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【pickupニュース】17年8月の東京オフィス、空室率が3カ月ぶりに上昇

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三鬼商事が最新オフィスマーケットデータを公開
三鬼商事株式会社は7日、「オフィスマーケットデータ」を更新し、2017年8月分のデータ提供を開始しました。千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区を対象とする東京ビジネス地区(都心5区)をはじめ、全国主要都市の最新オフィスビル市況をみることができます。

・東京ビジネス地区オフィスビル空室率
全体平均:3.35%(前月比+0.13ポイント、前年同月比-0.55ポイント)
新築ビル:18.99%(前月比-6.50ポイント、前年同月比+2.41ポイント)
既存ビル:3.05%(前月比+0.18ポイント、前年同月比-0.50ポイント)

8月の全体平均空室率は、前月より0.13ポイント上がり、3カ月ぶりの上昇になりました。大規模ビル1棟を含めた新築ビルが満室や高稼働状態で竣工し、既存ビルにおける大型成約もみられた一方で、大型の空室募集が開始されるなど供給が増え、東京ビジネス地区全体の空室面積が、この1カ月間で約1万坪増加したことなどを背景に、空室率がやや悪化しています。

28棟が該当する新築ビルの空室率は、前月より改善、大規模ビル1棟を含む4棟が満室や高稼働での竣工を迎えたほか、竣工1年未満のビルで成約が進み、空室率低下につながりました。

一方2,554棟が該当する既存ビルでは、空室率が前月比プラスになっています。分室需要などでの大型成約があった一方で、大型の空室募集開始や新築ビルの移転に伴う解約などが響き、全体を押し上げる結果となりました。

賃料は44カ月連続の上昇
・東京ビジネス地区オフィスビル平均賃料
全体平均:坪あたり18,957円(前月比+41円、前年同月比+635円)
新築ビル:坪あたり27,024円(前月比-364円、前年同月比-1,028円)
既存ビル:坪あたり18,767円(前月比プラス30円、前年同月比+647円)

2017年8月の東京ビジネス地区における平均賃料は、前月より41円、0.22%の上昇、前年同月より635円、3.47%の上昇となり、2014年1月から44カ月連続での上昇を記録するものとなりました。一方、新築ビルでは前月比、前年同月比とも下落傾向がみられています。

・地区別空室率
千代田区:3.31%(前月比同値、前年同月比+0.05ポイント)
中央区:4.25%(前月比+1.07ポイント、前年同月比+0.69ポイント)
港区:3.86%(前月比-0.22ポイント、前年同月比-1.76ポイント)
新宿区:1.65%(前月比-0.03ポイント、前年同月比-0.97ポイント)
渋谷区:2.17%(前月比同値、前年同月比-0.31ポイント)

地区別に空室率をみると、千代田区と渋谷区は前月から横ばいで、中央区が悪化、港区、新宿区は改善になっています。中でも新宿区は1.65%と1%台半ばにも近づく、非常に低い数値となりました。

・地区別平均賃料
千代田区:坪あたり20,718円(前月比+41円、前年同月比+1,008円)
中央区:坪あたり17,300円(前月比+76円、前年同月比+372円)
港区:坪あたり19,412円(前月比+33円、前年同月比+521円)
新宿区:坪あたり16,558円(前月比+48円、前年同月比+891円)
渋谷区:坪あたり20,967円(前月比+122円、前年同月比+583円)

平均賃料は、前月比、前年同月比とも全地域で上昇になりました。前年同月との比較では千代田区の伸びが、前月との比較では唯一坪あたり100円以上の上昇となった渋谷区の伸びが目立っています。

ピックアップニュースは以上になります。
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今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は三鬼商事「オフィスレポート 東京ビジネス地区 2017年9月号」公開資料より)


▼外部リンク

三鬼商事株式会社 「オフィスレポート 東京ビジネス地区 2017年9月号」 公開資料
https://www.e-miki.com/market/prt/21_201709.pdf

三鬼商事株式会社 ホームページ
https://www.e-miki.com/

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