に行ったもので、転勤経験のある既婚男性ビジネスパーソン500人と、夫の転勤に伴いともに引越しをした経験のある既婚女性500人の合計1,000人を対象としています。

・希望の転勤スタイルが家族と一緒の引越し
男性:66.8%
女性:78.2%

・実際の転勤スタイル
家族一緒の引越し:32.8%
単身赴任:67.2%

まず、希望の転勤スタイルとして望ましいのは、家族と一緒の引越しだと考えるかどうか尋ねると、男性の66.8%、女性の78.2%が「はい」と回答し、転勤は家族一緒にと望む人が多いことが分かりました。

一方で直近の転勤における実際では、「家族一緒の引越し」というスタイルをとった人は全体の32.8%にとどまり、「単身赴任」が67.2%とダブルスコアを超えて多い結果になっています。

なお、子どもの有無による有意な違いはみられませんでしたが、子どもが未就学児の場合で単身赴任率が最も高く、8割弱にのぼっていました。子どもの就学状況、成長段階は、転勤スタイルを決定する大きな要素となっていることがうかがわれます。

・家族一緒の転勤引越しにおける苦労
引越しの荷造り:69.8%
引越しの手続き:58.7%
新居探し:43.7%
不用品の処分:27.7%
引越し業者の選定:21.1%
子どもの園・学校探し:20.9%
子どもの転園・転校手続き:20.0%
仕事の引き継ぎ:15.1%
親戚・友人への連絡:13.7%
挨拶まわり:12.8%
住宅の対処:11.8%
子どもの習い事や塾の対応:8.4%

【持ち家】
引越しの荷造り:51.7%
住宅の対処:51.7%
引越しの手続き:43.1%

【賃貸】
引越しの荷造り:73.8%
引越しの手続き:63.9%
新居探し:53.8%

転勤で家族一緒に引越した経験がある人を対象に、苦労したことを複数回答可で答えてもらうと、全体トップは「引越しの荷造り」で69.8%となりました。2位は各種届出など「引越しの手続き」で58.7%、3位が「新居探し」の43.7%になっています。

4位の「不用品の処分」は男女差が大きく、男性で14.6%に限られたのに対し、女性では33.2%まで伸びていました。自宅の不用品処分は、女性の役割になっている家庭が多いようです。子どもがいる家庭では、やはり「園・学校探し」や「転園・転校手続き」を苦労したことに挙げる傾向が高く、それぞれ27%前後の回答がありました。

転勤前の住宅が持ち家の人におけるトップ3は、「引越しの荷造り」とともに「住宅の対処」が51.7%で1位になり、持ち家をどうしておくかが大きな問題になっていることが分かりました。一方、賃貸の場合ではより荷造りや手続きの大変さを訴える人が多く、「新居探し」も53.8%で過半にのぼるものとなっていました。

持ち家は親や賃貸管理会社に相談し第三者に貸す傾向
・持ち家の対処法
賃貸物件として第三者に貸した:37.1%
空き家の状態で保有した:27.6%
売却した:22.4%
親戚など身内に貸した:10.3%
その他:2.6%

持ち家保有者で家族一緒に引越した場合、その住まなくなった住宅をどうしたか尋ねた結果では、「賃貸物件として第三者に貸した」が最多の37.1%となり、2位は「空き家の状態で保有した」の27.6%でした。3位が「売却した」で22.4%となっています。

その対処法を選択した理由の自由回答では、賃貸とした人の場合、資産として手放したくなかった、少しでも収入を得て転勤先の家賃に充てたかったといった声がみられました。空き家のままにしたケースでは、転勤が短期間のものと分かっていた、戻ってくることが決まっていたという人が多く、売却した人では、管理が難しい、新築を購入したといった理由が多くなっています。

・持ち家対処法の満足度
全体:66.4%
賃貸:72.1%
空き家:56.3%
売却:57.7%

続けて、それぞれ自分がとった持ち家の対処法について、どの程度満足しているか尋ねたところ、全体では66.4%が「満足」または「やや満足」とし、およそ納得している人が多めであることが分かりました。

選択別では、賃貸物件として貸し出した人で72.1%が満足とし、とくに満足度の高い傾向がみられています。逆に空き家のままとした人の満足度は56.3%と、全体平均より10ポイント程度低い結果になりました。

・持ち家を賃貸物件として良かったこと
家賃収入が得られた:74.2%
きれいに使ってもらえた:29.0%
家の老朽化を防げた:29.0%
元の勤務地に戻ったときにまた住めた:29.0%
防犯対策になった:19.4%

持ち家を賃貸物件として第三者に貸すという対処法をとり、それに満足している人から、その理由を答えてもらうと、やはり「家賃収入が得られた」からが圧倒的トップの74.2%となりました。経済的、合理的対処法としての満足度が高いようです。

一方で、「きれいに使ってもらえた」や「家の老朽化を防げた」、「また住めた」といった回答も29.0%で並び多く、「防犯対策になった」という声も19.4%みられています。空き家とすることで生じるリスクに対応できたことも満足度の高さにつながっているとみられます。

・住宅対処で相談した相手
親:33.6%
賃貸管理会社:25.0%
友人・知人:15.5%
勤め先の総務・人事部:9.5%
金融機関:7.8%

住宅の対処法について、相談した相手を複数回答可で選択してもらうと、「親」が最も多い33.6%になり、次いで「賃貸管理会社」の25.0%、「友人・知人」の15.5%などとなりました。親しい人に相談する以外では、賃貸物件の管理・運営を担うプロフェッショナルを頼る傾向が強いと分かります。

・転勤先人気ランキングトップ10
福岡県:79.8%
北海道:71.7%
兵庫県:69.1%
宮城県:62.3%
神奈川県:60.8%
静岡県:54.8%
岡山県:54.5%
愛知県:50.0%
大阪府:48.5%
石川県:48.4%

これまでに転勤で行った都道府県の中で、住みやすいと感じた都道府県を複数回答可で選択してもらい、転勤で行ったことのある人を全体ベースとした割合でランキング化した結果では、「福岡県」が79.8%と実に8割近い値でトップに輝きました。交通や買い物の便が良く、豊富なグルメでも知られる同県は人気の転勤先となっているようです。

2位は「北海道」の71.7%で、とくに美食面の評価が高くなっていました。3位は「兵庫県」の69.1%です。トップ10をみると、8位の「愛知県」までは50.0%以上を獲得しており、いざ引越してみると“住めば都”、満足感を覚えた人がかなり多かったことがうかがわれます。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)
(調査内容・東急住宅リース調べ)


▼外部リンク

東急住宅リース株式会社 プレスリリース
https://www.tokyu-housing-lease.co.jp/info/detail/2019.php

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