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【pickupニュース】M居住経験者、ほぼ全員にトラブル経験あり

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ジャストイットが分譲マンション居住に関するアンケート調査を実施
不動産情報メディア「なるほど!不動産売却」の運営を手がける株式会社ジャストイットは2月27日、分譲マンションの居住経験がある人を対象とした、住民トラブルなどに関するアンケート調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

マンションの場合、さまざまなバックグラウンドをもつ人々が、1つの建物を共有して生活を送っていくため、時には摩擦を生じ、トラブルに発展することがあります。よって購入前に起こりうるトラブルについて、知識をつけておくことも重要です。

今回の調査は、2020年1月29日~2月2日の期間、分譲マンションに住んだことのある全国男女を対象に、インターネットアンケート方式で行い、270人から有効回答を得ました。なお調査監修は、「住まいのアトリエ井上一級建築士事務所」の所長である井上恵子氏が行っています。

・マンショントラブル経験の有無
経験がある:95%
経験はない:5%

まず、全員にマンショントラブルを経験したことがあるか尋ねたところ、270人中250人、実に全体の95%が何らかのトラブルに遭ったことがあるとしました。

・マンショントラブルの種類と割合
騒音トラブル:220人
駐車場・駐輪場トラブル:139人
隣人トラブル:126人
ゴミ出しトラブル:120人
外国人住民トラブル:25人

具体的なトラブル内容としては、最も多いのが「騒音トラブル」で、220人にのぼっています。2位以下に大きく差をつける圧倒的な1位でした。一定程度の防音機能が搭載されていても、生活空間が隣接していることで、他人の音が気になってしまう人も多いとみられます。

2位は「駐車場・駐輪場トラブル」の139人でした。共用スペースとして、利用マナーなどが問題となりやすいところです。3位が「隣人トラブル」の126人、4位に「ゴミ出しのトラブル」120人となりました。これらがとくに多いマンショントラブルといえるでしょう。

トップ4に比べると少数ですが、「外国人住民とのトラブル」も25人で挙げられています。その他、住民同士のトラブルだけでなく、マンション部外者とトラブルになったというケースもありました。

トラブル相談は管理人・管理組合に行う人が約半数
・騒音トラブルの具体的内容
子どもの足音:94人
物音:66人
不明音:56人
話し声:46人
音楽の音量:36人
壁を叩く音:33人
洗濯機の回転音:22人
流水音:19人
その他:36人

最も多かった騒音トラブルについて、具体的な内容を尋ねた結果では、「子どもの足音が聞こえる」が最も多く、94人となっていました。コントロールしづらい子どもの生活音が、親への注意などを通じ、トラブルになっているケースが多いようです。

以下「物音がする」が66人、「何の音かは分からない」が56人、「話し声がする」で46人、「音楽の音量が大きい」の36人などと続いています。

・駐車場または駐輪場トラブルの具体的内容
駐車スペース数の不足:56人
無断駐車:53人
車体損傷:26人
盗難・車上荒らし被害:15人
その他:20人

駐車場や駐輪場でのトラブル経験者に聞いた具体的内容では、「駐車スペース数が足りない」ことによるものが56人、次いで「無断駐車された」が53人と多くなっていました。居住世帯数に対し、どうしても限定的で、不足しがちな駐車スペース数をめぐるトラブルが目立っています。

「車体損傷」や「盗難・車上荒らしに遭った」といった深刻な被害トラブルも一部で報告されています。

・隣人トラブルの具体的内容
タバコのマナーが悪い:41人
きちんと挨拶しない:36人
共有部分の使い方:35人
ペット飼育や躾の問題:23人
嫌がらせ:18人
その他:30人

3番目に多いとされた隣人トラブルについては、「タバコのマナーが悪い」が最多で41人となっています。近年は室内でタバコを吸わないようにする家庭が多く、喫煙者はベランダに出て吸うといったケースが増えており、これによって煙や灰の飛ぶ近隣の住民とトラブルになるといったケースが増えています。

2位以下には、「挨拶」や「玄関前や廊下などの共有部分の使い方」といった日常のマナー、コミュニケーションに関するものが挙げられました。また、ペット可のマンションも増加し、その「飼育や躾」マナーも問われるところとなっています。

・外国人住民トラブルの具体的内容
生活騒音が激しい:9人
ゴミの分別:7人
民泊利用の外国人の存在:7人
悪臭:3人
ペットの飼育や躾の問題:2人
その他:3人

全体における該当者数は少なかったものの、昨今注目されている外国人住民とのマンショントラブルについては、経験したことがあるという人の中で最も多かった内容が、「生活騒音が激しかった」で、9人となっていました。暮らしにおける文化・習慣の違いから、騒音が激しいとストレスに感じてしまうケースもあるようです。

次いで多いのは「ゴミの分別がきちんとなされない」と「民泊として利用する外国人がいた」の7人でした。ゴミの分別については、そもそもルールに対する共通理解をもてているかという問題があるでしょう。民泊をめぐる問題は、外国人に限らず、そうした経営利用で契約する日本人住民とのトラブルとしても発生しており、注意が必要になってきています。

・トラブルの相談相手
管理人/管理会社:49%
相談しない:23%
直談判:21%
警察:5%
不動産会社:約1%
弁護士:約1%

こうしたマンショントラブルが発生した際、誰に相談するか尋ねたところ、「管理人または管理会社」が最多で49%と約半数になりました。まずは管理会社などを頼る人が多いものの、住民同士での解決をと促す事業者もあるため、サポート状況などを購入前にチェックしておくことが勧められています。

2位は「相談しない」の23%で、やはりご近所まわりのことだからと我慢する人が多いことも分かりました。3位には「直談判」が21%でランクインしましたが、第三者を介しない手段は、さらに問題をこじらせてしまいがちです。第三者や専門家に頼ることを考えた方が良いでしょう。

・マンション選びにおけるトラブル回避のためのポイント
どんな住人が住んでいるか確認:136人
マンション管理会社を調べる:53人
管理状況を確認:39人
駐車場・駐輪場の確認:39人
防音程度を調べる:39人
ゴミ捨て場の確認:37人
マンション内ルールの確認:18人
過去のトラブルチェック:16人
掲示板チェック:12人
防犯セキュリティの確認:4人

マンショントラブルを経験した人に、あらかじめトラブルを回避するため、マンション選びで気をつけておくと良いと思うことを尋ねると、「どんな住人が住んでいるか確認する」が136人で圧倒的トップになりました。時間帯や曜日を変えながら下見をし、雰囲気をつかんでおくこと、近隣と顔見知りになっておくことは重要なポイントといえそうです。

住民同士で互いの理解を深め合い、コミュニティを醸成しておくことは、緊急災害時などのセーフティネットにもなり、プラスに働くことが多いと考えられますから、関係性の構築に努めることは大切にしたいですね。

2位には「管理状況」、「駐車場・駐輪場」、「防音の程度」を確認することがそれぞれ39人で挙げられています。いずれも基本的なポイントとして、日々の暮らしに大きく関わってくるところですから、丁寧に確認しておくことが必要といえます。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社ジャストイットによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000007.000052650.html

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