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【pickupニュース】20年6月の東京23区新築M、市場再始動で平均価格が上昇傾向

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マーキュリーが最新の東京23区新築マンション動向を発表
株式会社マーキュリーは16日、毎月独自調査により発表している、東京23区の新築分譲マンション最新動向データ、2020年6月実績分の速報値を公開しました。平均価格や坪単価、平均面積、供給戸数といったデータを見ることができます。

なお、今回は墨田区、品川区、江戸川区で対象となる新築供給がなく、データなしでの取り扱いとなりました。

・平均価格
【前年同月比差額トップ10】
渋谷区:1億7,450.2万円(前年同月比+6,200.6万円)
台東区:7,707.6万円(前年同月比+3,966.6万円)
杉並区:7,845.7万円(前年同月比+3,628.5万円)
中央区:9,626.5万円(前年同月比+2,568.4万円)
新宿区:9,536.7万円(前年同月比+2,197.3万円)
世田谷区:9,130,0万円(前年同月比+1,900.3万円)
葛飾区:6,540,0万円(前年同月比+1,839.7万円)
中野区:7,311,7万円(前年同月比+1,548.0万円)
千代田区:6,883.3万円(前年同月比+1,530.1万円)
大田区:4,811.3万円(前年同月比+1,083.6万円)
【前年同月比差額ワースト5】
豊島区:5,632.9万円(前年同月比-118.0万円)
足立区:4,251.0万円(前年同月比-350.2万円)
練馬区:4,324.0万円(前年同月比-587.5万円)
板橋区:4,692.1万円(前年同月比-1,224.0万円)
文京区:7,737.1万円(前年同月比-3,192.4万円)

2020年6月における平均価格は、前年同月比との差額でランキング化すると、渋谷区が6,200.6万円もの上昇で1億7,450.2万円となりました。前年同月も1億円超えでしたが、今回は「ザ・パークハウス渋谷南平台」の2億4,102.4万円という高い平均価格が全体を押し上げています。

2位は台東区で、前年同月より3,966.6万円上昇し、7,707.6万円でした。3位は杉並区の7,845.7万円、前年同月に比べると3,628.5万円の上昇になっています。4位は中央区で、前年同月より2,568.4万円上昇の9,626.5万円、5位が新宿区で2,197.3万円アップの平均9,536.7万円でした。

トップ5にランクインした区では、いずれも前年同月より2,000万円以上の平均価格上昇が記録されています。なお10位の大田区まで、トップ10入りした区では、前年同月より1,000万円以上の上昇になっていました。1,000万円を超える上昇は、11位の港区までが該当します。

1億円を超える平均価格は、トップの渋谷区と、11位の港区における1億2,207.7万円の2つで、これに続く9,000万円台が4位の中央区、5位の新宿区、6位の世田谷区の3つでした。

前年同月の平均価格と比べた差額によるランキングで、ワースト5となった区についてみると、最下位は文京区で、前年同月比3,192.4万円の下落になる7,737.1万円でした。ワースト2位は板橋区で、前年同月より1,224.0万円下落、4,692.1万円となっています。

1,000万円以上のダウンとなったのはこの2区で、ワースト5となった練馬区、足立区、豊島区までが前年同月比マイナスの水準でした。ワースト6位の目黒区は、前年同月より185.2万円の上昇となっており、これ以降は平均価格上昇となったため、全体では上昇傾向がやや強く出ているといえるでしょう。

葛飾区と江東区でまとまった新規供給
・平均価格上昇主要区の平均坪単価
渋谷区:769.6万円(前年同月・572.9万円)
台東区:431.6万円(前年同月・292.4万円)
杉並区:368.1万円(前年同月・386.5万円)
中央区:458.0万円(前年同月・382.5万円)
新宿区:490.1万円(前年同月・424.5万円)
世田谷区:403.5万円(前年同月・344.0万円)
葛飾区:296.1万円(前年同月・263.2万円)
中野区:377.3万円(前年同月・372.3万円)
千代田区:536.0万円(前年同月・418.1万円)
大田区:312.6万円(前年同月・385.8万円)
港区:581.7万円(前年同月・682.8万円)

平均価格が前年同月比で上昇した上位の区について、平均坪単価をみてみると、渋谷区は23区内で最も高い769.6万円になっていました。前年同月と比較しても200万円近くアップしています。台東区も150万円近いまとまった上昇で、431.6万円となっていました。

一方、杉並区はやや下げて368.1万円になっています。前年同月に比べると、余裕のある広さをもった物件が増えたと考えられるでしょう。渋谷区に次ぐ高さの港区は、前年同月より約100万円下落して581.7万円でした。平均坪単価3位となるのは千代田区の536.0万円で、こちらは前年同月より100万円超の上昇になっています。

・平均価格上昇主要区の平均面積
渋谷区:74.96平方メートル(前年同月・64.90平方メートル)
台東区:59.03平方メートル(前年同月・42.30平方メートル)
杉並区:70.47平方メートル(前年同月・36.10平方メートル)
中央区:69.48平方メートル(前年同月・61.00平方メートル)
新宿区:64.32平方メートル(前年同月・57.20平方メートル)
世田谷区:74.81平方メートル(前年同月・69.50平方メートル)
葛飾区:73.00平方メートル(前年同月・59.00平方メートル)
中野区:64.06平方メートル(前年同月・51.20平方メートル)
千代田区:42.45平方メートル(前年同月・42.30平方メートル)
大田区:50.88平方メートル(前年同月・31.90平方メートル)
港区:69.38平方メートル(前年同月・56.90平方メートル)

平均価格の上昇が目立った上位の区について、同様に平均面積をみていくと、いずれも前年同月並みからやや拡大され、ゆとりのある広さの物件が増加していました。とくに台東区や杉並区、大田区では15平米超のまとまった増加になっています。

平均面積の縮小がみられたのは、全体でも少数派で、主に平均価格が前年同月より下落した区で確認されました。板橋区や練馬区は20平米前後の縮小となっています。

・供給戸数上位トップ10
江東区:106戸(前年同月比-73戸)
葛飾区:102戸(前年同月比+99戸)
世田谷区:95戸(前年同月比+26戸)
中央区:71戸(前年同月比+46戸)
板橋区:61戸(前年同月比-6戸)
練馬区:50戸(前年同月比-30戸)
台東区:46戸(前年同月比-106戸)
大田区:41戸(前年同月比-126戸)
荒川区:41戸(前年同月比+14戸)
渋谷区:26戸(前年同月比-165戸)

2020年6月の供給戸数が多かった区をランキング化すると、江東区が最も多く106戸でした。次いで葛飾区の102戸、トップ2が3桁の新規供給になっています。3位は世田谷区の95戸で、4位に中央区の71戸、5位板橋区の61戸と続きました。

前年同月比からうかがえるように、まだまだどのエリアも供給戸数が多いとはいえませんが、新型コロナウイルスの感染拡大策として発令された緊急事態宣言が解除されたことにより、販売再開の動きが広がり、徐々に市場が動き始め、ある程度の供給数を記録する区も出てきています。

なお最も多かった葛飾区では、「アゼスト青砥2」の84戸が全体数を押し上げる要因になりました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社マーキュリーによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000119.000018769.html

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