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【pickupニュース】マンション耐震性、若年層がより厳しく問う姿勢

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リニュアル仲介がマンションの耐震性に関する購入意識調査を実施
住宅購入検討者向けサービス「物件提案ロボ」の提供などを手がけるリニュアル仲介株式会社は8月30日、同サービスの利用者を対象とした「マンションの耐震性に関するアンケート」を実施し、その結果をとりまとめて発表しました。住宅購入時の中古マンションにおける耐震性について、現在の一般生活者がどのような意識をもっているか、その傾向をみることができます。

この調査は2019年8月22日~8月24日の期間、全国の「物件提案ロボ」ユーザーを対象に、インターネットアンケート方式で行われたもので、501人から有効回答を得ています。

近年は、リノベーションに対する注目の高まりや不動産価格の高騰などを受け、新築一辺倒だった時代から消費者意識にも変化が生じ、中古物件の購入も合理的な一選択肢として、積極的に検討されるようになってきました。

一方で住宅性能などに関し、中古住宅ゆえの不安も依然根強くあり、中でも日本は地震大国であることから、耐震性は気になる代表的ポイントとなっています。そこでリニュアル仲介では、今回の調査を実施しました。

・旧耐震基準マンションはいつ以前の建築確認申請か知っている
はい:58.3%
いいえ:41.7%

【年代層別・20~30代】
はい:59.1%
いいえ:40.9%

【年代層別・40代以上】
はい:57.7%
いいえ:42.3%

まず、建築確認申請が何年何月より以前のものとなっている場合に、その物件が旧耐震基準のマンションに該当するかを理解しているかどうか調査したところ、知っている人は58.3%でした。知らない人を15ポイント強上回ったものの、比較的認知が進んでいるとみられた旧耐震基準の建築時期について、理解していない人がまだ4割を超えています。

年代層別分析の結果でも大きな差はみられず、認知度は6割弱となっていました。なお1981年6月以前が旧耐震基準で、完成年が1982年以降であっても、これ以前に建築確認が行われている物件は、旧耐震基準のマンションに該当します。

立地が良くても旧耐震基準物件は避ける人が多数
・マンション購入時の立地と耐震基準に関する考え方
立地が良ければ旧耐震基準マンションでも構わない:24.0%
立地が良くても旧耐震基準マンションは避ける:76.0%

次に、マンションを購入時における立地と耐震基準についての意識を問うべく、自身が購入すると仮定した場合の考え方を選択してもらうと、「立地が良ければ旧耐震基準のマンションでも構わない」とした人は、全体の24.0%にとどまり、76.0%はたとえ立地が良くても避けると回答しました。

具体的な年月に関する認知度と比べ、耐震基準の新旧を立地以上に気にする人はより多く、4分の3強が重視しています。

・「旧耐震物件は避ける」の年代別回答率
20代:100.00%
30代:81.58%
40代:76.67%
50代:65.96%
60代以上:81.25%

「立地が良くても旧耐震物件のマンションは避ける」と回答した人の割合を年代別でみると、20代は100%で、立地の方を重視する人はみられませんでした。50代までは若年層ほど避ける傾向が強く、30代で81.58%、40代で76.67%と年代が上がるにつれて回答率が低下、50代では65.96%にまで下がり、立地が良ければ旧耐震基準の物件でも構わないと考える人も増えています。

60代以上になると、再び耐震性を意識する傾向が強まり、81.25%の人が「避ける」と回答、30代と同水準になっていましたが、およその傾向としては、若い世代ほど地震リスクを考える、住宅の耐震性能に厳しい目を向けていることが明らかとなりました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

リニュアル仲介株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000016379.html

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