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【pickupニュース】日本発のアジアアウトバウンド投資が急増

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CBREが日本のアウトバウンド不動産投資に関するレポートを発表
世界最大級の事業用不動産サービスおよび投資顧問事業を手がける米・ロサンゼルスのCBREグループにおける日本法人で、不動産賃貸・媒介仲介サービスをはじめ、さまざまな不動産関連のサービスを全国規模で展開する法人向け不動産ソリューション・プロバイダーのシービーアールイー株式会社(CBRE日本法人)は15日、「日本発のアウトバウンド不動産投資 2019上期」のレポートを公開しました。

この調査レポートは、国内投資家による既存物件への直接投資に加え、国内機関投資家の動向や不動産開発動向などをまとめたものとなっており、市場の最新動向をつかむことができます。

・日本発のアウトバウンド投資
上半期投資額:19億ドル(前年同期比約3倍)

【地域別投資比率】
太平洋地域:1%未満
アジア:約48.9%
欧州:約3.5%
南米:1%未満
北米:約47.4%

2019年上半期の日本の投資家によるアウトバウンド不動産投資額は19億ドルで、前年同期に比べ約3倍と大幅に増加しました。地域別に直接投資の投資額および全体における比率をみると、最も多かったのはアジア地域の約48.9%、9.3億ドルで、次いで多いのが北米(米州)の約47.4%、投資額で9億ドルでした。

欧州への投資も5%未満でみられますが、オーストラリアやニュージーランドといった太平洋地域、南米地域への投資はほぼみられません。

米州を上回り、最多額の投資先となったアジア域内では、これまでシンガポールや韓国への投資がメインだったのに対し、今回は中国における投資が拡大しているという特徴があります。

不動産ファンドの投資額が急増、2005年以来最大に
・投資家主体別投資額
個人投資家ほか:100万ドル未満
ファンド:8億2,000万ドル
事業会社:約200万ドル
建設会社:約1,000万ドル
不動産会社・商社:約9億7,000万ドル

2019年上半期における日本からのアウトバウンド投資について、投資家主体別の額をみると、最も多くを占めるのは不動産会社・商社で約9億7,000万ドルですが、それに匹敵して多かったのが不動産ファンドです。その額は8億2,000万ドルに及び、半期の投資額として2005年以来最大になりました。

デベロッパーや商社が組成した新規ファンドが機関投資家による投資資金の受け皿となり、ファンドの取得が増加したとみられています。

また、投資委託先である主要ゲートキーパーの動向から、機関投資家によるファンド、ファンド・オブ・ファンズでの投資などを通じた間接投資については、2018年以降で70億ドル超にのぼると推計されました。

海外へのビジネス拡大意欲や、インカムリターンを求める機関投資家が、不動産投資でこれまで以上に地域的多様性を追求するようになっていることから、今後も日本発のアウトバウンド投資は伸びていくと予想されています。一方で景気後退への懸念から、やや慎重になる機関投資家もあるため、拡大ペースが鈍化する可能性も否定できず、注視が必要だとの分析もなされました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

シービーアールイー株式会社 ニュースリリース(プレスリリース)
https://www.cbre.co.jp/

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