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【pickupニュース】新型コロナ影響で引越し延期や内見中止が3割超

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GLIDEが春の引越しに対するCOVID-19の影響を調査
株式会社GLIDE(グライド)は27日、この春に引越しを予定する人を対象に、「新型コロナウイルスによる引越しへの影響に関する調査」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。各方面へと及ぶ市場低迷傾向は、不動産市場にも変化を与えつつあります。

この調査は、全国の18~39歳で、2020年2月~4月に引越し予定があった、またはある人を対象に、2020年3月24日~3月25日の2日間、インターネットアンケート方式で行い、男女合計400人から有効回答を得たものとなっています。

・新型コロナウイルス感染症流行による影響の有無
【全体】
あった:15.9%
少しあった:23.5%
どちらともいえない:14.5%
あまりなかった:14.9%
全くなかった:32.0%

【首都圏(1都3県)】
あった:22.2%
少しあった:24.4%
どちらともいえない:14.1%
あまりなかった:12.6%
全くなかった:26.7%

【近畿圏(2府2県)】
あった:12.3%
少しあった:27.7%
どちらともいえない:15.4%
あまりなかった:9.2%
全くなかった:35.4%

【それ以外の地域】
あった:12.0%
少しあった:21.9%
どちらともいえない:14.9%
あまりなかった:17.9%
全くなかった:34.5%

まず新型コロナウイルス感染症の流行により、自身の引越しに関して影響があったかどうかを尋ねると、全体では「影響があった」人が15.9%、「少し影響があった」人が23.9%で、合計39.0%の人に、いくらかの影響がみられていました。「全く影響はなかった」という人も3分の1程度あるものの、確実に行動変化が起きてきています。

地域別にみると、とくに首都圏の1都3県で影響が大きく、「影響があった」という人が他のエリアより約10ポイント高い結果となったほか、「影響があった」と「少し影響があった」の合計も46.7%と半数に迫る値になり、影響を受けている人が多い傾向にありました。

近畿圏の2府2県でも、影響を認める2項目合計は4割に達し、首都圏、近畿圏以外の地域に比べ、多くなっていましたが、「少し影響があった」との回答が多めで、首都圏と比較すると、自覚される影響度は限定的であるようです。

時期の見直しや非対面化傾向が進行
・具体的な影響内容(男性/女性)
引越し時期を延期した:37.9%(46.1%/30.6%)
物件内見の件数を減らした(行くのをやめた):33.1%(35.9%/30.6%)
引越し時期を早めた:21.0%(22.7%/19.4%)
引越し業者の見積もりを非対面で済ませた:15.8%(22.7%/9.7%)
物件選びの基準(優先度)が変わった:15.1%(16.4%/13.9%)
引越し(部屋探し)をやめた:6.3%(4.7%/7.6%)
その他:5.5%(3.1%/7.6%)

新型コロナウイルス感染症の広がりで、引越しへの影響が生じたとした人に、その具体的な内容を複数回答可で尋ねたところ、最多は「引越し時期を延期した」で全体の37.9%となりました。とくに男性で多く、46.1%にのぼっています。

2位は「物件の内見に行く件数を減らした、または内見に行くのをやめた」という回答で、33.1%となり、こちらも男性が5ポイント程度、女性を上回っていました。ただし女性限定で集計すると、1位の「引越し時期を延期した」と同率トップになり、意識する人の場合では、かなりの割合で内見を控えている可能性があると考えられます。

3位は「引越し時期を早めた」の21.0%で、4位が「引越し業者の見積もりを電話やオンラインのみの非対面で終わらせた」という15.8%でした。3位になった時期の前倒しは、比較的男女差が小さかった一方、4位の見積もり非対面化は、男性で圧倒的に多く、10ポイント以上の開きがみられます。

以下、「物件選びの基準(優先度)が変わった」という回答や、引越し(部屋探し)そのものを中止したという回答もみられ、地域差や個人差はあるものの、意識や動向に変化が生じていることが確認されました。

新型コロナウイルス感染症の流行で、引越しに関し、困ったことなどを自由回答で寄せてもらった中には、オーナーから下見の条件にマスク着用を提示されたものの、マスクが入手できず、結果として下見もできなかったのでその物件を諦めたという声や、内見物件の場所も不動産会社の店舗も換気が不十分な印象であったため、ほとんどをオンライン上での部屋探しとするしかなく不便だったという声がみられました。

また、フェリーなど引越し時の移動手段における感染リスクを怖れて時期を延期したり、引っ越すのをやめたりした人や、感染者が多く出ている都内から田舎の地方に引っ越そうかと考えるようになった人もありました。

全体に目立ったのは、人との接触を避け、内見回数を減らしたり、店舗に足を運ぶ頻度を最小限にしたりする傾向です。終息が見えない中、今後の市場に与える影響には注意が必要となるでしょう。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社グライドによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000040339.html

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