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【pickupニュース】20年3月の東京ビジネス地区空室率、9カ月ぶりに微増

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三鬼商事が最新のオフィスビル市況を発表
三鬼商事株式会社は9日、2020年3月の全国主要都市におけるオフィスビルの市況調査結果をまとめた「オフィスマーケットデータ」を更新、資料提供を開始しました。東京ビジネス地区のほか、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、福岡の最新市場動向をみることができます。

・調査定義
東京ビジネス地区:千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区
新築ビル:調査月を含め過去12カ月間に竣工したビル
既存ビル:調査月の12カ月前までに竣工したビル

この調査における定義は上記のようになっており、東京ビジネス地区は上に挙げた都心5区を指しています。調査対象となるビルは、この地域内にある基準階面積100坪以上の主要貸事務所ビルで、新築ビルに該当するのは32棟、既存ビルが2,567棟、合計2,599棟でした。

・空室率動向
平均空室率:1.50%(前月比+0.01ポイント、前年同月比-0.28ポイント)
新築ビル:2.97%(前月比-0.98ポイント、前年同月比+0.07ポイント)
既存ビル:1.45%(前月比+0.03ポイント、前年同月比-0.29ポイント)

東京ビジネス地区の2020年3月時点における平均空室率は1.50%で、前月より0.01ポイント上昇、ごくわずかですが9カ月ぶりの悪化になりました。前年同月比では、なお0.28ポイントの低下で、ごく低い水準にあることは変わりありません。

新築ビルの空室率は2.97%と前月より0.98ポイント低下、3%を下回り、2019年6月以来の低さになっています。前年同月も非常に低い数値であったことから、こちらの比較では、0.07ポイントと小幅な上昇でした。大規模ビルを含む3棟が満室竣工となったほか、竣工1年未満のビルでも成約が進んでいます。

既存ビルは前月より0.03ポイント上昇し、1.45%となりました。前年同月比では0.29ポイントの低下で、需給の引き締まった低水準は維持しており、これで5カ月連続の1.5%未満を記録しています。前月比での上昇は、大型空室に募集開始がみられた一方、成約は小規模なものにとどまったことが主因です。

3月期には、新築ビル3棟が満室での竣工を迎えましたが、既存ビルで大型空室の募集開始といった動きがみられ、東京ビジネス地区全体で空室面積がわずかに増加しました。しかし現時点で市場の品薄感はなお強くあり、堅調な推移となっています。

賃料はさらに上昇傾向、75カ月連続のアップ
・賃料動向
平均賃料:月額坪あたり22,594円(前月比+46円、前年同月比+1,460円)
新築ビル:月額坪あたり31,684円(前月比+1,345円、前年同月比+1,330円)
既存ビル:月額坪あたり22,373円(前月比+42円、前年同月比+1,518円)

2020年3月の東京ビジネス地区における大規模ビル平均賃料は、共益費や消費税抜きの価格で、月額坪あたり22,594円となり、前月より46円、率にして0.20%、前年同月より1,460円、率にして6.91%の上昇になりました。22,000円台後半に突入した賃料の上昇はなおも緩やかに続き、これで75カ月連続のプラスとなっています。

新築ビルの賃料は、前月より1,345円、率にして4.43%、前年同月より1,330円、率にして4.38%、それぞれ上昇して、月額坪あたり31,684円になりました。まとまった上昇から31,000円を突破し、直近1年では最高値となっています。

既存ビルも前月比で42円、率にして0.19%、前年同月比では1,518円、率にして7.28%の上昇を記録、月額坪あたり22,373円となりました。昨年12月に22,000円台に突入して以降も、緩やかな上昇傾向を続けており、こちらも直近1年で最高の賃料水準になっています。

・区別の動向
【平均空室率】
千代田区:1.33%(前月比+0.04ポイント、前年同月比-0.48ポイント)
中央区:1.14%(前月比-0.01ポイント、前年同月比-1.12ポイント)
港区:1.70%(前月比-0.04ポイント、前年同月比横ばい)
新宿区:1.64%(前月比+0.03ポイント、前年同月比-0.02ポイント)
渋谷区:1.92%(前月比+0.05ポイント、前年同月比+0.89ポイント)

【平均賃料】
千代田区:月額坪あたり24,470円(前月比-110円、前年同月比+1,174円)
中央区:月額坪あたり20,196円(前月比-48円、前年同月比+856円)
港区:月額坪あたり23,090円(前月比+199円、前年同月比+1,855円)
新宿区:月額坪あたり19,986円(前月比+96円、前年同月比+1,325円)
渋谷区:月額坪あたり25,425円(前月比+67円、前年同月比+2,067円)

地区別に動向をみると、空室率では、渋谷区のみ前月比、前年同月比とも上昇、1.92%となりました。2%未満と、数値ではなおごく低い空室率ですが、5区中でも最も高い率になっています。逆に、中央区は前月比、前年同月比とも低下、1.14%と5区中の最低値になりました。

前月比で中央区とともに低下を記録したのは港区で、前年同月比は横ばいの1.70%でした。千代田区、新宿区は、それぞれ前月比が小幅に上昇、前年同月比では低下となっています。

賃料は、千代田区と中央区で前月比がマイナスになりましたが、それ以外はプラスとなり、前年同月比では全区が上昇していました。港区は、前月比で199円、前年同月比で1,855円とまとまった上昇になり、23,090円となっています。

5区のうち最も高かったのは、前年同月比で2,000円超のアップとなった渋谷区で、25,425円の高値でした。最も安いのは新宿区ですが、こちらも前月比で96円、前年同月比で1,325円の上昇となり、20,000円台が再び間近な19,986円になりました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は三鬼商事「オフィスマーケットデータ 2020年4月号 東京ビジネス地区」公開資料より)


▼外部リンク

三鬼商事株式会社 「オフィスマーケットデータ」東京ビジネス地区 資料提供ページ
https://www.e-miki.com/market/tokyo/index.html

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