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【pickupニュース】都心5区ビルの空室率、さらに低下で過去最低値目前

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三幸エステートが最新の「オフィスマーケットレポート」を公開
三幸エステート株式会社は8日、2018年2月分のデータを反映させた「オフィスマーケット調査月報・オフィスマーケットレポート」の公開を開始しました。千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区の東京都心5区や、全国6大都市の大規模ビル市況をみることができます。

・調査定義
大規模ビル:1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
現空面積:現在テナント未入居で契約後すぐ入居可能な面積の合計
募集面積:各統計日時点で公開されているテナント募集中面積の合計

なお、この調査における語句の定義は上記のようになっており、統計開始日は1994年1月1日です。

・都心5区大規模ビルの空室動向
空室率:1.25%(前月比-0.12ポイント)
現空面積:69,805坪(前月比-5,977坪)

2018年2月の東京都心5区における大規模ビル空室率は1.25%で、前月よりもさらに0.12ポイント低下しました。これで13カ月連続の低下になります。統計を開始してからの最低値である2006年7月の空室率1.20%に近い水準まで下がってきており、一層の需給バランスにおける引き締まりが確認されました。

現空面積も前月より約6,000坪減少し、7万坪台を割り込んでいます。2008年1月以来の低値で、ここ10年では最も品薄感が高まっているといえるでしょう。

賃料も再び上昇、一方で大量供給から募集面積は大幅増に
・都心5区大規模ビルの賃料動向
募集賃料:坪あたり27,990円(前月比+295円)
募集面積:334,069坪(前月比+17,068坪)

2018年2月における東京都心5区大規模ビルの募集賃料は、共益費込みで坪あたり27,990円となり、前月よりも上昇して28,000円台が間近となっています。27,000円台後半ながら、2カ月連続で微減となっていた傾向から、今回は再び上昇へと転じました。背景には既存ビルの募集面積低下をはじめとした、市場の強い品薄感があり、堅調なニーズと相まって賃料上昇につながったものとみられます。

一方、募集面積は前月より17,068坪増加し、334,069坪となりました。建築中ビルの募集面積が大幅に増えており、募集面積全体に占める割合も、2017年8月に比べ21%から41%にまで増加しています。来年の竣工予定ビルはもちろん、2020年の竣工を予定する物件でも募集活動が本格化してきており、今後3年間続くとされる大量供給の影響が、建築中ビルの募集面積増に現れ始めていることが特徴的な結果となりました。

・新築ビル空室率
2017年5月:28.73%
2018年2月:5.86%

今回の都心5区に関し、過去最低値に迫る水準まで空室率が低下した要因として、築1年未満の新築ビルにおける空室床の減少があることも報告されました。2017年前半まではまとまった面積の空室を抱えたまま竣工するケースが相次ぎ、新築ビルにおける空室率が5月で28.73%を記録するなど、高い水準となっていましたが、後半になって空室消化が急速に進み、最新データでは5.86%にまで低下しています。

企業業績の改善と雇用の拡大で続く堅調なオフィスニーズや、昨今拡大がみられるシェアオフィスも需要を後押しするものになっているとされ、今後も当面は需給の引き締まった推移が継続される見通しです。

ピックアップニュースは以上になります。
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今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は三幸エステート「オフィスマーケットレポート 東京都心5区大規模ビル」公開資料より)


▼外部リンク

三幸エステート株式会社 「オフィスマーケットレポート 2018年3月号 東京都心5区大規模ビル」 公開資料
http://www.sanko-e.co.jp/download_file/view/9053/2167

三幸エステート株式会社 ホームページ
http://www.sanko-e.co.jp/

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