収益物件
2020/01/30
【pickupニュース】19年12月の首都圏賃貸、平米あたりの賃料が全体に上昇
日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!
・1戸あたりの成約賃料
【マンション】
首都圏全体:8.73万円(前年同月比-0.9%)
東京23区:9.94万円(前年同月比-0.5%)
東京都下:7.21万円(前年同月比-0.1%)
神奈川県:7.70万円(前年同月比-0.9%)
埼玉県:6.63万円(前年同月比-3.6%)
千葉県:6.83万円(前年同月比横ばい)
【アパート】
首都圏全体:6.13万円(前年同月比-4.1%)
東京23区:7.15万円(前年同月比-5.3%)
東京都下:5.71万円(前年同月比-5.1%)
神奈川県:6.02万円(前年同月比-0.8%)
埼玉県:5.19万円(前年同月比-1.7%)
千葉県:5.16万円(前年同月比-2.3%)
まず、1戸あたりの成約賃料をみると、マンションの首都圏平均は月額8.73万円で、前年同月より0.9%下落していました。3カ月連続のマイナスで、下げ幅はわずかですが、やや低下傾向にあります。
エリア別にみても、千葉県が前年同月比横ばいとなったのを除き、全エリアがマイナス水準でした。埼玉県は3.6%の下落で、6.63万円となっています。残る東京23区、東京都下、神奈川県は1%未満の下落で、マイナスとなったものの高水準を保ち、長い高騰傾向の中、コンパクト化による賃料抑制の動きが目立つ結果となりました。なお、東京23区は前年同月比0.5%の下落で、10万円をわずかに下回る9.94万円になっています。
アパートは首都圏平均が月額6.13万円で、前年同月より4.1%下落しました。アパートの成約賃料が首都圏平均でマイナスになるのは、これで11カ月連続のこととなります。こちらもコンパクト化による低価格化が顕著で、エリア別でも全エリアが前年同月比でマイナスになりました。
下げ幅が最も小さかったのは神奈川県で、前年同月より0.8%低い6.02万円です。逆に、最も下げたのは東京23区で、前年同月より5.3%安い7.15万円でした。東京都下も5%を超える5.1%の下落で、5.71万円となっています。
・平米あたりの成約賃料
【マンション】
首都圏全体:2,685円(前年同月比+0.5%)
東京23区:3,156円(前年同月比+0.6%)
東京都下:2,210円(前年同月比横ばい)
神奈川県:2,276円(前年同月比+2.5%)
埼玉県:1,792円(前年同月比-1.3%)
千葉県:1,903円(前年同月比-1.0%)
【アパート】
首都圏全体:2,350円(前年同月比+1.2%)
東京23区:3,022円(前年同月比+3.4%)
東京都下:2,158円(前年同月比+0.1%)
神奈川県:2,211円(前年同月比+1.9%)
埼玉県:1,753円(前年同月比+2.6%)
千葉県:1,764円(前年同月比+3.0%)
平米あたりの成約賃料を分析すると、マンションが首都圏全体の平均で2,685円となり、前年同月より0.5%の上昇、4カ月連続のプラスでした。エリア別にみた場合、埼玉県と千葉県が1%程度下げ、東京都下が横ばいになりましたが、東京23区と神奈川県では上昇となっています。
東京23区は、前年同月比で0.6%の上昇と、微増の3,156円ですが、神奈川県は2.5%の上昇でややまとまった伸びになり、2,276円となりました。1戸あたりの賃料は低下している一方、平米あたりでは都心近郊を中心に、引き続き緩やかな上昇基調にあることが分かります。
アパートは首都圏平均で、前年同月より1.2%上昇し、2,350円となりました。3カ月ぶりにプラスへと転じています。エリア別でも全エリアがプラス水準となり、1戸あたりの賃料が下落していた一方、平米あたりでは価値が高まっていることが確認されました。
東京都下は0.1%の上昇で、ほぼ前年並みの2,158円にとどまりましたが、東京32区では前年同月より3.4%上昇し、3,022円となっています。千葉県や埼玉県でも、それぞれ3.0%、2.6%の上昇がみられました。

新築マンション:10.29万円(前年同月比+1.2%)
中古マンション:8.63万円(前年同月比-1.0%)
新築アパート:7.61万円(前年同月比+0.8%)
中古アパート:6.01万円(前年同月比-4.0%)
新築と中古の別で首都圏の成約賃料動向をみると、マンション、アパートのいずれも新築が上昇し、中古が下落していました。新築マンションは前年同月比で1.2%のプラスに転じ、10.29万円と高水準になりました。東京都下や千葉県が2桁増で顕著に伸びています。一方、中古マンションは全体的にやや低下し、前年同月より1.0%安い8.63万円となりました。
新築アパートは埼玉県以外のエリアが全て上昇し、全体で前年同月より0.8%高い7.61万円になっています。価格上昇が目立ったのは東京都下で、前年同月を12.0%上回っていました。中古アパートは全エリアが下落し、全体も4.0%の低下となる6.01万円です。
面積帯別では、マンションが30平米未満のシングル向きで5カ月連続のプラスを記録しました。直近1年でも7月を除く全期間でプラスとなっており、コンパクトマンションの高値が続いています。これに対し、アパートは6カ月連続で全面積帯がマイナスになりました。アパート1戸あたりの成約賃料は全体に低下しているといえます。
・成約件数
首都圏全体:13,846件(前年同月比-17.1%)
東京23区:6,218件(前年同月比-19.1%)
東京都下:1,355件(前年同月比-12.6%)
神奈川県:3,658件(前年同月比-18.1%)
埼玉県:1,340件(前年同月比-8.8%)
千葉県:1,275件(前年同月比-16.6%)
2019年12月の首都圏における賃貸住宅の成約数は、合計で13,846件となり、前年同月より17.1%少なくなりました。20%を超える減少幅となった10月、11月に比べると、その幅は縮小されていますが、なお2桁減で13カ月連続のマイナスになっていました。成約の動きは低調さが目立っています。
エリア別にみると、埼玉県のみ10%未満の減少幅で8.8%のマイナスにとどまったものの、それ以外のエリアは全て2桁減となっていました。最も減少したのは東京23区で、前年同月より19.1%少ない6,218件にとどまっています。東京23区は全体に占める割合も高いため、合計をより押し下げる要因ともなりました。
・新築/中古別の成約件数前年同月比
新築マンション:-21.4%
中古マンション:-15.5%
新築アパート:-41.2%
中古アパート:-16.3%
新築と中古、マンションおよびアパートの別で、首都圏の成約数動向を前年同月比により分析すると、いずれも2桁減となりました。とくに中古物件がマンション、アパートとも15~16%になったのに対し、新築物件の減少が著しく、マンションで21.4%の減少、アパートで41.2%もの減少になっています。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像はプレスリリースより)
(調査内容・アットホーム調べ)
▼外部リンク
アットホーム株式会社 ニュースリリース(プレスリリース)一覧ページ
https://athome-inc.jp/news
今回ピックアップするニュースはこちら!
アットホームが最新の首都圏賃貸物件成約動向を発表
アットホーム株式会社は28日、同社の不動産情報ネットワークに登録されている、首都圏1都3県の居住用賃貸物件について、最新の成約動向を調査した結果を公開しました。今回の発表分は、2019年12月期のデータとなります。・1戸あたりの成約賃料
【マンション】
首都圏全体:8.73万円(前年同月比-0.9%)
東京23区:9.94万円(前年同月比-0.5%)
東京都下:7.21万円(前年同月比-0.1%)
神奈川県:7.70万円(前年同月比-0.9%)
埼玉県:6.63万円(前年同月比-3.6%)
千葉県:6.83万円(前年同月比横ばい)
【アパート】
首都圏全体:6.13万円(前年同月比-4.1%)
東京23区:7.15万円(前年同月比-5.3%)
東京都下:5.71万円(前年同月比-5.1%)
神奈川県:6.02万円(前年同月比-0.8%)
埼玉県:5.19万円(前年同月比-1.7%)
千葉県:5.16万円(前年同月比-2.3%)
まず、1戸あたりの成約賃料をみると、マンションの首都圏平均は月額8.73万円で、前年同月より0.9%下落していました。3カ月連続のマイナスで、下げ幅はわずかですが、やや低下傾向にあります。
エリア別にみても、千葉県が前年同月比横ばいとなったのを除き、全エリアがマイナス水準でした。埼玉県は3.6%の下落で、6.63万円となっています。残る東京23区、東京都下、神奈川県は1%未満の下落で、マイナスとなったものの高水準を保ち、長い高騰傾向の中、コンパクト化による賃料抑制の動きが目立つ結果となりました。なお、東京23区は前年同月比0.5%の下落で、10万円をわずかに下回る9.94万円になっています。
アパートは首都圏平均が月額6.13万円で、前年同月より4.1%下落しました。アパートの成約賃料が首都圏平均でマイナスになるのは、これで11カ月連続のこととなります。こちらもコンパクト化による低価格化が顕著で、エリア別でも全エリアが前年同月比でマイナスになりました。
下げ幅が最も小さかったのは神奈川県で、前年同月より0.8%低い6.02万円です。逆に、最も下げたのは東京23区で、前年同月より5.3%安い7.15万円でした。東京都下も5%を超える5.1%の下落で、5.71万円となっています。
・平米あたりの成約賃料
【マンション】
首都圏全体:2,685円(前年同月比+0.5%)
東京23区:3,156円(前年同月比+0.6%)
東京都下:2,210円(前年同月比横ばい)
神奈川県:2,276円(前年同月比+2.5%)
埼玉県:1,792円(前年同月比-1.3%)
千葉県:1,903円(前年同月比-1.0%)
【アパート】
首都圏全体:2,350円(前年同月比+1.2%)
東京23区:3,022円(前年同月比+3.4%)
東京都下:2,158円(前年同月比+0.1%)
神奈川県:2,211円(前年同月比+1.9%)
埼玉県:1,753円(前年同月比+2.6%)
千葉県:1,764円(前年同月比+3.0%)
平米あたりの成約賃料を分析すると、マンションが首都圏全体の平均で2,685円となり、前年同月より0.5%の上昇、4カ月連続のプラスでした。エリア別にみた場合、埼玉県と千葉県が1%程度下げ、東京都下が横ばいになりましたが、東京23区と神奈川県では上昇となっています。
東京23区は、前年同月比で0.6%の上昇と、微増の3,156円ですが、神奈川県は2.5%の上昇でややまとまった伸びになり、2,276円となりました。1戸あたりの賃料は低下している一方、平米あたりでは都心近郊を中心に、引き続き緩やかな上昇基調にあることが分かります。
アパートは首都圏平均で、前年同月より1.2%上昇し、2,350円となりました。3カ月ぶりにプラスへと転じています。エリア別でも全エリアがプラス水準となり、1戸あたりの賃料が下落していた一方、平米あたりでは価値が高まっていることが確認されました。
東京都下は0.1%の上昇で、ほぼ前年並みの2,158円にとどまりましたが、東京32区では前年同月より3.4%上昇し、3,022円となっています。千葉県や埼玉県でも、それぞれ3.0%、2.6%の上昇がみられました。

成約件数は13カ月連続の減少に
・新築/中古別平均成約賃料新築マンション:10.29万円(前年同月比+1.2%)
中古マンション:8.63万円(前年同月比-1.0%)
新築アパート:7.61万円(前年同月比+0.8%)
中古アパート:6.01万円(前年同月比-4.0%)
新築と中古の別で首都圏の成約賃料動向をみると、マンション、アパートのいずれも新築が上昇し、中古が下落していました。新築マンションは前年同月比で1.2%のプラスに転じ、10.29万円と高水準になりました。東京都下や千葉県が2桁増で顕著に伸びています。一方、中古マンションは全体的にやや低下し、前年同月より1.0%安い8.63万円となりました。
新築アパートは埼玉県以外のエリアが全て上昇し、全体で前年同月より0.8%高い7.61万円になっています。価格上昇が目立ったのは東京都下で、前年同月を12.0%上回っていました。中古アパートは全エリアが下落し、全体も4.0%の低下となる6.01万円です。
面積帯別では、マンションが30平米未満のシングル向きで5カ月連続のプラスを記録しました。直近1年でも7月を除く全期間でプラスとなっており、コンパクトマンションの高値が続いています。これに対し、アパートは6カ月連続で全面積帯がマイナスになりました。アパート1戸あたりの成約賃料は全体に低下しているといえます。
・成約件数
首都圏全体:13,846件(前年同月比-17.1%)
東京23区:6,218件(前年同月比-19.1%)
東京都下:1,355件(前年同月比-12.6%)
神奈川県:3,658件(前年同月比-18.1%)
埼玉県:1,340件(前年同月比-8.8%)
千葉県:1,275件(前年同月比-16.6%)
2019年12月の首都圏における賃貸住宅の成約数は、合計で13,846件となり、前年同月より17.1%少なくなりました。20%を超える減少幅となった10月、11月に比べると、その幅は縮小されていますが、なお2桁減で13カ月連続のマイナスになっていました。成約の動きは低調さが目立っています。
エリア別にみると、埼玉県のみ10%未満の減少幅で8.8%のマイナスにとどまったものの、それ以外のエリアは全て2桁減となっていました。最も減少したのは東京23区で、前年同月より19.1%少ない6,218件にとどまっています。東京23区は全体に占める割合も高いため、合計をより押し下げる要因ともなりました。
・新築/中古別の成約件数前年同月比
新築マンション:-21.4%
中古マンション:-15.5%
新築アパート:-41.2%
中古アパート:-16.3%
新築と中古、マンションおよびアパートの別で、首都圏の成約数動向を前年同月比により分析すると、いずれも2桁減となりました。とくに中古物件がマンション、アパートとも15~16%になったのに対し、新築物件の減少が著しく、マンションで21.4%の減少、アパートで41.2%もの減少になっています。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像はプレスリリースより)
(調査内容・アットホーム調べ)
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