クラスコの資産運用

収益物件

北陸新幹線開業が大きく影響!石川県の地価の推移をチェック

地方の地価が下落する中、石川県の地価は上昇傾向
地方においては、人口減少が進行していることなどから地価は下落傾向となっていますが、その一方で、石川県の公示地価は上昇傾向を示しています。

それでは、なぜ石川県の地価は近年上昇傾向となっているのでしょうか。その理由について調べていくことにしましょう。

北陸新幹線の開業が、石川県の地価上昇を後押し
石川県の地価が上昇している要因としては、「北陸新幹線の開業」があげられます。

2015年3月、北陸新幹線が金沢駅まで延伸開業したことによって、東京駅から金沢駅までは新幹線で約2時間半となりましたが、それにより観光客数が増加しています。

石川県が発表した「平成29年石川県観光入り込み客数(推計)」によると、2017年の県全体の観光入り込み客数は2475万人で、前年比で0.7%増加しました。

なお、北陸新幹線が開業する前の2014年と比較すると14.5%の増加で、大幅な伸びを示していることが読み取れます。

参考:石川県観光戦略推進部 統計からみた石川県の観光 平成29年
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/

観光客が増加することにより、飲食店や商業施設、宿泊施設の増加も見込まれますが、石川県が観光客にとって魅力が高い地域であることも、地価上昇を後押ししていると言えるでしょう。

石川県の地価は、どれくらい上昇している?
それでは、石川県の地価はどれくらい上昇しているのでしょうか。

石川県が発表した「平成30年地価公示(石川県分)結果の概要」を参照すると、石川県の地価(全用途)は前年比で0.1%上昇しました。

石川県では、2014年から2016年までは地価(全用途)は下落していたものの、2017年からは上昇に転じています。

市町別にみると、最も伸び率が高いのは金沢市で1.6%であり、以下、野々市市が1.5%、津幡町が1.4%上昇しています。野々市市も津幡町も金沢市に隣接しており、金沢市とその周辺での伸びが顕著と言えます。

石川県内の商業地で地価の伸びが最も高かったのは、金沢市広岡1丁目で変動率は11.1%と大幅な伸びを示しています。

また、住宅地で地価の伸びが最も高かったのは、野々市市中林2丁目で変動率は7.5%でしたが、2番目に高かったのは金沢市広岡1丁目で変動率は5.6%でした。

地価の上昇は金沢市の中心部でもみられますが、金沢市広岡1丁目は金沢駅の金沢港口(西口)に面する地域であることから、石川県の地価上昇をけん引しているのは、近年開発が進んでいる金沢駅金沢港口周辺と言えそうです。

石川県内で地価が上昇した地点は増加傾向
また、石川県内で地価が上昇した地点は87地点で、前年の68地点と比較すると上昇した形となりました。

地価が上昇した住宅地についてみてみると、その多くは金沢市となっていますが、先述したとおり、住宅地で最も伸び率が高いのは、野々市市中林2丁目となっています。そのほか、上昇した地点としては津幡町や小松市、白山市の地名もみられます。

地価が上昇した商業地についてみてみると、上位は金沢市の地名で占められていますが、金沢市以外で上昇している市町をみてみると、津幡町のほか、加賀市の地名もあります。

加賀市の商業地で上昇した地点は、山中温泉湯の出町と山代温泉で、県内有数の温泉地においても地価が上昇していることが読み取れます。

参考:平成30年地価公示(石川県分)結果の概要
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/

石川県の地価上昇を支えているのは、北陸新幹線が金沢駅まで延伸されたことが大きな要因と言えます。

北陸新幹線は2022年度末に福井県の敦賀駅まで延伸される予定ですが、石川県内には小松駅と加賀温泉駅に新幹線が停車する予定であることから、石川県内の地価上昇は今後も期待できるのではないでしょうか。

(画像は写真ACより)

PAGE TOP