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【pickupニュース】災害リスクで居住地候補を見直す人、約4人に3人の割合に

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リビン・テクノロジーズが住まいと災害の意識調査を実施
リビン・テクノロジーズ株式会社は11月27日、「居住地域の自然災害への強弱」をめぐる意識調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。近年、多発する地震や豪雨など、深刻な被害をもたらす自然災害を前に、人々の意識がどのように変化しているかをみることができます。

この調査は2018年10月4日~10月23日の期間、任意で回答するインターネットアンケートの方式で、「リビンマッチ」を利用する20歳以上の全国男女を対象に行われたものです。有効回答数は480でした。

・自宅種別
戸建て(持ち家):58.8%
マンション(持ち家):22.7%
戸建て(賃貸):3.3%
アパート・マンション(賃貸):10.0%
社宅・寮・官舎:1.3%
実家:4.0%

・居住地域の自然災害に対する強弱について
とても気にする:48.6%
やや気にする:40.2%
あまり気にしない:8.4%
まったく気にしない:2.9%

まず、調査対象者の自宅種別を調べると、「戸建て(持ち家)」が約6割と最多で、以下「マンション(持ち家)」、「アパート・マンション(賃貸)」など、上記のような割合となっていました。

次に、このうち自宅が持ち家または賃貸で、社宅や寮、官舎、実家などでない人を対象として、物件のある居住地域が自然災害に強いか弱いかをどの程度気にするか尋ねたところ、「とても気にする」という人が48.6%と、およそ半数にのぼったほか、「やや気にする」も40.2%と多く、「あまり気にしない」、「まったく気にしない」人は合計でも1割程度にとどまっていました。やはり災害に対する意識は、非常に高まっているといえそうです。

・気にしない理由
気にしても仕方ない:35.3%
今のところ大丈夫だから:31.4%
自分の住みたい家/地域に住みたいから:17.6%
先祖代々の土地だから:7.8%
改良工事や基礎工事をしっかりするので関係ない:3.9%
生まれ育った土地だから:2.0%
とくに理由はない:2.0%

多くの人が自然災害への強さを気にする中、逆に「あまり気にしない」、「まったく気にしない」とした人に、その理由を回答してもらったところ、「気にしても仕方ない」が35.3%と最多で、天災である以上どうしようもないと割り切って考える人が多いことが分かりました。

次いで多いのは「今のところ大丈夫だから」という31.4%で、自分事としてはとらえられていない人も少なくないことがうかがわれます。その他では、災害の強弱より「住みたい」かどうかを優先したいという人が17.6%、「先祖代々の土地だから」という人が7.8%などとなり、土地に対する愛着の方が、災害リスク意識よりも上回るタイプの人も一定数みられています。

リスクはハザードマップでチェック、災害に弱ければ考え直す人も多数
・居住地域の災害/過去に関する調査
災害経験の有無と過去の両方を調べる:39.6%
災害経験の有無を調べる:7.4%
過去何だったか調べる:14.1%
いずれも調べない:38.9%

一方、災害への強さについて「とても気にする」、「やや気にする」と回答した人に、居住地域についてこれまでの災害経験有無や、過去どのようなエリアだったかについて、調べるかどうかを尋ねると、「両方調べる」人と「いずれも調べない」人に二分され、それぞれ39.6%と38.9%で拮抗する結果となりました。

気にはなるものの、具体的に調べる行動に出ない人も多いことが分かるほか、調べる人は多角的かつ入念に調べる姿勢にあるようです。

・災害リスクの調査方法
ハザードマップで調べる:31.7%
不動産会社に聞く:25.2%
近所に聞く:24.5%
業者に頼む:21.5%
専門サイトで調べる:17.8%
検索エンジンで調べる:15.3%
古地図で調べる:13.6%
役所で調べる:11.1%
資料館で旧地名の由来を調べる:9.7%
親族に聞く:7.9%
法務局で旧地名を調べる:5.0%
とくに調べない:16.1%
その他:0.5%

居住地域の災害リスクについて、どうやって調べているかその方法を複数回答可で選択してもらうと、「ハザードマップで調べる」という人が最も多く、31.7%にのぼりました。公開情報である「ハザードマップ」の認知が高まり、まず確認する対象となってきていることが分かります。

次いで多かったのは「不動産会社に聞く」の25.2%で、3位は「近所に聞く」の24.5%、4位「業者に頼む」21.5%、5位「専門サイトで調べる」17.8%などとなりました。専門家に尋ねたり、居住経験の長い人に実際を尋ねたりしている人も多いようです。「検索エンジンで調べる」という回答もこれに続いており、現代の手軽で身近な方法として、インターネットを活用し調べる人も多くみられました。

「とくに調べない」という回答が16.1%にみられる一方、その他には「講演会等で勉強し確認した」といった回答もあったと報告されており、古地図の利用や役所・法務局への確認、図書館・資料館での旧地名由来調査などとともに、個人でもかなり本格的に調べ尽くす人もあるようです。

・気に入ったところが災害に弱い場合
諦めて他を探す:73.5%
改良工事や基礎工事を強化する:10.9%
近辺でましなところを探す:7.9%
気に入ってしまったから仕方ない:4.2%
とくに何とも思わない:3.5%

最後に、もし気に入ったところが自然災害に弱い地域だと分かった場合、どうするか尋ねると、「諦めて他を探す」人が73.5%と最も多く、およそ4人に3人の割合になっていました。次いで多いのは「改良工事や基礎工事をしっかりする」という10.9%ですが、「近辺でましなところを探す」という人も7.9%みられ、災害リスクに応じ、居住地域の選択検討を見直す人が非常に多くなっていることがうかがわれます。

「気に入ってしまったから仕方ない」、「とくに何とも思わない」人はいずれも5%未満で、気に入っていても自然災害に弱い地域には住みたくない、それだけ居住地域の選択では災害リスクを重視するという考えが広がっていることが明らかとなりました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)
(調査内容・リビンマッチ調べ)


▼外部リンク

リビン・テクノロジーズ株式会社 プレスリリース
https://www.lvnmatch.com/

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