クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】19年の住まいトレンドは「デュアラー」!?

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

リクルートHDがトレンド予測を発表
株式会社リクルートホールディングスは17日、一般生活者の関わる8領域を対象とした2019年のトレンド予測とトレンドを表すキーワードの発表を行いました。グループ会社として住領域を担う株式会社リクルート住まいカンパニーが、そのうちの住まい領域について、予測調査結果やトレンドワードの解説資料を公開しています。

・トレンドキーワード
デュアラー:都心と田舎の2拠点生活
富裕層やリタイア層中心から空き家やシェアハウスの活用で若年層にも広がり
新規サービス/企業・自治体・教育の後押し

・新たな背景
東京一極集中の反動
シェア文化など住宅所有のかたちにおける多様化

まず2019年の住まい領域トレンドキーワードは、都心と田舎の2拠点生活を満喫する人々を指す「デュアラー」とされました。2拠点生活は、かつて経済的に余裕のある富裕層による別荘所有やリタイア層の楽しみという印象がありましたが、近年は空き家の増加やシェアハウスの活用、民泊サービス開始などの影響で、20~30代のビジネスパーソンやファミリーが選択するライフスタイルともなってきており、ますます増加していく可能性が高いと指摘されています。

背景には、東京一極集中、都心回帰の動きが一定以上進んだ近年の傾向の結果、心のゆとりのなさや自然環境・郊外生活の憧れが再燃しつつあること、大規模災害による価値観の変化や子育て環境に対する考え方の変化などが挙げられています。

また、月額1万円台からのホステル泊まり放題といったサービスや、空き家・相続物件の増加、地方不動産価格の顕著な低下、使用しないときは民泊物件として貸し出すという選択肢など、2拠点目となる住宅の所有形態が多様化したことも指摘されました。

さらに、教育の現場や地方自治体、企業が、実際に2拠点生活の体験機会を提供するなど、選択を後押しする動きも出てきています。

・デュアルライフ開始者(推計)の推移
2011年:9.7万人
2012年:12.0万人
2013年:10.6万人
2014年:13.8万人
2015年:18.0万人
2016年:16.0万人
2017年:17.6万人
2018年:17.1万人

2011年以降に2拠点生活を開始し、現在実践している、あるいは中止している全国の20~60代男女を調査し、全国人口からその全体数を推計したリクルート住まいカンパニーによる調査結果では、デュアルライフの開始者は2011年の10万人アンダーから徐々に増加、いったん2016年に16.0万人水準へと低下したものの、近年は17~18万人程度を記録しています。

興味関心ありは14.0%!潜在層が約1,100万人
・デュアラー実態
【年代】
20代:29%
30代:29%
40代:13%
50代:14%
60代:15%

【世帯年収】
400万円未満:16%
400~600万円未満:18%
600~800万円未満:18%
800~1,000万円未満:14%
1,000~1,500万円未満:20%
1,500万円以上:14%

現在、2拠点生活を実践している1都3県在住の20~60代男女に対する調査結果から、その属性を分析すると、年代は20代と30代がそれぞれ29%と多くなっており、40歳未満が6割近い状況となっていました。

また世帯年収では、各クラスに同程度ずつ存在する結果となり、800万円未満で過半を占めるなど、決して富裕層に限らないものとなっていることが分かります。

・2拠点目との関係
【年間滞在日数】
20日以上30日未満:21%
30日以上60日未満:24%
60日以上90日未満:21%
90日以上120日未満:12%
120日以上180日未満:13%
180日以上:10%

【移動所要時間】
1時間未満:17%
1時間以上2時間未満:43%
2時間以上3時間未満:18%
3時間以上4時間未満:11%
4時間以上:12%

2拠点目の居住地がどのような関係のものになっているか調べた結果では、年間滞在日数で「30日以上60日未満」の人が最多の24%、次いで多いのは「20日以上30日未満」と「60日以上90日未満」の21%でした。月平均にして2~5日程度の滞在とする人が多いようです。

移動にかかる時間では「1時間以上2時間未満」が43%と突出して多く、「1時間未満」の人も17%みられました。2時間未満の近郊エリアを2拠点目とする人が、全体の約6割にのぼる計算となります。しかし「4時間以上」をかける人も12%みられ、かなり遠方との2拠点生活も不可能ではなくなってきていると考えられました。

・デュアルライフ実施/意向傾向
実施者:1.3%
意向者:14.0%
非該当者:84.7%

全国の20~60代男女に、デュアルライフ(2拠点生活)の実践について尋ねたところ、すでに実施している人は1.3%でしたが、「今後したいと考え具体的に拠点探しなどの行動をしている」、「具体的な行動には至っていないが今後したいと考えている」、「何となく興味がある/説明を見て興味を持った」のいずれかを選択した“意向あり”の人は、全体の14.0%にのぼっていることも明らかになっています。

14.0%という値を全国人口比で展開すると、約1,100万人になることから、一定の興味関心を持つ人は多く、今後「デュアラー」が増加、当たり前の時代になっていく可能性があると報告されました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社リクルート住まいカンパニー プレスリリース
https://www.recruit-sumai.co.jp/

PAGE TOP