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【pickupニュース】不動産の売り時感が価格上昇を背景にややアップ

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野村不動産アーバンネットが住宅購入に関する意識調査を実施
野村不動産アーバンネット株式会社は5日、不動産情報サイト「ノムコム」の会員を対象に実施した「住宅購入に関する意識調査(第14回)」の調査結果をとりまとめ、公開しました。

不動産購入を検討するノムコム会員に対し、年2回実施されている調査で、不動産市況についての考えなどを調査しています。今回の調査期間は2018年1月12日~1月18日、有効回答数は1,555人でした。

・不動産の買い時感
買い時だと思う:10.2%(前回比-0.5ポイント)
どちらかと言えば買い時だと思う:29.7%(前回比-0.7ポイント)
買い時だと思わない:38.9%(前回比+1.3ポイント)
わからない:21.2%(前回比-0.2ポイント)

不動産は今、買い時かどうかを尋ねた結果では、「買い時だと思う」、「どちらかと言えば買い時だと思う」の回答者を合計した値が39.9%となりました。前回に比べ1.2ポイント減少し、やや買い時感が低下しています。

・買い時だと思う理由
住宅ローンの金利が低水準:71.5%(前回比+0.8ポイント)
消費税の引き上げ予定:50.2%(前回比+7.2ポイント)
住宅ローンの金利が上がる見込み:26.1%(前回比+0.5ポイント)
不動産価格が上昇する見込み:17.4%(前回比-3.8ポイント)
ライフステージ上購入タイミング:16.8%(前回比-1.1ポイント)
税制などのメリットがある:15.8%(前回比-1.8ポイント)
景気改善:15.0%
不動産価格に割安感:12.3%(前回比-2.7ポイント)

買い時と判断した人を対象にその理由を尋ねると、住宅ローン金利の低水準さや消費税増税の予定など、上位に挙がる内容に変化はないものの、消費税増税を理由に選択した人は前回よりも7.2ポイント増加、時期が近づくことで、より強く意識されてきていることが明らかとなりました。

・買い時と思わない理由
不動産価格が高くなった:73.1%(前回比+6.9ポイント)
今後不動産価格が下がる:52.4%(前回比-3.1ポイント)
景気先行きが不透明:20.2%(前回比-6.7ポイント)
金利が下がる見込み:2.6%(前回比-0.2ポイント)

逆に買い時だと思わない人を対象に、その理由を尋ねた結果では、「不動産価格が高くなった」が圧倒的トップで、前回よりもさらに6.9ポイント増加、7割を超える人が理由としました。一方、景況を不安視する向きは下がってきています。

価格上昇で買い時から売り時意識へ変化
・今後の不動産価格について
上がると思う:23.1%(前回比+0.2ポイント)
横ばいで推移する:34.5%(前回比+3.0ポイント)
下がると思う:32.0%(前回比-2.4ポイント)
わからない:10.4%(前回比-0.8ポイント)

今後の不動産価格については、低下するとみる人が減少し、「横ばいで推移する」とした人が増加しました。「上がる」とした人の理由では、金融緩和と景気回復によるデフレ脱却感や、五輪開催に伴う価格上昇などがみられています。これに対し横ばいを予想した人からは、好景気の影響などプラス要因はあるものの、供給過多で横ばいになるといった声があがりました。「下がる」とした人の理由では、人口減少や少子高齢社会を見据えたものなどがあります。

・不動産の売り時感
売り時だと思う:20.3%
どちらかと言えば売り時だと思う:56.8%
どちらかと言えば売り時だと思わない:16.8%
売り時だと思わない:6.1%

現在、持家居住の回答者で売却意向がある人を対象に、今が不動産の売り時かどうかを尋ねたところ、「売り時」と思う人と「どちらかと言えば売り時」と思う人を合計した値が77.1%と多くを占め、前回よりもさらに1.3ポイント増加しました。売り時感が高まってきているようです。

・売り時だと思う理由
不動産価格の上昇:57.5%(前回比+9.8ポイント)
好条件での売却が期待できる:48.1%(前回比-3.3ポイント)
今後不動産価格が低下する:29.3%(前回比-6.7ポイント)
住宅ローンが低金利で買主が購入しやすい:25.9%(前回比-13.7ポイント)
ライフステージ上売却タイミング:22.9%(前回比-5.0ポイント)
消費税の引き上げ予定:18.4%(前回比-2.3ポイント)
景気が良いと感じる:15.0%(前回比+7.3ポイント)
売却に税制などメリットがある:3.0%(前回比-3.8ポイント)

売り時だと思う理由では、「不動産価格が上がったため」がトップで、前回に比較しても9.8ポイントと大幅に増加しました。価格の上昇が買い時感から売り時感へと意識を変化させているようです。前回39.6%で3位の回答数を集めた「住宅ローンが低金利で買主が購入しやすい環境だから」は、順位をひとつ下げたほか、13.7ポイントの減少と低下が顕著になっていました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

野村不動産アーバンネット株式会社 プレスリリース
https://www.nomura-un.co.jp/news/pdf/20180205.pdf

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