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【pickupニュース】ビッグターミナル駅ユーザーの居住駅調査、隣接エリアが上位に

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LIFULLがビッグターミナル駅の通勤・通学客における居住状況を調査
株式会社LIFULLは11日、東京都内にある主要ターミナル駅に通い、日々通勤・通学を行っている人々を対象とした「どこの駅から通ってるの?ランキング」を作成、その結果を公開しました。

この調査は、日に100万人を超える利用者があるビッグターミナル駅の東京駅(約101万人)、新宿駅(約260万人)、渋谷駅(約143万人)、池袋駅(約210万人)の4つを対象駅に選定し、これらの駅を日々使っている通勤・通学客が、どこに居住してどうアクセスしているのかを可視化することを目指したものです。

これらビッグターミナル駅には、JRや私鉄、地下鉄、路線バスなどはもちろん、特急や新幹線、高速バスなど遠方からアクセスする交通機関も多く乗り入れていることから、100キロメートルを優に超える領域をカバーした集客があるとされ、その通勤・通学客の居住状況は、ライフスタイル傾向や市場の注目エリアなど、不動産ニーズを考える上で、大いに参考になる知見をもたらしてくれるでしょう。

調査は株式会社NTTドコモ・インサイトマーケティングの協力を得て、「モバイル空間統計」および「di-PiNK」を用いて行われました。期間は2018年11月1日~11月30日、乗換回数や時間については、「駅すぱあと」を手がける株式会社ヴァル研究所のシステムが採用されています。

なお、居住駅については、居住エリアからおおよそ1キロメートル以内の駅として定義していることから、複数の居住駅が推定される場合があり、これによる結果への影響を軽減させる観点から、近距離駅については一定の条件をもってまとめた上でランキング化が図られました。

・東京駅に通う人の居住駅ランキング
1位 清澄白河:2,312人
2位 森下:2,041人
3位 神楽坂/牛込神楽坂:2,036人
4位 江戸川橋:2,029人
5位 飯田橋:1,908人

【エリア区分割合】
周辺駅:約40%
城北・城東エリア:約30%
城南・城西エリア:20%
湾岸エリア、神奈川県、千葉県:約10%

まず、大手町や丸の内、八重洲を含む日本最大のビジネス街のターミナル駅として、有名企業オフィスの就労者も多く利用する東京駅ですが、1位は「清澄白河」駅の2,312人でした。江東区にある同駅は、東京駅にも比較的近く、5~10キロメートル圏内にあります。高層マンションも多く建設されており、職住近接で居住しているようです。

2位はトップの清澄白河駅からの最寄り駅になる、「森下」駅の2,041人で、やはりこちらも東京駅に比較的近い駅です。3位は「神楽坂/牛込神楽坂」駅の2,036人、4位「江戸川橋」の2,029人などと続きました。神楽坂や江戸川橋などは、東京駅周辺にダイレクトアクセス可能な都心隣接住宅の充実したエリアとして人気もあります。

一方、東京駅周辺以外の上位駅には、城北・城東エリア、湾岸エリア、神奈川県、千葉県の駅なども見受けられました。この結果は首都圏のさまざまなエリアから、遠距離通勤も比較的快適に行える東京駅ならではといえるでしょう。

周辺駅からの利用客は全体の約40%となり、東京駅エリアの就労者は、比較的高年収世帯であることも多く、より東京駅に近い居住が可能で、近距離駅が上位を占めたとも考えられました。

・新宿駅に通う人の居住駅ランキング
1位 中野富士見町:2,101人
2位 新中野:1,825人
3位 東高円寺:1,615人
4位 中野新橋:1,596人
5位 高円寺:1,473人

日本最大の乗降客数を誇る新宿駅では、1位が「中野富士見町」駅の2,101人でした。中野区に位置し、丸ノ内線が利用できる新宿駅西側エリアの駅で、周辺に公園や学校も多く、若年層にとっても住みやすい街が広がっています。新宿駅にも近く、3キロメートルほどのところにある利便性の高さがあります。

2位は「新中野」駅の1,825人、3位は「東高円寺」駅で1,615人と続きました。これらも中野富士見町駅から近い新宿駅西側エリアで、新宿駅利用者の人気が集中していることがうかがわれました。

こうした中野区などの上位駅エリアは、新宿駅への良好なアクセスを確保しつつも、大規模な商業施設やオフィスビルが少なく、比較的狭い範囲に閑静な住宅地が形成されている傾向が強く、庶民的な商店街も各地に残るなど、生活コスト面でも暮らしやすいエリアです。

全般にターミナル駅でも隣接エリアが人気、池袋では東武線沿線と西武線沿線が拮抗
・渋谷駅に通う人の居住駅ランキング
1位 三軒茶屋:2,189人
2位 西太子堂:2,041人
3位 若林:1,680人
4位 明大前:1,674人
5位 新代田:1,533人

渋谷駅では、1位が「三軒茶屋」駅の2,189人で、それに次ぐ2位が東急世田谷線の「西太子堂」駅の2,041人、3位は「若林」駅の1,680人となっていました。

渋谷駅の東側は、山手線内側エリアで、青山や表参道など高級住宅地とオフィス・商業施設の集積地となるため、必然的に居住エリアとしては西側が多くなり、これらの駅が上位になったとみられます。

三軒茶屋駅は渋谷駅まで約3.4キロメートル、10分程度でアクセス可能となっているほか、周辺は新しい飲食店や商業施設と下町風情ある街並みが混在するエリアで、住みやすさでも定評があります。

上位には、東急世田谷線と田園都市線の沿線駅が多くランクインしましたが、二子玉川や鷺沼、たまプラーザ、青葉台などより物理的に渋谷や都心へ近く、コストパフォーマンスにも優れるという点で、とくに世田谷区若林・代田エリアが目立つ結果となりました。

それ以外では、明大前駅や新代田駅が4位、5位と続くように、京王井の頭線など京王線沿線の人気が高く、これらの駅も比較的リーズナブルで都心に近い渋谷寄りと、利便性が評価されていると考えられました。

都内東側の城東・城北エリアや千葉県、埼玉方面からのアクセスはごく限定的で、近隣の城南・城西エリア、または神奈川県、東京市部エリアからの利用が多いのが、渋谷駅の特徴とみられています。

・池袋駅に通う人の居住駅ランキング
1位 中板橋:2,723人
2位 大山:2,495人
3位 板橋区役所前:2,382人
4位 ときわ台:2,144人
5位 上板橋:2,007人

ビッグターミナル駅としての機能に加え、埼玉県方面や北関東エリアからの東京の玄関口としても大きな役割を発揮している池袋駅では、ここを経由して都心方面にアクセスする乗換駅としての利用も多くなっていると考えられ、遠方からのアクセスの多さも見込まれましたが、実際には他のビッグターミナル駅と同様、所要時間30分以内の近隣駅が上位を占めました。

1位は東武鉄道東上本線、板橋区弥生町の「中板橋」駅で2,723人となっています。スーパーなどの商業施設、活気のある商店街など買い物に便利で、アットホームな住みやすさが支持され、医療環境も充実した安心度の高さもポイントになっています。

2位には、同じく東武鉄道東上本線の沿線駅「大山」駅が2,495人でランクインしました。3位が「板橋区役所前」の2,382人、4位「ときわ台」の2,144人、5位「上板橋」の2,007人と続きます。

こうした上位をみると、東武東上線沿線の駅における人気が高く、西武池袋線沿線の駅はあまり見受けられません。これは、西武線沿線の場合、主に所沢や多摩湖周辺、大泉学園など池袋からやや距離のあるエリアでの開発が計画的かつ優先的に進んだ歴史的経緯によると考えられ、利便性とアクセスの良さからこの結果が導かれたものとみられています。

ただし上位100駅の登場度でみると、東武線、西武線の駅数は拮抗しており、都営地下鉄や東京メトロの利用は少なくなっていることから、池袋駅利用者の場合、東武線沿線と西武線沿線からのアクセスが圧倒的多数であることも判明しました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社LIFULL プレスリリース
https://lifull.com/news/15294/

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