クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】新型コロナで20人に1人超は住宅ローンが支払えなくなっている!

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

マイホーム購入にあたっての資産状況をGOENが調査
GOEN株式会社(以下、GOEN)は19日、マイホームを購入した人、また購入を検討している人を対象とした「マイホーム購入」に関する最新調査を実施し、その結果をとりまとめて公開しました。

2020年は新型コロナウイルスの影響が各方面に及び、将来の見通しが立ちづらくなったという方も多かったと考えられます。憧れのマイホームも、購入後に不動産価値が大幅に下がってしまったら、住宅ローンが支払えなくなってしまったら、など大きな買い物であるだけに、さまざまな不安もつきものです。

また購入にあたっては、情報収集はもちろん、必要書類の準備や資金計画作成など、やるべきことが多くあります。今、マイホームを考える人、取得した人にとって、どんなことが大変と感じられているのか、社会情勢を含めた最新の生活者意識を知ることができる調査となりました。

調査は、2020年12月23日~2020年12月24日、地方在住の20代~40代でマイホーム購入を検討している既婚男女と、実際にマイホームを購入した既婚男女を対象に、ゼネラルリサーチ株式会社からモニター提供を受けて、インターネット・アンケート方式により実施されました。これにより1,128人から有効回答を得ています。

・住宅購入者の新型コロナ影響によるローン支払い状況
支払えなくなった:2.5%
銀行と相談し一定期間は減額してもらっている:2.9%
厳しくなったが支払えている:30.4%
難なく支払えている:64.2%

まず、マイホームを取得した人に、新型コロナの影響で住宅ローンの支払い状況に何らか変化があったか尋ねたところ、全体の2.5%の人が「支払えなくなった」と回答しました。また「銀行と相談し一定期間は減額してもらっている」という人も2.9%みられ、合計5.4%の人は返済できなくなっていると分かります。

支払えている人においても「厳しくなったが支払えている」が30.4%にのぼり、新型コロナがもたらした家計へのダメージの深刻さがあらためて浮き彫りになりました。

・マイホーム購入時に大変だったこと
住みたい場所の土地探し:25.8%
必要書類の収集・作成:19.6%
住宅ローンの審査:19.4%
パートナーとの意見のすり合わせ:18.2%
預金の準備:16.6%
担当者とのスケジュール調整:13.3%
施工会社選び:10.2%
特になし36.0%
その他:0.8%

マイホームを購入した際に、大変だったことがあれば教えてほしいと複数回答可で依頼すると、「住みたい場所の土地探し」を挙げた人が最も多く、全体の4分の1以上、25.8%にのぼりました。やはり立地は重要であり、住まいの拠点とする理想のエリアを予算とも相談しつつ、選定するのには苦労したという方が多かったようです。

2位は「必要書類の収集・作成」の19.6%、3位が「住宅ローンの審査」の19.4%でした。専門用語も多く、慣れない作業で緊張感を強いられ、煩雑となりやすい不動産関連の必要書類は、収集にも作成にも苦心する傾向があります。

住宅ローンの審査も、すんなりと通れば問題ありませんが、余裕のある資金計画となるよう、まだ見ぬ将来を見据えて考えていくことは、なかなか容易ではありません。

以下、4位に「パートナーとの意見のすり合わせ」の18.2%、5位「預金の準備」の16.6%などと続きました。3位の住宅ローン審査に続き、5位で預金として、資金面の問題がランクインしています。

購入後に気づいた失敗エピソードとしては、隣の家の間取りを考えて設計すべきだった、資金計画が綿密に立てられていなかったため住宅ローン返済に苦しんでいる、近隣住民の様子を把握していなかったといった声が寄せられました。

マイホームそのものに意識が集中しすぎ、隣の家との関係性や近隣環境、住民の様子などにまでは気が回らなかったという方が多く、住み始めてから後悔するはめになったというケースは少なくありません。また資金計画の甘さから、返済に苦しむことになる方も、一定数みられます。

・マイホーム購入前に準備しておいた方が良いと思うもの
貯金:71.1%
資金計画の作成:53.0%
希望条件の整理:52.5%
住みたい地域の見学:34.2%
パートナーとの意見のすり合わせ:33.4%
デザインやイメージの決定:28.3%
必要書類の用意:17.9%
マイホーム選びの専門家への相談:8.6%
その他:1.0%

マイホームを購入する前に準備しておいた方が良いと思うものを、上位3つまで回答してもらうと、「貯金」が71.1%と圧倒的に多く、トップになりました。いざというときに必要なのは余裕資金、十分な貯金があるかどうかということなのかもしれません。

2位も資金関連で「資金計画の作成」の53.0%でした。3位は「希望条件の整理」の52.5%となり、トップ3は過半の回答率になっています。これだけは譲れないという優先順位をしっかりつけ、予算と賢く照らし合わせながら、計画的に進めていくことが何より重要といえるでしょう。

以下、4位は「住みたい地域の見学」の34.2%、5位「パートナーとの意見のすり合わせ」の33.4%、6位「デザインやイメージの決定」の28.3%などとなりました。実際に見学して環境をチェックしたり、共にその空間で長く暮らしていくパートナーと十分に意思疎通を図っておいたりすることは、後の生活満足度にかかる重要なポイントになると考えられます。

購入不安のメインはローン返済など資金面
・マイホームの実購入にいたっていない理由
目標貯金額や収入に達していないから:33.5%
住みたい場所が決まらないから:31.2%
新型コロナの影響で家計ダメージを受けているから:12.5%
パートナーとの意見が一致しないから:10.0%
親や親戚に相談していないから:2.0%
その他:10.8%

続いて、マイホームの購入を検討しているものの、いまだ購入していない理由について尋ねると、「目標の貯金額や収入に達していないから」が33.5%でトップとなり、約3人に1人の割合になりました。2位は「住みたい場所が決まらないから」の31.2%です。

3位には今を象徴する回答として、「新型コロナの影響で家計がダメージを受けているから」の12.5%がランクインしました。マイホーム購入に向けて一歩ずつ計画を進めていたにもかかわらず、新型コロナで生活が激変し、それどころではなくなってしまったケースもあるとみられます。

・マイホームを購入する上での不安点
住宅ローンの返済:66.2%
希望条件との予算が合うか:49.8%
住みたい場所の土地が見つかるか:47.6%
将来の不動産価値が不透明:21.8%
新型コロナの影響で家計がどうなるか分からない:20.3%
理想の施工会社と巡り合えるか:20.1%
パートナーとの意見の不一致:14.9%
不安なことはない:3.4%
その他:1.3%

購入する上での不安点を複数回答可で選択してもらうと、「住宅ローンの返済」が最多で66.2%にのぼり、次いで「希望条件との予算が合うか」の49.8%が2位となりました。半数程度から過半の人は、資金面に不安を抱いていると分かります。

3位には「住みたい場所の土地が見つかるか」が47.6%でランクインしました。4位は「将来の不動産価値が不透明」の21.8%、5位が「新型コロナの影響で家計がどうなるか分からない」の20.3%です。

ここでも新型コロナの影響がみられ、世の中全体、市場全体が不透明感を増す中、先を見据えた決定がしづらくなっていること、資金面の問題と希望する住環境との兼ね合いを図りづらくなっていることがうかがわれました。

購入に際し「不安なことはない」とした人は、わずか3.4%で、人生の大きな決断でもあることから、何らか不安を感じている人がほとんどであることも分かります。

・マイホームの購入準備をしているか
はい:50.6%
いいえ:49.4%

・どのような準備をしているか
貯金:72.4%
希望条件の整理:36.8%
資金計画の作成:36.4%
住みたい地域の見学:28.7%
パートナーと意見のすり合わせ:28.3%
デザインやイメージの決定:22.4%
マイホーム選びの専門家への相談:11.4%
必要書類の用意:11.0%
その他:0.7%

マイホームについて、購入の準備をしているか検討中の人に尋ねた結果では、「はい」が50.6%で「いいえ」をわずかに上回りました。

具体的にどんな準備をしているか、「はい」とした人に尋ねたところ、「貯金」が72.4%で圧倒的トップになりました。何はともあれ、まず資金の準備と考える人が多くなっています。

2位は「希望条件の整理」の36.8%、3位が「資金計画の作成」の36.4%でした。これらの準備段階に来ている人は、かなり具体的に購入を見据えているものとみられます。

以下、「住みたい地域の見学」の28.7%、「パートナーと意見のすり合わせ」で28.3%「デザインやイメージの決定」の22.4%などと続きました。実際に地域を見学したり、具体的な希望条件の整理を行ったり、資金計画案を作ってみるなどすることにより、購入への不安も軽減していけるでしょう。

後悔のない、理想の住まいを手に入れるには、ひとつひとつ丁寧にステップを踏み進めていくことが重要であり、そのための準備行動も大切といえます。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

GOEN株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000057383.html

PAGE TOP