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【pickupニュース】自宅運動の実施者は66%、活動量確保リフォームには全体が前向き

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住環境研究所が中高齢者の運動と住まいに関する調査を実施
積水化学工業株式会社住宅カンパニーの調査研究機関である株式会社住環境研究所の生涯健康脳住宅研究所は9月27日、「中高齢者の自宅における運動に関する意識・実態調査」を実施し、その結果をとりまとめて公開しました。同社らは、得られた結果をもとに、運動リフォーム商品や関連サービスの開発、暮らし方提案につなげていくことも視野に入れています。

今回の調査は、首都圏のセキスイハイムに入居する14,000人を対象に、2018年8月下旬~9月上旬、インターネット調査方式で実施、897件の有効回答を得たものとなっています。

・運動実施状況
定期的に運動:52%
定期的運動はないが身体を動かすようにしている:24%
スポーツや運動をすべきと思っているが何もしていない:22%
スポーツや運動に興味関心がない:2%

【70代以上】
定期的に運動:67%
定期的運動はないが身体を動かすようにしている:20%
スポーツや運動をすべきと思っているが何もしていない:11%
スポーツや運動に興味関心がない:1%

まず、運動の実施状況を調査したところ、全体で「定期的に運動」している人は52%、「定期的な運動習慣はないが、生活の中で身体を動かすようにしている」人が24%でした。一方で、「スポーツや運動をしなくてはと思っているが何もしていない」という人も22%みられています。

年齢別の分析では、40代以下で「定期的に運動」している人が34%と低く、「しなくてはと思っているが何もしていない」人が41%で最多となったのに対し、70代以上では「定期的に運動」している人が67%と7割弱にものぼっていました。定期的な運動習慣はないものの、「身体を動かすようにしている」という20%の人をあわせると、87%の人が身体を動かすことに積極的であることになります。

「定期的に運動」している人の割合は、年齢が上がるほどに増加する傾向があり、全体として若年齢層ほど、意識はあっても運動ができておらず、高齢層ほど実際に定期的な運動がなされていると分かりました。

・今後の運動意向
【今よりもっとスポーツや運動をしたいか】
はい:71%
いいえ:29%

【運動実施の有無別・運動量アップ意向ありの割合】
定期的に運動を実施:61%
定期的な運動なし、身体を動かすようにしている:81%
スポーツ・運動をすべきと思っているが何もしていない:88%

今後、今に比べてもっとスポーツや運動をしたいと考える人は、全体で71%を占めています。運動実施の有無別では、やはり現状で定期的な運動があまりできていない層ほど、意向が強いという傾向があらわれました。

・運動の重視点
無理なく続けられる:72%
身体面の効果が実感できる:66%
精神面での効果がより実感できる:39%
運動や身体を動かした結果が分かる:35%
こりがほぐれる、柔軟性が増すなど気持ちよく動ける:30%
体力や運動能力に自信がなくてもできる:28%
短時間や隙間時間でできる:27%
特定の場所にいかずとも自宅や職場など屋内でできる:25%
身体に負担が少ない:24%
運動を通じて仲間づくりが広がる:23%

今後、もっと運動していきたいと考える人を対象に、運動で重視するポイントを複数回答可で尋ねると、「無理なく続けられる」ことがトップの72%を占め、次いで「身体面で体力改善や健康維持などの効果が実感できる」ことが66%となりました。このトップ2が群を抜いています。

3位には「精神面でストレス解消などの効果が実感できる」ことの39%が入り、以下は「動かした結果が分かる」35%、「こりがほぐれる、柔軟性が増すなど気持ちよく動ける」30%などと続きました。

現状の運動実施有無で分析した結果からは、定期的な運動があまりできていない層で、とくに「無理なく続けられる」ことや、「隙間時間でできる」こと、「自宅や職場など屋内でできる」といった手軽にできることが重視されている傾向がうかがわれます。

自宅運動の場所はリビングが最多
・自宅での運動実施有無
あり:66%
なし:34%

・自宅(屋内)での運動実施場所
専用空間はないがリビングや和室などの一部で実施:83%
専用空間はないが廊下や階段ホールなどの一部で実施:11%
運動専用個室で実施:4%
その他:10%

自宅で運動しているかどうかの設問では、運動しているひとが66%で過半を占めていました。続けて自宅での運動実施場所を尋ねると、専用空間はなく「リビングや和室の一部」を利用している人が圧倒的に多く、全体の83%にのぼっています。

同じく専用空間はないものの「廊下や階段ホールなどの一部」を利用しているという人も11%みられました。こちらは、定期的な運動習慣はないものの、身体を動かすようにしていると回答した人で17%と全体よりも多い傾向になっています。

なお、「運動するための専用個室で実施」している人は、全体でも4%に限られ、少数派であることが判明しています。

・運動実施有無別リフォームの魅力度
【定期的に運動】
庭まわりのリフォーム:38%
断熱性能アップリフォーム:36%
玄関リフォーム:30%
空き部屋活用で運動空間などを確保するリフォーム:30%
運動に適した内装リフォーム:21%
2階空き部屋有効活用促進で移動を楽にするリフォーム:19%
フィットネス空間リフォーム:14%

【定期的運動なし、身体を動かすようにしている】
庭まわりのリフォーム:38%
断熱性能アップリフォーム:40%
玄関リフォーム:32%
空き部屋活用で運動空間などを確保するリフォーム:26%
運動に適した内装リフォーム:18%
2階空き部屋有効活用促進で移動を楽にするリフォーム:15%
フィットネス空間リフォーム:14%

【何もしていない】
庭まわりのリフォーム:38%
断熱性能アップリフォーム:37%
玄関リフォーム:31%
空き部屋活用で運動空間などを確保するリフォーム:33%
運動に適した内装リフォーム:24%
2階空き部屋有効活用促進で移動を楽にするリフォーム:19%
フィットネス空間リフォーム:15%

運動実施の有無別で、提示するリフォーム内容を魅力的だと思うかどうか尋ね、思うとした人の割合をまとめたところ、庭仕事をしやすくするような「庭まわりのリフォーム」は、いずれの層でも38%と安定した人気の高さがみられました。

「断熱性能をアップ」して家中を暖かくし、自由に動き回れるようにするリフォームは、定期的な運動はないものの身体を動かすようにしている層で人気が高く、40%が魅力的と回答しています。

玄関収納を増やし、運動やスポーツで用いる道具をしまいやすくしたり、靴の着脱サポートや玄関ステップの拡大で外出しやすい環境を作ったりする「玄関リフォーム」は、いずれの層でも3割程度の支持を集めました。

2階の空き部屋を運動できる空間とするため、床材の張り替えや空調設備、鏡やバーの設置を行う、趣味スペースへの改装を行うといったリフォームは、現在「何もしていない」層でとくに人気で33%となっています。

リビングの片隅などちょっとした運動が行えるスペースを床材交換などで作るといった「運動に適する内装リフォーム」も、「何もしていない」と回答した層で、他より支持が高く24%にのぼりました。

全体に日常生活の中で、活動量を確保しやすいようにするリフォームが魅力的と受け入れられており、「何もしていない」層で、とくに運動できる身近な空間づくりへの意向が高い傾向が確認されています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社住環境研究所 生涯健康脳住宅研究所 プレスリリース
https://www.jkk-info.jp/files/topics/93_ext_02_0.pdf

株式会社住環境研究所 ホームページ
https://www.jkk-info.jp/

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