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【pickupニュース】ソニー銀行、住宅ローンで変動金利型利用者が増加と発表

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ソニー銀行が住宅ローン利用者の最新動向を公開
ソニー銀行株式会社(以下、ソニー銀行)は25日、2019年度に同行で住宅ローンを利用した顧客の動向をまとめた資料を公開しました。

なおソニー銀行は、今年8月に株式会社oricon MEが発表した2020年オリコン顧客満足度調査の住宅ローン部門で、10年連続の総合1位を獲得しており、消費者から高い評価を得て広く選ばれる住宅ローンを展開する金融機関として成長を続け、市場においても大きな存在感を放っています。

今回の集計調査は、2019年4月~2020年3月の1年間に、住宅ローンの借入があった顧客を対象とし、2020年3月31日時点のデータをもとに行ったものです。

・商品別利用動向
【新規購入】
変動セレクト住宅ローン:85%(前年度比+5ポイント)
住宅ローン:8%(前年度比-9ポイント)
固定セレクト住宅ローン:7%(前年度比+4ポイント)

【借り換え】
変動セレクト住宅ローン:67%(前年度比+27ポイント)
住宅ローン:23%(前年度比-34ポイント)
固定セレクト住宅ローン:10%(前年度比+7ポイント)

商品別で利用状況を分析すると、新規購入の場合「変動セレクト住宅ローン」を選んだ人が85%で圧倒的に多くなっていました。前年度に比較しても、さらに5ポイント増加しています。長引く低金利の影響が考えられ、変動金利の引き下げ幅が大きい同商品を好む傾向が強まっているようです。

残る15%の内訳では、「住宅ローン」が8%、「固定セレクト住宅ローン」が7%と、ほぼ半々になっていました。前年度には「住宅ローン」が17%を占め、「固定セレクト住宅ローン」は3%にとどまっていたことから、「固定セレクト住宅ローン」の利用が増えてきていると分かります。

借り換えの場合では、やはり「変動セレクト住宅ローン」が最も多いものの、その割合は新規購入より18ポイント低く、67%になっています。次いで多いのが「住宅ローン」で23%でした。借り換えにかかる諸経費が安価に済む点で支持されているとみられます。

2018年度は「住宅ローン」が約6割で最も多く、「変動セレクト住宅ローン」は4割であったため、今回トップ2が入れ替わる結果になりました。

2018年から取り扱いが開始となった「固定セレクト住宅ローン」の選択者も徐々に増えてきており、こちらは10%と前年度より7ポイント増加、全体の1割にまで伸びています。

・金利タイプ別利用動向
【新規購入】
変動金利:88%(前年度比+3ポイント)
固定金利(10年未満):3%(前年度比横ばい)
固定金利(10年):6%(前年度比-4ポイント)
固定金利(10年超):3%(前年度比+1ポイント)

【借り換え】
変動金利:74%(前年度比+16ポイント)
固定金利(10年未満):10%(前年度比横ばい)
固定金利(10年):11%(前年度比-13ポイント)
固定金利(10年超):5%(前年度比-3ポイント)

金利タイプ別でみると、新規購入の場合「変動金利」が88%で、全体の9割弱にのぼっています。「変動セレクト住宅ローン」を選択する場合、新規借り入れ時は変動金利のみの利用提供となることもあって、全体に占める割合が高くなったと考えられました。

またソニー銀行の場合、変動金利から固定金利への変更は手数料無料で手続き可能としているほか、翌月の金利を毎月中旬の段階で発表・公開しているため、借入時は変動金利でスタートし、翌月の金利をみて金利変更を行うかどうか判断する顧客も少なくないとされています。

前年度に比べると「固定金利(10年)」の利用者割合がやや低下し、4ポイント減って6%となっていました。「固定金利(10年未満)」、「固定金利(10年超)」は、それぞれ3%にとどまります。

借り換えの場合も、「変動金利」が74%で最も多くなっていました。前年度に比べても16ポイントアップ、利用者が多くなっています。「固定金利(10年未満)」が10%、「固定金利(10年)」が11%で拮抗し、前年度に比べると10年固定を選択する人の割合が大幅に減少していました。「固定金利(10年超)」は5%で、微減になっています。

金利上乗せのある特約付き団信が増加傾向、安心を求める新たなニーズ
・保障特約付き団体信用生命保険別利用動向
【新規購入】
がん団信50:67%
がん団信100:22%
3大疾病:10%
生活習慣病:1%

【借り換え】
がん団信50:52%
がん団信100:28%
3大疾病:18%
生活習慣病:2%

保障特約付きの団体信用生命保険別で利用動向を分析すると、新規購入、借り換えのいずれにおいても、金利の上乗せがない「がん団信50」が最多を占めるものの、新規購入では残る33%、約3人に1人が、借り換えでは48%と半数に迫る人が、金利上乗せのある何らかの特約付き団信を選択しており、保障の手厚い団信へのニーズが高まっています。

新規購入では「がん団信100」が22%、「3大疾病」が10%、「生活習慣病」は1%でした。借り換えの場合、「がん団信100」が28%、「3大疾病」が18%、「生活習慣病」が2%で、新規購入よりいずれも多くなっていました。

・借入金額別利用動向
【新規購入】
2,000万円未満:19%
2,000万円以上:23%
3,000万円以上:23%
4,000万円以上:18%
5,000万円以上:17%

【借り換え】
2,000万円未満:45%
2,000万円以上:37%
3,000万円以上:13%
4,000万円以上:3%
5,000万円以上:2%

借入金額別の利用状況をみると、新規購入の場合、物件価格も異なることから全体に分散傾向で、「2,000万円以上」、「3,000万円以上」がボリュームゾーンの各23%ですが、それ以外のクラスも2割弱ずつという結果になっています。

借り換えは返済が進んでいることもあり、「2,000万円未満」が最多の45%、「2,000万円以上」が続く37%で、3,000万円未満の人が8割超を占めていました。

・返済期間別利用動向
【新規購入】
20年未満:3%
20年以上:11%
30年以上:11%
35年:75%

【借り換え】
20年未満:28%
20年以上:55%
30年以上:17%

返済期間別では、新規購入の場合、75%が「35年」で利用しており、4人中3人がこれに該当しています。「20年以上」、「30年以上」がそれぞれ11%、「20年未満」は3%とわずかでした。

一方、借り換えのケースは返済が進んでいる人も多いため、「20年以上」が最多の55%、「20年未満」も28%にのぼっています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ソニー銀行株式会社 プレスリリース
「住宅ローンのお客さまのご利用動向に関するお知らせ」
https://sonybank.net/pdf/press200925_01.pdf

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